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    <title>地中海ブログ</title>
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    <description>地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。</description>
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    <title>ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その3：建築と彫刻と：動く事、動かない事</title>
    <description>前回のエントリ、ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その2：ジャコメッティ(Giacometti)の間はちょっと凄いの続きです。



長い回廊空間を巡った末に辿り着いたジャコメッティの間。「いつまでもココに居て彫刻を見ていたい」、正にそんな感動を我々...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回のエントリ、<a href="../?eid=1170670" target="_blank">ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その2：ジャコメッティ(Giacometti)の間はちょっと凄い</a>の続きです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534148.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>長い回廊空間を巡った末に辿り着いたジャコメッティの間。「いつまでもココに居て彫刻を見ていたい」、正にそんな感動を我々に抱かせてくれる空間的質がここにはあります。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534149.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>暖かみのある木とのコンビネーションを巧く生かした階段なんかも非常に良くデザインされています。少しの間ここに佇み、2階から行き交う人々を観察していたら面白い事に気が付きました。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534150.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この空間から見える素晴らしい風景をカメラに収めようと、訪問者の人達がガラスに近寄りシャッターを切るという行動が随時観察されたんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534151.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>その様な行為を後方から見ていた僕の目には、彼らの姿とジャコメッティの彫刻が重なり、あたかも一つの風景の中に2つの彫刻が存在しているかの様に見え始めました：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534152.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>‥‥彫刻の本質とは「動く事」にあります。何故なら彫刻は動かないからです。つまり動かないからこそ、如何にして動きを創り出すか、動きを表現するかという事が彫刻にとって本質的な問題として浮上してくるんですね。



<br><br>反対に建築とは人々がその空間の中を動き回る事によって成り立つ芸術です。つまり建築においては人々が動き回るという事を前提にして創られるので、その命題は必然的にどうやって空間的な「忘れられないワンシーン」を創り出すか、それらの風景を訪問者の心の中に刻み付けるかが命題となる訳です。この辺の事についてはベルニーニの彫刻を例に出しながら以前のエントリでこんな風に書きました：<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534394.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"> <br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「‥‥彫刻の素晴らしさ、それは一瞬を凍結する事だと思います。何らかの物語の一コマ、その一コマをあたかもカメラで「パシャ」っと撮ったかのように凍結させる事、それが出来るのが彫刻です。建築家の言葉で言うと、「忘れられないワンシーン」を創り出す事ですね。

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">では何故、彫刻にこんな事が可能なのか？それはズバリ、彫刻は動かないからです。「そんなの当たり前だろ、ボケ！」という声が聞こえてきそうですが （笑）、これが結構重要だと思うんですよね。彫刻は時間と空間において動きません。だから僕達の方が彫刻の周りを回って作品を鑑賞しなければならないんですね。そしてもっと当たり前且つ重要な事に、彫刻は一度彫られた表情を変えないという特徴があります。だからこそ、彫刻の最大の目標は「動く事」にあると思うんですね。
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">‥‥中略‥‥

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">建築家である僕は（一応建築家です（笑））、ココである事に気が付きます。「これって建築、もしくは都市を創造するプロセスとは全く逆じゃん」という事です。どういう事か？

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">僕達が建築を計画する時、一体何を考えてデザインしていくかというと、空間の中を歩いていく、その中において「忘れられないワンシーン」を創り出していく事を考えると思います。何故か？何故なら建築とは空間の中を歩き回り、その中で空間を体験させる事が可能な表象行為だからです。だから建築や都市には幾つものシーン（場面）を登場させる事が出来ます。そう、幾つものシーンを登場させる事が出来るからこそ、我々は、忘れられない「ワンシーン」を創り出そうと試みる訳なんですね。
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">‥‥中略‥‥

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">このように彫刻と建築は、その作品の体験プロセスにおいて全く逆の過程を経ます。彫刻は「ある一瞬」から心の中に前後の物語を紡ぎ出す事を、建築は様々な場面から心に残る一場面を心に刻み付ける事を。しかしながら、それら、彫刻や建築を創り出す人が目指すべき地点は同じなんですね。それは「忘れられないワンシーン」を創り出す事です。」</span>（地中海ブログ：<a href="../?eid=932657" target="_blank">彫刻と建築と：忘れられないワンシーンを巡る２つの表象行為：ベルニーニ(Bernini)の彫刻とローマという都市を見ていて</a>）



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534372.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ジャコメッティの彫刻の後ろで写真を撮っていた訪問者達は、エントランスから続く長い回廊を経て、この2層吹き抜け空間に辿り着いた「動く人達」です。更にそれら「動く人達」が、建築のフレームワークによって切り取られた風景を、「動かない写真」に焼き付けようと必至になっています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534155.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>その一方で、その後ろに位置しているジャコメッティの彫刻は動きません。動かないんだけど、その姿を見ていると、恰もその周りに「ある種の物語」が展開し始め、動かない筈の彫刻が動き出すかの様な錯覚に捕われます。

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534397.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そう、この空間の中には「動くもの、動かないもの」、「動く事、動かない事」という相反する2つの事象が共存し、それらが拮抗し合う事によって、大変不思議な空間感覚を生み出しているのです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534161.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>さて、この空間を抜けると、今度は何やら見た事がある沢山の椅子が並んでる空間へと導かれます‥‥あ、あれはー：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534156.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ヤコブセン(Arne Jacobsen)のセブンチェアだー！す、凄い。さすがヤコブセンのお膝元、デンマーク！！ヤコブセンの椅子を惜しげもなく使ってる。そして屋外を見ればこの風景：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534162.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>コレ又見事な屋外彫刻の空間となっているんですね。で、ここからがこの美術館の醍醐味なんだけど、この彫刻を見つつ振り返り様に展開するのがコチラの風景です：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534163.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そう、実はこの空間はレストラン&amp;カフェになっているのですが、これが非常に広々としていて気持ちが良い！で、あちらにチラチラ見える、あ、あれは：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534366.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>オーレスン海峡の地平線だー！素晴らしい！！ここに来て漸くこの建築のクライマックス的空間に辿り着いたという訳なんです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534367.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>それにしても素晴らしい眺め。この日は対岸のスウェーデンまで見通せるくらいの快晴だったんだけど印象的だったのは、地元のおばちゃん達がランチに美術館にやって来てたり、大学生っぽい人達がこの空間で読書に耽っていた姿だったんですね。つまり美術館っていう場所は何も芸術作品を鑑賞するだけではなく、「それら様々な諸活動を促す場所でもあるんだ！」という事を思い出させてくれたという訳なんです。そしてそれを可能にしている事こそ、この美術館が醸し出している雰囲気であり、空間デザインの力なのです。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534368.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>‥‥ここでも自然（海の地平線）を背景にして、この空間で食事をしている人々があたかも彫刻の様に見えてくるから不思議です。そう、あのジャコメッティの間を通った僕達には、一体何が彫刻で、一体何が現実の人間なのか？という事の境界が非常に曖昧になっているんですね。そしてこの事こそ、この美術館が提示したかった問題なのかもしれません。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534371.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>僕達の世界は輝いています。日常生活の中における瞬間瞬間は、それこそ芸術に値する様な輝けるワンシーンの連続で満ち溢れているんだけど、日々の雑用に追われ、生きる事だけで精一杯な現代人達はそれらを見つけ出す事、それらの輝きに気が付く事を忘れてしまっているんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120206_2534398.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そんな素晴らしい瞬間を発見する事が出来るかどうかは僕達次第。そんな何気ない日常を輝きに変え、人生の素晴らしい糧にする事が出来るかどうかは我々次第なのです。

<br><br>この美術館で試されている事、それは展示されている彫刻や現代芸術作品なのではなく、この美術館を訪れ、「そこで何を得る事が出来るのか」という訪問者である僕達の方なのかもしれません。

<br><br>本当に素晴らしい美術館、そして素晴らしい体験でした。
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    <dc:subject>旅行記：建築</dc:subject>
    <dc:date>2012-02-06T07:16:00+09:00</dc:date>
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    <title>ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その2：ジャコメッティ(Giacometti)の間はちょっと凄い</title>
    <description>前回のエントリ、建築の歩き方：ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その1：行き方の続きです。

世界的に知られているルイジアナ美術館なんだけど、この美術館には「著名美術館」という言葉から僕達がイメージする「真っ白な壁」や「超高層ビル」と言っ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回のエントリ、<a href="../?eid=1170669" target="_blank">建築の歩き方：ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その1：行き方</a>の続きです。

<br><br>世界的に知られているルイジアナ美術館なんだけど、この美術館には「著名美術館」という言葉から僕達がイメージする「真っ白な壁」や「超高層ビル」と言った様な外観はサッパリ見当たりません。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528240.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そうではなく、我々を出迎えてくれる美術館の正面ファサードは大変静かな趣を保ちつつ、住宅街という周りの環境に溶け込むかの様に、非常にさり気なく佇んでいるんですね。自然の木々に囲まれ、あたかも建築自体が消えているかの様ですらあります。そんな中でも僕が注目したのがココ：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528239.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>門の設えです。門の真上に、木の枝が頭を擦るくらいの高さにまで生えてきています。一見平凡に見えるこの「木の枝の演出」が、我々の空間体験に非常に重要な意味を持っているという事に気が付く人はなかなか居ないのではないでしょうか？



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528242.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>つまりこの枝がこの位置にある事によって、訪問者は一度ここで屈まざるを得ず、この事が正に美術館という特別な空間への「見えない閾」になっているんですね。これは「壁」や「襖」などといったフィジカルな仕切りとは違い、大変「緩やかな境界」なんだけど、この内側と外側とでは明らかに空気の質が変わり、心が「凛」となるのが解ります。そんな仕掛け一杯の入り口を潜ると到達するのがコチラの空間：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528243.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>エントランスに入る前の、「ほっ」と一息付く空間です。三方を別々の建物に囲まれた、大変心地良い空間となっています。前方の建物は全面を蔦で覆われ、歴史を感じさせると共に暖かみを醸し出してもいます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528270.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>左手方向にはヘンリームーアの彫刻が置かれ、右手方向には切符売り場と美術館への入り口があります。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528245.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この辺りの空間構成も結構良く考えられていて、門から一直線に建物へと訪問者を入らせるのではなく、わざわざ右手方向に回り込ませているのが解ります。つまりエントランスから直線上の強い軸を創り出し、一気に目的地へと<span style="font-weight: bold;">到達させるのではなく</span>、クライマックスを匂わせつつ、そこには「わざと到達させず」に、雰囲気を盛り上げていくという訳です。
<br><br>‥‥む、む、む、この美術館に到着して未だ5分程度しか経ってないんだけど、僕は既にこの時点である一つの印象を抱いていました：

<br><br>「‥‥この建築、とっても日本建築っぽいなー」

<br><br>と。

<br><br>美術館入り口における静かな佇まいといい、自然を用いた演出やら軸線の操作といい、それらを見るだけでもかなり日本的な香りのする建築だと思うのですが‥‥。まあ、いいや。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528246.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>さて、右手方向の建物に入ると、チケット売り場を通して先ずはミュージアムショップが姿を現します。そしてその最深部の全面ガラスからは、表の住宅街からは想像もつかなかった様な広い中庭と、海の地平線らしきものがチラチラ見え隠れしています：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528247.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ここでは、物語のクライマックス的な空間である中庭空間と、その前面に広がるオーレスン海峡の地平線をチラチラ見せるだけに留まり、敢えて全てを見せない事によって来館者の期待感を膨らませているんですね。そしてこの時点ではあちら側へは行く事が出来ないのがミソかな（決して辿り着けないユートピアとして存在させるに留まっている）。



<br><br>さて、このエントランス空間からイヨイヨ展示空間へと歩を進めて行く事にします。
<br><br>とその前に、最初に断っておきたいのですが、この美術館では写真撮影はOKでした。ネットでググると「ルイジアナ美術館内では写真撮影禁止」とかいう情報が出てくる事があるのですが、少なくとも僕が行った時は写真撮影は許可されていました（違う係員の人に2回も聞いた）。これはブロガーや観光客の皆さんにはとても嬉しい配慮ですね。と言う訳でウキウキ気分で先ずは右手方向から：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528251.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>最初の展示室に入って直ぐ、半階ほど降りた場所ではガラス張りの回廊空間が我々を出迎えてくれるのですが、この回廊の創られ方に注目：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528252.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そう、この回廊空間、この場所に元々生えていた木を避ける様に計画されているんですよ！つまりこの美術館においては、建築というハードな箱は、あくまでも自然との調和を考えて計画されているという事の証なんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528255.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そこを曲がると、同じ様な回廊空間が続くんだけど、その行き止まりには一枚の絵が掲げられ、僕が行った時には丁度、地元の幼稚園児達がその絵の前でお絵描きをしている最中でした。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528274.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この様な風景はヨーロッパの美術館なんかに行くと結構遭遇するんだけど、ヨーロッパの子供達というのは、こんなにも小さな頃から、教科書の写真ではない、本物の絵画（ピカソやダリ）に触れる事が出来て本当に幸せだなと思います。そしてその様な機会をパブリック（公共）が全面的にバックアップしているという点は注目に値しますね。

<br><br>では何故ヨーロッパではこんな事が可能になっているのか？

<br><br>何故ならヨーロッパにおいては、「子供達こそ自分達の将来を担っていく大切な宝物である」という同意が社会全体に浸透しているからです。そしてこの様な積み重ねこそが、ヨーロッパ文化の奥深さを創り出しているのかなとも思います。

<br><br>さて、そこを通り過ぎると、コレ又両側をガラスで覆われた回廊が続き、各曲がり角（アイ・ストップ）にはシンボル的な彫刻作品が置かれている空間が姿を現します。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528256.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>「なるほどなー」とか思いつつ、良く周りを見渡してみたら、屋外彫刻が庭の至る所に置かれている‥‥。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528260.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そーなんです！実はこの回廊、内部で芸術作品を見る為に創られたというよりは寧ろ、広大な庭のあちこちに散在している屋外彫刻を見る為に創り出された回廊だったんですよ！そしてそれらの屋外彫刻は各々の彫刻の個性が最大限に生きる様に置かれる事によって、訪問者が最高の状態で鑑賞出来る様になっているんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528257.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>更に面白いのは、この回廊、ただ室内から屋外彫刻を見るだけなのではなく、至る所に出入り口が付いていて、好きな時に好きなだけ外へ出て行って彫刻に直に触れる事が出来るって言う点なんです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528261.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この地に広がる大変豊かな自然との対話は最高！とか思ってたら、何やら視線の先に見慣れた彫刻が見えてきました。あ、あれはー：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528259.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ジャ、ジャコメッティだー！しかもこんなカッコイイ展示の仕方は見た事が無いぞー！そして光が差し込んでくる左手側を見てみると、何やら今までの回廊空間とは全く違った空間的な仕掛けがしてある雰囲気がー：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528262.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そちら方向に歩を進めて行くと、そこには正に「えも言われぬ風景」が展開していました：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528263.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>じゃーん、2層吹き抜けの全面ガラス張りの空間の登場です！まるで屋外に広がる大自然を切り取り壁画にしたかの様な、そんな見事な演出がされているんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528265.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そしてその大自然の前にはジャコメッティがそっと置かれています。うーん、正に溜め息が出る様な空間とはこの事かな。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528267.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この空間を見つめていると、大自然というキャンパスを背景に、そこを歩く人の姿があたかも彫刻の様に見えてくるから不思議です。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528268.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そう、まるでこの空間の中では「生身の人間までも」がジャコメッティの彫刻の如くに存在しているかの様なんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120202_2528271.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この前面ガラス張りの風景のインパクトが余りにも強いのでナカナカ気が付かないのですが、実はここに辿り着くまでの空間構成、特に空間の強弱の付け方が驚くほど絶妙でした。というか、その空間構成があったからこそ、この「ジャコメッティの間」がこれ程までのインパクトを伴って僕達の前に現れてくるんだと思うんですね。

<br><br>更に更に、この美術館には彫刻と建築を巡ってトンでもない仕掛けがしてあり、正にその事によって「彫刻とは何か？」、「建築とは一体何なのか？」という事を我々に考えさせる契機を与えてくれているのですが、その話は次回に持ち越したいと思います。<br><br>ルイジアナ美術館その2：建築と彫刻と：動く事、動かない事に続く。
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    <dc:subject>旅行記：建築</dc:subject>
    <dc:date>2012-02-02T06:27:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>cruasan</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.archiphoto.info/?eid=1170669">
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    <title>建築の歩き方：ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その1：行き方</title>
    <description>コペンハーゲン中央駅から電車で約30分ほど郊外に行った所にあるルイジアナ美術館に行ってきました。



今回国際会議が行われたスウェーデンでは日が暮れるのがとても早く、午後4時頃には既に辺りが暗くなり始めるので、一日の活動時間がかなり限られてきます。その...</description>
<content:encoded><![CDATA[
コペンハーゲン中央駅から電車で約30分ほど郊外に行った所にあるルイジアナ美術館に行ってきました。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524574.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>今回国際会議が行われたスウェーデンでは日が暮れるのがとても早く、午後4時頃には既に辺りが暗くなり始めるので、一日の活動時間がかなり限られてきます。その上、金曜日（27日）の午後にはバルセロナでどうしても外せないミーティングが入っていた為、最終日はとても興味のあったセッションだけ見て帰る事に。で、急いで乗った電車が遅れて危うく飛行機を逃しそうになるっていうハプニングがあったんだけど、どうにか滑り込みでセーフ（汗）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524575.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>更に本会議が始まる前日の午前中はパリとスイスそしてバルセロナをスカイプで繋いで打ち合わせ。更に更にその直後には、コペンハーゲンから僕が居る街までわざわざ来てくれたコペンハーゲン市役所の人達とちょっとした話し合いが入っていたので、比較的自由に時間が取れたのは本会議が始まる前日の午後だけだったんですね。つまりその日しかルイジアナ美術館に行くチャンスが無かったので、かなりの急ぎ足で行って来たという訳なんです。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524576.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>「せっかく行くんだから、ゆっくり見たいよなー」とかブツブツ言いながらも、今思えば最高のコンディションで美術館訪問が出来たかな。と言うのも、この時期の北欧というのは天気の悪い日が非常に多いみたいで、今週一週間の内で晴れたのは月曜日と火曜日だけだったんですね。つまり偶然にも僕が着いた日と、ルイジアナ美術館に行った日だけが晴れていたと、そういう事になる訳なんです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524616.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><br>さて、そんな「運」にも助けられた今回の美術館訪問だったんだけど、これが非常に良かった！って言うか、美術館を訪れて「絵画や彫刻といった収蔵品に」ではなく、久しぶりにその「空間構成に」感動しました。もっと具体的に言うと、コレクションを最高の状態で見せる為に考えられた空間のデザイン、そして緑豊かな自然環境をも取り込んだ、その見事な配置計画と視線制御、人工物と自然物との一体感に感動したというべきか。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524578.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>と言う訳で、今回から2回に渡ってこのルイジアナ美術館について書いていこうと思うのですが、今日はルイジアナ美術館への行き方を紹介したいと思います。つまり久しぶりの「建築の歩き方」という訳です（パチ、パチ、パチ〜）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524579.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>最寄りの駅に着いてからの案内表示など、かなり分かり易いので迷う事は先ず無いとは思うんだけど、この美術館の入り口は「え、こんな所にあるの？」っていうくらい普通の住宅街の中にある事などから、初めての人にとっては歩いてる途中で、「本当にこっちであってるのかな？」と不安になる事は間違いありません。まあ、それがこの美術館の魅力の一つでもあるのですが、その辺りの事情については次回詳しく書きます。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524580.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>先ずはコペンハーゲン中央駅、もしくは空港からHelsingor方面へ向かう電車へと乗り込みます。ここが先ずは一番重要な点だと思います。決してマルメ(Malm&#246;)方面への電車に乗らない様に！ちなみにマルメ方面の電車に乗ってしまうと、欧州一長い橋（全長16キロ）を見られるっていう特典は付いてくるんだけど、全く逆方向へ行ってしまうので、「間違えた！」と分かったらすかさず引き返しましょう。コペンハーゲン中央駅からHelsingor方面へは一時間に3本程度（毎時13分, 33分, 53分）の電車が出ている模様です（2012年1月現在）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524581.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>目指すべき最寄り駅はHumlebaekという駅。コペンハーゲン中央駅からは30分程度の所にあります。車内ではデンマーク語でしか放送が入らないので、各車両の入り口ドアの上にある表示板で次の駅が何処なのかを確認しておくと良いでしょう。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524582.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>で、着いたら、電車の進行方向に向かって右手、つまり電車から降りた方向に真っすぐ進みます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524584.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ここで既に「ルイジアナ美術館こっち」みたいな表示が出ているのですが、一応目印としては、オレンジ色の雁行した建物が左手前方に見えるはずです。そのオレンジ色の建物を通り越すと広い道に出ます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524585.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ここでも「ルイジアナ美術館こっち」みたいな案内表示が出ているのですが、この道にぶち当たったら左手に折れましょう。あとはひたすらこの道を進んでいくだけなのですが、これが本当に普通の道で、さっぱり美術館のありそうな雰囲気じゃない為、不安になる事間違い無しなんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524600.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ほら、こんな家とかが両脇に並んでるくらいですから。まあ、でも騙されたと思ってどんどん進んで行くと、その内、右手前方に「ルイジアナ美術館こっち」っていう表示と、右手方向へと続く道が見えてきます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524601.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>言われるがままにそこを右折すると、両脇に車が沢山停まっている風景に出くわすはずです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524603.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>するとそのちょっと先の方に、「何か妙に人が家の中に沢山入っていくなー」とか思ったら、あれ、展覧会のポスターが貼ってある‥‥。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120130_2524602.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そうなんです、この一見何の変哲も無い住宅らしきものが、かの有名なルイジアナ美術館の入り口になっているんですね！そしてこの「何気ない風景」こそ、このルイジアナ美術館という空間構成が醸し出す「物語」の序章でもあるのです。
<br><br><a href="../?eid=1170670" target="_blank">ルイジアナ美術館その2：ジャコメッティの間はちょっと凄い</a>に続く。
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    <dc:subject>建築の歩き方</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-30T20:25:00+09:00</dc:date>
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    <title>シティ・リージョンという考え方その2：エレスンド・リージョンの要、交通インフラの重要性と利便性について：宇宙戦艦ヤマトのコックピットの様なフェリーにちょっと驚いた</title>
    <description>前回のエントリの続きです。今回バルセロナからの直行便で到着したのが、スカンジナビア航空の拠点であり、ヨーロッパのハブ空港の一つとして知られるコペンハーゲン国際空港です。でも、まあ、ハブ空港とは言っても、デンマークの人口は400万人足らず、コペンハーゲンに...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回のエントリの続きです。今回バルセロナからの直行便で到着したのが、スカンジナビア航空の拠点であり、ヨーロッパのハブ空港の一つとして知られるコペンハーゲン国際空港です。でも、まあ、ハブ空港とは言っても、デンマークの人口は400万人足らず、コペンハーゲンに限って見れば50万人強、つまりは国単位で見ても中京圏に及ばない程なので、ハブ空港という割には「結構こぢんまりしてるな」っていうのが僕の第一印象かな。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518268.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>飛行機を降りた直ぐの待合ロビーは全面がガラスで覆われ且つ、要所要所に木材が使われている為、開放的であると共に、非常に暖かみのある空間となっています。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518880.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><font style="color: rgb(0, 0, 255);" size="1">スペイン語でSolは太陽、Marは海。つまりこのバスは「太陽と青い海」行き</font><br><br>北欧の人達と聞いて真っ先に僕が思い浮かべるのは、太陽と青い空を求めて南欧に来ては、それこそ真っ赤に日焼けするまでビーチで寝転がってる姿なんだけど、そんなイメージが頭の片隅に媚びり付いてるものだから、一面ガラス張りのデザインとか見てしまうと、彼らにとっては「短い日照時間の間に降り注ぐお日様の光ほど大切なものはないんだろうなー」と、そう思ってしまいます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518282.jpg" alt="" class="pict" height="193" width="400"><br><br>さて、空港という機能は都市間競争が日に日に激しさを増す中において現代都市にとっては無くてはならない機能であり、空港の効率性こそが正に「都市の命運を握っている」と言っても過言ではない時代に我々は突入してきています。もっと言っちゃうと、都市が自身の空港との関係をどう戦略的に位置付けているのか？空港から市内まではどんな交通機関が利用可能で、どれくらいの頻度で運行され、何分で着くのか？等が非常に重要な問題として浮上してきているんですね。そしてこの様な都市へのアクセッシビリティは確実に我々の「生活の質」に影響を与え始めてすらいます。

<br><br>この様な観点に立脚しつつ、当ブログでは事ある毎に各都市のアクセッシビリティ評価というものを試みてきました（地中海ブログ：<a href="../?eid=558396" target="_blank">都市化する空港と効率指標としてのアクセッシビリティ</a>）。と言う訳で、今回はコペンハーゲンのアクセッシビリティ評価をしてみたいと思います。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518267.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>先ずコペンハーゲン国際空港においては、空港に到着して税関を出た直ぐの所に電車乗り場があります。しかも地下鉄、バス、タクシーと、コペンハーゲン市内まで行く手段は全部整ってますね。今回は電車を選んだのですが、市内までの料金は36,00 DKK、つまり日本円で500円あまり（2012年1月現在）。これは安い！
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518269.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>とか思いつつ、電車を待っていると直ぐに来た。しかも時刻通り！どうやら空港とコペンハーゲン市内を結ぶ電車は15分おきくらいに出てるそうです。電車の外見は素晴らしく汚かったんだけど（笑）、車内は清潔そのものに保たれていました。こういう時、一つの指標となるのがトイレの清潔度だと思うんだけど、デンマークの車内トイレ、もうピカピカ！「さすが北欧」とか思ってたら、何かアナウンスが流れてきた：

<br><br>「<span style="color: rgb(0, 0, 255);">ポンポンパンポーン、もう間もなくコペンハーゲン中央駅です」</span>

<br><br>「あ、あれ？未だ10分ちょいしか経ってないよ？」。そ、そーなんです！実はコペンハーゲン国際空港からコペンハーゲン中央駅までは何と所要時間10&#8211;15分程度で着いてしまうんですね。これは早い！今まで僕が見てきた中でも最高ランクに位置する程のアクセッシビリティの高さです。その近さに加え、頻度は10−15分おき、値段は500円程度‥‥ハッキリ言って今までナンバーワンの座を守ってきたフランクフルト国際空港と同等と言っても過言ではありません。&nbsp;
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516654.jpg" alt="" class="pict" height="274" width="400"><br><br>さて、今回は特別編として、コペンハーゲンとスウェーデンを結んでいるスンド海峡を渡ってみる事にしました。何故なら公共交通機関のインフラ整備とその効率性こそ、エレスンド・リージョンの要だと思われるからです。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518270.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><font style="color: rgb(0, 0, 255);" size="1">上の写真はコペンハーゲン中央駅</font><br><br>先ずはコペンハーゲン側からスウェーデン側の中心的な都市、マルメ(Malm&#246;)へと電車で移動してみる事にします。僕が電車に乗ったのが午後17時過ぎ、と言う訳で外はもう真っ暗。本当なら見る事が出来る、両国間を繋いでいる欧州一長い橋も何も見えない‥‥（悲）。その代わりと言っては何だけど、車内を見渡すと、明らかに仕事帰りの人達でごった返しているのが分かりました。つまり皆、コペンハーゲンで働いて、住宅価格の安くて福祉が整っているマルメ（スウェーデン）に暮らしてるって事の現れだと捉える事も出来るんですね。

<br><br>この問題については統計を取った訳ではなく、あくまでも僕が電車に乗り合わせた際の感想でしかないので詳しい事は言えないのですが、一つだけハッキリした事、それは2カ国間を渡る際にはパスポートチェックも何も無かったという事です。まるで普通の電車に乗ってるみたいに、すんなりとスウェーデン側へと入れてしまいました。つまりは2カ国間を移動する際の障壁や煩わしさはゼロだったという事です。<br><br>そして翌日、今度はエレスンド・リージョンを上の方で結んでいる公共交通機関を試してみる事に。こちらの方は、今回僕が滞在しているHelsingborgから対岸のHelsingorまでフェリーで渡る事となります。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518272.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>Helsingborg側のフェリー乗り場は電車の駅と一緒になってるんだけど、この駅のデザインが結構目を惹いたかな。フェリーは片道35SEK、日本円で約400円くらい。このフェリーは約15分おきに出てるみたいです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518273.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>フェリー乗り場に到着して待つ事5分、「船が着いたよー」みたいなサインが出て、デッキを渡ってフェリーへと乗り込みます。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518886.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>思えば船に乗るのも結構久しぶり。動いてない船の上で欧州委員会の人達と船上ディナーっていうのは2年くらい前にあった気がするけど（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170490" target="_blank">ロンドン出張その2：船上ディナー</a>）、動くフェリーに乗るのは10年くらい前にジブラルタル海峡を見ながらモロッコへ渡った時以来かも。という訳で、船に乗るっていうだけで結構ドキドキしてきたりする。で、乗ってみてビックリ！



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518274.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>豪華客船並みじゃないですかー！す、凄い！カフェやレストランは勿論の事、お土産コーナーの充実振りとか目を見張るばかり！勿論、船内は清潔そのもので、デザインも細部までゆき届いています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518275.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>って、その豪華さに目を奪われてたんだけど、あ、あれ、ここでもパスポートチェック無かった‥‥普通に乗船してしまいました。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518277.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>面白かったのは、やっぱり船の上というのは、何処の国にも属していない様な、ある意味無国籍な曖昧な空間なので、カフェやレストランなどの料金表示はデンマークとスウェーデン両方の通貨表示がしてあった事ですね。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518276.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>自由席だったので、勿論陣取った席はど真ん中の一番前！で、ちょっと見てください！



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518278.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>まるで宇宙戦艦ヤマトの操縦席並みじゃないですかー！ガラスと窓枠が「くの字」にカクカクって曲がったその全面ガラス張りの操縦席からは見事な地平線が見渡せます。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518291.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>今日は空が冴え渡ってて、気持の良いくらい青い空が高い！！そして到着〜。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120126_2518280.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>こちらでも普通に船を降りて、普通にデンマーク側の駅へと入って行けました。つまりパスポートチェックも何も無し！ちなみにココまでの所要時間は20分弱。

<br><br>これは凄い！エレスンド・リージョンの要、両国間を結ぶインフラの利便性は噂以上でした。この様な非常に効率の良い利便性があるからこそ、人々が2カ国間を自由に行き来し、この地域を一体とする事に成功しているのでしょうね。そしてこの様なインフラの存在こそ、地域を一つに纏め上げる事によって「一つの都市だけでは決して創り出す事の出来ない競争力」を創出するシティ・リージョンという考え方を担保している「縁の下の力持ち」なのです。

<br><br>これらの事は勿論書籍で読んで知ってはいたんだけど、知識というのは実体験してみて初めて自分の血となり肉となるのだと思います。そういう意味において、今回の体験は僕の人生にとって掛替えの無い出来事であり、この上ない財産となったと思います。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>都市戦略</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-26T07:13:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>cruasan</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.archiphoto.info/?eid=1170667">
    <link>http://blog.archiphoto.info/?eid=1170667</link>
    <title>シティ・リージョンという考え方その1：スンド海峡のエレスンド・リージョンについて</title>
    <description>前回のエントリで少しだけ書いたのですが、実は昨日からデンマークとスウェーデンに来ています。



目的は今日から開かれているe-Tourism（新しいテクノロジーを活用した観光リサーチ、観光体験そして観光が都市に与える影響などを探る為の新しい手法の提案など）に...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回のエントリで少しだけ書いたのですが、実は昨日からデンマークとスウェーデンに来ています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516650.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>目的は今日から開かれているe-Tourism（新しいテクノロジーを活用した観光リサーチ、観光体験そして観光が都市に与える影響などを探る為の新しい手法の提案など）に関する国際会議に出席する為なのですが、今回はゲストとしてお呼ばれしちゃいました。最近、都市計画や建築、もしくは交通に関する国際会議に招かれる事は（大変喜ばしい事ながら）多くなってきたのですが、観光分野からお声が掛かるのは今回が初めて！何でかって、まあ理由は分かってて、現在僕が仕事の方で進めている「ルーブル美術館の歩行者計画」の為なんですね。今まで表立って発表してはこなかったんだけど、実はルーブル美術館とはもうかれこれ2年くらい付き合ってて、パリとバルセロナを行ったり来たりしています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516677.jpg" alt="" class="pict" height="289" width="400"><br><br>この計画の詳細については次回以降のエントリに譲る事として、今日は僕が北欧に来るに当たって直面した非常に興味深い現象について少し書いてみようと思います。それは主催者から2ヶ月ほど前に受け取った一通のメールから既に始まっていました：

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「クロワッサンさん、来月末に行われる国際会議、前回のメールでお知らせした様に、スウェーデンのHelsingborgという街で行われます。Helsingborgは国としてはスウェーデンに属しているのですが、スンド海峡を挟んだこの辺りはデンマークとの間で公共交通機関が非常に発達しているので、ストックホルム（スウェーデンの首都）に飛んでそこから電車で来るよりも、コペンハーゲン（デンマークの首都）に飛んでそこから電車で来た方が近いですよ。ご参考までに」</span>



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516652.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そうなんです！実は、今回の国際会議の舞台となっているHelsingborgという街は、国としてはスウェーデンに属しているのですが、この街が立地している辺りはコペンハーゲンを中心としたデンマーク側との社会経済的な結び付きが非常に強く、フィジカルにも欧州一長い橋（全長16キロ）やフェリー等によって結ばれている為、自国の首都に飛んで、そこから電車を使うよりも、隣国のコペンハーゲンに飛んで、そこから電車で行った方がよっぽど早いという一風変わった地域となっているんです。

<br><br>‥‥っと、ここまで読んできて「あれっ？」って思った人はかなり勘がいい。

<br><br>そう、実はHelsingbrogという小さな街は、シティ・リージョンで有名なエレスンド(Oresund)・リージョンに属している街なんですよ！

<br><br>先ず「シティ・リージョンとは一体何か？」と言うとですね、グローバリゼーションが進行し、都市間競争が激化する最中において、パリやロンドンなどといったメガロポリス（＝都市を際限無く拡大する事によって競争力を維持する）のではなく、都市の機能を分散させ、その間を発達したインフラ（高速鉄道など）で結ぶ事によって、地域（リージョン）として大都市（メガロポリス）に匹敵する様な競争力を創り出そうという考え方なんです。

<br><br>では一体何故シティ・リージョンはそれ程までに注目されているのか？

<br><br>それはシティ・リージョンという考え方が環境問題をも取り込んだ、正にサステイナブルシティの一つの可能性を指し示していると考えられているからです。つまりネットワークの力によって大都市に負けずとも劣らない競争力を創り出す一方で、各都市に注目してみれば、小都市（コンパクトな都市）の強みを生かして緑溢れる環境、メガロポリスでは絶対に実現する事が出来ない「環境的な質」で人々の「生活の質」を向上させ、正にその事によって「緑の競争力」を売りにしていこうという考え方なんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516653.jpg" alt="" class="pict" height="305" width="400"><br><br>具体的にはオランダのランドスタット、スペインのバスク地方を中心とする都市戦略、そして地中海を共有する様々な都市で創り出されつつある「地中海の弧」などが挙げられるかと思います。特に地中海の弧については当ブログでは散々書いてきたし（地中海ブログ：<a href="../?eid=1072738" target="_blank">Euroregion（ユーロリージョン）とカタルーニャの都市戦略：バイオ医療を核としたクラスター形成</a>、地中海ブログ：<a href="../?eid=1170410" target="_blank">地中海の弧の連結問題：ペルピニャン−フィゲラス−バルセロナ間の高速鉄道連結計画の裏に見えるもの</a>）、ビルバオのグッゲンハイムの大成功の裏にある都市戦略についても、事ある毎に言及してきました（地中海ブログ：<a href="../?eid=656172" target="_blank">バルセロナの新たなる都市戦略：ビルバオから学ぶバルセロナ都市圏再生の曙</a>、地中海ブログ：<a href="../?eid=469487" target="_blank">ビルバオ・グッゲンハイム効果とジェントリフィケーション</a>）。又、2年くらい前に行ったアムステルダムについての記事の中でも、ランドスタットの事を書いたと思います（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170404" target="_blank">アムステルダム出張：如何に訪問者にスキマの時間を使って街へ出るというインセンティブを働かせるか？：スキポール空港（Schiphol Airport）の場合</a>、地中海ブログ：<a href="../?eid=1170459" target="_blank">欧州工科大学院 (European Institute of Innovation and Technology)の鼓動その2：ネットワーク型システムに基づくシティ・リージョンのようなコンセプトを持つ大学院</a>）。

<br><br>つまり僕はヨーロッパにおけるシティ・リージョンという現象についてはかなり気を配っている方だと思うんだけど、そんな中でも絶対に訪れたかったのが、このデンマークとスウェーデンの間に広がっているエレスンドだったのです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120125_2516654.jpg" alt="" class="pict" height="274" width="400"><br><br>何故か？

<br><br>それは此の地域が達成した地域間協力体制（シティ・リージョン）が、2カ国間の恊働であるにも関わらず、他エリアの追随を許さないほど成功しているという事（普通は一カ国の中の他地域間の交渉でも困難なのに、違う国同士の交渉を巧く纏め上げたという意味において）、架空のアイデアで終わるのではなく、実際に市民の日常生活に多大なる影響を与えているという事、そして何より此の地方が伝統的に育んできた空間計画が巧い事噛み合う事によって、見事な程の空間バランスを達成しているという事が挙げられるかと思います。我らが岡部明子さんもこんな風に書いてらっしゃいます：

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「地域発展戦略を成功させるためには、競争力がなくてはならない。他地域からのアクセスや地域内アクセスのよさなど利便性が求められることはいうまでもない。グローバルに競争力のある経済基盤も欠かせない。これらの恵まれた競争条件に加えて広義の空間バランスを競争力に生かそうとしている点が、エレスンド・リージョンの興味深いところだ。」岡部明子、サステイナブルシティ、p207</span>

<br><br>という訳で今回この地を訪れるに当たって、「せっかく行くんだから、その辺の事も調べてみたいなー」と思ってた所、僕が何かしらのアクションを起こす前に、今回の国際会議の主催者から上述の様なメールを受け取ったという訳なんです。つまりこの出来事が指し示している事、それはそのエリアに住む人達にとっては、2カ国間を行ったり来たりする事が、日常茶飯事になっているという事の証だと思います。
<br><br>その様なモビリティの高さ、効率の良さについて実際に驚くべき体験してきたので、次回のエントリで詳しく追っていきたいと思います。

<br><br><a href="../?eid=1170668" target="_blank">シティ・リージョンという考え方その2：エレスンド・リージョンの要、交通インフラの重要性と効率性について：宇宙戦艦ヤマトのコックピットの様なフェリーにちょっと驚いた</a>に続く。
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    <dc:subject>都市戦略</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-25T06:09:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
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    <dc:rights>cruasan</dc:rights>
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    <title>スペイン語の難しさに見るスペインの多様性：ガリシア語とカステリャーノ語</title>
    <description>とある国際会議出席&amp;amp;新しいプロジェクトミーティングの為、明日から１週間ほどデンマークとスウェーデンへ行きます。以前、ヘルシンキ市役所やノキアなんかと共同プロジェクトをしていた時は、よくフィンランドへは行ってたんだけど、実はフィンランド以外の北欧の国...</description>
<content:encoded><![CDATA[
とある国際会議出席&amp;新しいプロジェクトミーティングの為、明日から１週間ほどデンマークとスウェーデンへ行きます。以前、ヘルシンキ市役所やノキアなんかと共同プロジェクトをしていた時は、よくフィンランドへは行ってたんだけど、実はフィンランド以外の北欧の国に行くのは今回が初めて。デンマークと言えば勿論アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)！という事で今からかなりワクワクしてるんだけど、そんな反面、プレゼンの用意やら打ち合わせなんかが積もり積もって今週は大忙しの毎日でした。そんな訳で余り時間が無いんだけど、ちょっと気になった事があったので、メモ程度に記しておきたいと思います。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120122_2513406.jpg" alt="" class="pict" height="308" width="400"><br><br>先週日曜日（1月15日）、スペインの大物政治家マニュエル・フラガ(Manuel Fraga)氏が亡くなりました。89歳でした。フラガ氏はフランコ政権時代から閣僚を歴任し、民衆党の前身に当たる国民同盟(Alianza Popular)の創設者であり、78年に制定されたスペイン憲法の起草者の一人でもあったというスペインを代表する政治家。
<br><br>勿論フランコ政権閣僚という地位に居た事などから国民の間でも賛否両論あったんだけど、彼がフランコ政権、民主化移行期そして民主化達成後と3つの時代のスペインを生き、更にそれら3つの時代の中枢でスペインの舵取りをしてきたという事に変わりはないと思います。そしてそういう意味において、彼はやっぱり大物中の大物政治家だったんだなーとも思いますね。

<br><br>マニュエル・フラガという政治家が成した事、成さなかった事などについては後日ゆっくり書く事として、今日はそんなフラガ氏に関する面白く、そして「大変奥が深い冗談」を発見してしまったので、ちょっと紹介したいと思います。この冗談が書かれたのは彼が未だガリシア州政府大統領の地位にあった2000年代前半の事だったんだけど、この短いやり取りの中にはスペインという国が育んできた多様性の奥深さみたいなものが垣間見える様な気がしてなりません。それがコチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120122_2513407.jpg" alt="" class="pict" height="185" width="250"><br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">フラガ:「私が死んだら皆、寂しいだろ。泣いてくれるよな！」
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Fraga: Cuando yo me vaya. Me llorar&#225;n!
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br>民衆:「勿論、とっても寂しいです！」</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">P&#250;blico: Si Senor. Melloraremos!</span>

<br><br>上の会話はスペイン語入門編くらいのテキストに出てきそうな、スペイン語を習った人なら誰でも理解出来るほど簡単な会話だと思いがちなのですが、ところがドッコイ！実はこの会話の意味を正しく理解するのはそれほど簡単な事ではありません。何故ならその為にはスペイン政治に関するある程度の知識と、スペインという国が置かれている社会文化的な状況、更にはガリシア州民の性格なんかを理解する必要があるからなんですね（フラガ氏がガリシア州出身で、15年という長期政権を維持し、最後期には州民はウンザリしていて、更にガリシア州民というのは非常に皮肉を言う事で有名な民族だという事とか）。

<br><br>そういう事が分かっていると、この漫画の舞台がガリシア地方であり彼がガリシア州民に向かって話しているという事が理解出来るかと思います。

<br><br>で、ここからがミソなんだけど、という事は「<span style="color: rgb(0, 0, 255);">この会話はカステリャーノ語ではなくて、ガリシア語で読まなければいけないのでは？</span>」という事が分かってくる訳ですよ！

<br><br>するとどうなるのか？ <br><br>実はme llorar&#225;nという単語（発音）はカステリャーノ語では「泣く」という意味なのですが、ガリシア語では「喜ぶ」という意味を持つ単語(mellorar&#225;n)なんですね。つまり全く同じ単語の発音がカステリャーノ語とガリシア語で「泣く」と「喜ぶ」という正反対の意味合いになる訳ですよ！そういう事が分かってくると、上の会話の様相は一変してきます：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120122_2513407.jpg" alt="" class="pict" height="185" width="250"><br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">フラガ:「私が死んだら皆、寂しいだろ。泣いてくれるよな！」
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Fraga: Cuando yo me vaya. Me llorar&#225;n!
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br>民衆:「勿論、<span style="color: rgb(255, 0, 0);">とっても嬉しいです</span>！」</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">P&#250;blico: Si Senor. Melloraremos!</span>

<br><br>コレは面白い！

<br><br>勿論ここには言葉遊びとしての要素がふんだんに鏤められているんだけど、それよりも何よりも、こんな事が可能になる背景には、スペインという国が今まで育んできた多様性、地域毎に展開している文化的な豊かさがあるからだと思うんですね。<br><br>スペイン語の難しさと同時に、この国の奥深さの一端に触れた様な気がしました（ガリシア語が置かれた状況についてはコチラ：地中海ブログ：<a href="../?eid=1170415" target="_blank">ガリシア語の危機</a>）
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    <dc:subject>スペイン政治</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-22T22:11:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
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    <dc:rights>cruasan</dc:rights>
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    <title>カイシャ・フォーラム(Caixa Forum)で開かれている印象派展 (Impresionistas)：エドガー・ドガ(Edgar Degas)の画面構成は非常に建築的だなーとか思ったりして</title>
    <description>日曜日の午後、以前から行きたかった「印象派；Clarkコレクションからのフランスの巨匠達展(Impresionistas, Maestros franceses de la coleccion Clark)」に行ってきました。



カイシャ・フォーラムというのはスペインの銀行、ラ・カイシャ(La Caixa)が運営してい...</description>
<content:encoded><![CDATA[
日曜日の午後、以前から行きたかった「印象派；Clarkコレクションからのフランスの巨匠達展(Impresionistas, Maestros franceses de la coleccion Clark)」に行ってきました。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508008.jpg" alt="" class="pict" height="270" width="400"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);"></span></font><br>カイシャ・フォーラムというのはスペインの銀行、ラ・カイシャ(La Caixa)が運営している文化施設の事で、その豊富な資金をバックに年間を通して大変興味深い展覧会や講演会、はたまた音楽会などを企画している比較的新しい文化センターの事なんですね。しかもその殆どが無料ときてるものだから、財布の紐が固い（言い方を変えればケチ（笑））なカタラン人達には絶大な人気を誇っている文化施設でもあります。ちなみに現スペイン国王、フアン・カルロスとソフィア王妃の次女、クリスティーナ姫が以前勤めていた機関もこのラ・カイシャグループの一つでした（詳しく言うと、彼女が勤めていたのはラ・カイシャ財団)。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508007.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そんなカイシャ・フォーラムはカタルーニャ・モデルニスモ三銃士の一人、プッチ・イ・カダファルクによって20世紀初頭に建てられた工場の中に入っています。ちなみにこの建物が位置しているのは、近代建築の珠玉の作品、ミースによるバルセロナパビリオンの真ん前（地中海ブログ：<a href="../?eid=999299" target="_blank">ミース・ファン・デル・ローエ・パビリオン（Mies van der Rohe Pavilion）/ バルセロナパビリオンBarcelona Pavilion：アントニ・ムンタダス(Antoni Muntadas)のインスタレーションその１</a>、地中海ブログ：<a href="../?eid=1000207" target="_blank">ミース・ファン・デル・ローエ・パビリオン（Mies van der Rohe Pabillion）/ バルセロナパビリオンBarcelona Pavillion：アントニ・ムンタダス(Antoni Muntadas)のインスタレーションその2</a>）。<br><br>元々この工場は1913年、当時絶好調だった企業家Casimir Casaramonaさんの為に建設され、その6年後（1919年）には早々と操業を停止してしまったのですが、1940年から1992年まで警察署として使用され、その後2002年に大規模な改修を経て文化施設として蘇るという経緯を辿っています。それ以来、リチャード・ロジャース展に始まり、現代スペインを代表するアーティスト、ミケル・バルセロ(Miquel Barcelo)氏の大規模な展覧会を開催するなど、非常に質の高い数々の文化的な活動を提案企画してきているんですね（地中海ブログ：<a href="../?eid=994735" target="_blank">リチャード・ロジャース展覧会(Richard Rogers + Arquitectes: De la casa a la ciudad</a>、地中海ブログ：<a href="../?eid=1170482" target="_blank">スペインを代表する現代アーティスト、ミケル・バルセロ（Miquel Barcelo）の展覧会：La Solitude Organisative</a>）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507986.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="320"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">ルノワール：コンサートにて：1880年；クラーク美術館</span></font>

<br><br>そんなカイシャ・フォーラムで現在開催されているのが「印象派展」なんだけど、副題から明らかな様に、この展覧会はアメリカ、マサチューセッツ州にあるSterling and Francine Clark Art Instituteの所蔵するコレクションで構成されている展覧会となっています。Sterling and Francine Clark Art Instituteという美術館は、20世紀初頭にパリに住んでいたクラーク夫妻が集めた美術コレクションが元になってる私設美術館らしく、印象派を中心とした絵画が多く集められているんだそうです。特にクラークさん夫妻が熱心に収集していたのがルノアールの絵画らしくって、初期の重要な作品郡がコレクションに加えられているのだとか。ヘェー、ヘェー、ヘェー。今回の展覧会には、このSterling and Francine Clark Art Instituteから70点余りもの印象派の作品が来西していて、その中にはルノアールは勿論の事、モネ、シスレー、マネからドガまで大変見応えのある内容となっています。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507988.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="334"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">ルノワール：団扇を持つ若い女：1879―80年；クラーク美術館</span></font>

<br><br>実はスペイン人って印象派が大好きで、その辺は日本人と通じる所が多分にあると思うんだけど、「印象派の絵画が纏まってやって来る！」って事で、開催前から各種メディアが大々的に宣伝をし、公開日から最初の数週間なんて「連日超満員」っていう映像が「これでもか！」とテレビを通じて報道されていたのが印象的でした。かくいう僕も、この展覧会が始まった直ぐの11月に行ってみたんだけど、これが物凄い人で、絵画を見る所じゃなかったんですね。個人的に美術鑑賞は静かな環境でゆっくりと心行くまで楽しむのを信条としているので（まあ、誰でもそうだとは思うのですが）、その時は泣く泣く諦めて帰る事に。で、年明け、ちょっと寒くなってきたので「カタラン人達はこんな寒い日には外なんかへは出歩かないだろう」と思っていたら、これが大当たり！結構空いてて、ゆっくりと絵画を鑑賞する事が出来たという訳なんです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507989.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="244"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">ルノワール：鷹を持つ少女：1880年；クラーク美術館</span></font>

<br><br>さて先ず最初に、と言うか僕なんかが言う事でも無いとは思うんだけど、元々「印象派」っていう言葉って、ルノワール、セザンヌ、ドガやピサロなんかが1874年の4月にパリのBoulevard des Capucines通りにあった、写真家のNadarさんのスタジオで開いた展覧会を見たジャーナリストが、その時受けた印象から「印象派」という名前を付けたというのが始まりだったと言われています。つまり、このエピソードが如実に示す様に、印象派と言われる画家達っていうのは、そもそも何か確固たる一つの美学や主義を共有していた訳では無かったという事なんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507990.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="307"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Giovanni Boldini：穏やかな日々：1875年：クラーク美術館</span></font>

<br><br>まあ、その辺の話は掘り返していくと結構面白くて、話し出せばキリが無いとは思うんだけど、今回は印象派の歴史や背景なんかには立ち入らず、この展覧会で僕が大変感銘を受けた作品について述べていきたいと思います。それがこの作品です：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507980.jpg" alt="" class="pict" height="178" width="400"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">エドガー・ドガ(Edgar Degas):バレエ教室のダンサー達:1880:クラーク美術館</span></font><br><br>じゃーん、エドガー・ドガ(Edgar Degas)のバレエ教室のダンサー達(Dancers in the Classroom, 1880)。この作品が素晴らしかった！ルノアールの作品、特に「コンサートにて」も素晴らしかったんだけど、それ以上にドガの計算し尽くされた構図や大胆な画面構成、そして光と影による絶妙な表現とその効果に心を奪われてしまいました。

<br><br>では何がそんなに素晴らしかったのか？何が僕をそれ程まで魅了したのか？

<br><br>それは、この比較的小さな長方形の中に描かれている全ての要素（ダンサー達のポーズや立ち位置、彼女達の表情から背景に至るまで）が、キャンパスを右手方向手前から左手方向奥へと斜めに貫く流れ（物語）を創り出す為だけに捧げられているという事。様々な要素が複雑に絡み合いながらも、一つの目的に向かって「バシッ」と決まっている、そんな瞬間が立ち現れてくる事に心が震えるのです。

<br><br>先ず、この絵画に流れる「物語」は、右手前方で椅子に腰掛けている少女から始まっています：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507981.jpg" alt="" class="pict" height="329" width="255"><br><br>この片足を立て掛けながらキャンパスの外側を向いている少女と、その横に座り、片足を伸ばしている少女。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507982.jpg" alt="" class="pict" height="252" width="400"><br><br>この2人のバランスが驚くほど良いですね。この2人目の少女は、最初のダンサー（座っている少女）から始まった流れを、正にその投げ出した足が示唆するかの様に、3人目のダンサーへと受け渡しています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507983.jpg" alt="" class="pict" height="295" width="400"><br><br>誰でも気が付く様に、3人目のダンサーは、最初の2人が座っているのに対して、少し距離を置きながら立っています。先ずは此の距離感が絶妙です。この距離がある事によって、この3人の少女達の中に「ある種のリズム」が生まれ出ている。つまりは最初の二人でついた助走が、3人目のダンサーとの間にある空間で一気に膨れ上がり、その勢いのままに後ろへと流れを押し出すかの様な‥‥という意味においてです。
<br><br>そして注目すべきは、この画面の中には近景と遠景という様に、2つのグループが創り出されているという点です。つまりは、前方の３人と後方の４人という２つのグループが存在し、それらが右手手前から左手奥へと流れを創り出している事によって、実に見事なリズム感を醸し出しているんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508004.jpg" alt="" class="pict" height="320" width="218"><br><br>ドガについては良く言われる様に、日本芸術が与えた影響、つまり19世紀後半のジャポニスムという現象が指摘されているのですが、とは言っても、彼の作品に直接的に日本的なモチーフが書き込まれていたり、彼自身が日本美術への興味を明言したりという事ではなく、それは彼の作品に見られる構図の特徴、つまりは斬新な対角線構図だとか、近景におけるクローズアップや大胆な切断など、明らかに浮世絵と共通する特徴を有するという意味においてなんです。今回の「バレエ教室のダンサー達」における2つのグループ分けによる近景と遠景の強調は正にその好例だと言っても過言では無いと思います。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507984.jpg" alt="" class="pict" height="291" width="163"><br><br>さて、ここでキーとなるのが、実はこの3人目のダンサーの子なんだけど、この子が右側から来た流れを受け止めつつ、後ろに居る次のグループのダンサー達に流れを受け渡すという役割を果たしています。その事が、この3番目のダンサーの娘が「立っている」という事に集約されていると思うんだけど、何故かというと、それは「立っている事」によって、後ろのダンサー達が「如何に小さいか」と言う事を測っているからなんですよ。ここは秀逸！



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507985.jpg" alt="" class="pict" height="97" width="400"><br><br>さて、受け渡された流れは、後方にいる４人組に受け継がれる事になるんだけど、実はここにも幾つかの仕掛けがしてあって、4人組はテンポよく右側のダンサー（3番目のダンサーの陰に隠れて殆ど見えない）から左側へと移って行く事になります。そしてそのリズムが、彼女達の間に設けられた「空間の均等性」によって表現されているんだけど、その中で注目すべき所がココです：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508005.jpg" alt="" class="pict" height="143" width="275"><br><br>そう、一番最後のダンサーの姿。実は彼女の前の空間だけ、それまでに比べて幅がかなり大きくとられ、更に彼女が向いている方向が「物語の流れ」とは逆方向である事が分かるかと思います。つまり彼女の役割とは、今まで受け継がれてきた「流れ」を受け止めキックバックさせる、もしくは、手前でオープンエンドに終わっていく流れの「余韻を創り出す」という事にある訳なんですね！それは彼女が伸ばしている足の方向にも如実に表れています。正に今までの流れを「受け止める」かの如くにキックしています。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507991.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>こういう表現は言うなれば、以前紹介したラペーニャ&amp;エリアス・トーレスの傑作、トレドにあるエスカレーターの最後部分のデザインに見る事が出来ます（地中海ブログ：マドリッド旅行その４：ラペーニャ＆エリアス・トーレス（Jose Antonio Martinez Lapena and Elias Torres）の建築その１）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508006.jpg" alt="" class="pict" height="297" width="400"><br><br>そして見落としがちだけど非常に巧いのが、これら７人のダンサーによって創り出された流れと直角に交わるかの様に描き出されている床の線です。この絵の中心的な構図である「7人のダンサー達が右手前方向から左手奥に進むに従って小さくなっていくというリズム感」を強調する為に、わざわざダンサー達の創り出すリズムとは逆行するかの様な方向に描かれているのが床の線なんですよ。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2507980.jpg" alt="" class="pict" height="178" width="400"><br><br>これら床の線が右手奥から左手前に流れている事によって、ダンサーの動きと大変絶妙なバランスを取っている訳です。更に更に、これらの流れや「対角線に動く構図」をより一層豊かなものにしているのが、この絵画の長方形という特異なサイズなのです。正方形ではなく横長である事によって、対角線の流れが強調され、物凄く生きている事が分かるかと思います。
<br><br>今まで述べてきた、これら全ての事があたかも螺旋を描くかの様に絡み合い、互いの要素が互いを高め合う事によって「ハスに構える」という状態に昇華している‥‥素晴らしい！見事な空間構成です。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120119_2508003.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ちなみにこの様な「ハスに構える」という構成をとっている名建築としては、坂本一成さんによる住宅S、ジャン・ヌーベルによる国立ソフィア王妃芸術センター、もしくはチッパーフィールドによるバルセロナの裁判所なんかが挙げられるかと思います（地中海ブログ：<a href="../?eid=616564" target="_blank">マドリッド旅行その２：ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)の建築：国立ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia</a>)、地中海ブログ：<a href="../?eid=1043218" target="_blank">デイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)の建築：裁判都市(La Ciutat de la Justicia)：建築間の対話による都市風景の創出</a>）。

<br><br>巧い、非常に巧い！平面的であると同時に、非常に動的であり、そして建築的だなー。ハッキリ言って全く予期していなかった展開だけに、感動もひと際です。バルセロナ在住者だけでなく、観光に来られる方にも是非お薦めしたい展覧会です。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>スペイン美術</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-19T04:33:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
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    <link>http://blog.archiphoto.info/?eid=1170664</link>
    <title>バルセロナの食べ歩き方：El Tunel D’en Marc Palouのランチメニューはちょっと凄い</title>
    <description>長かった冬休みもやっと終わり、スペインではようやく今週辺りから日常生活のリズムに戻りつつあります。そして待ちに待った冬のバーゲンの到来です！



スペインには一年を通して大きなバーゲンが2回あるんだけど、これがちょっと凄くって、初日から50％OFFは当たり...</description>
<content:encoded><![CDATA[
長かった冬休みもやっと終わり、スペインではようやく今週辺りから日常生活のリズムに戻りつつあります。そして待ちに待った冬のバーゲンの到来です！



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499265.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><br>スペインには一年を通して大きなバーゲンが2回あるんだけど、これがちょっと凄くって、初日から50％OFFは当たり前、店によっては70％引きって言う信じられない店も存在するから驚きなんですね。って言うか、こういう具体的な数字に直面すると、「昨日まで普通に買ってた僕は一体何だったんだ！」って気になります（苦笑）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499266.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この時期バルセロナでは各ブランド店などがバーゲンの売り上げを良くする為&amp;注目を集める為に「変わったプロモーション」をするのが常なんだけど、去年はDESIGUALが「下着で来店したらどれでも服を無料でプレゼント」っていう信じられないプロモーションをしていました（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170546" target="_blank">「下着姿で来店したらどれでも服を無料でプレゼント」って言うDESIGUALのプロモーションに遭遇してしまった</a>）。

<br><br>もう一つちなみに、スペイン人とは体の作りが根本的に違う日本人の皆さんは、バーゲンを思いっきり楽しもうと思っても、街中を歩いてる最中なんかについついトイレに行きたくなってしまうのが常だと思います。日本の様にコンビニなんか無いヨーロッパにおいては休憩を兼ねてカフェに入るっていうのが手っ取り早い解決法だとは思うんだけど、そう何回もコーヒーばっかり飲んでる訳にもいかないし、逆にコーヒーで水分を取ったら又トイレに行きたくなるっていう悪循環に陥るのがオチだと思うんですね。そんな僕らの強い味方、それがバルセロナの目抜き通り（グラシア大通り）に位置するショッピングセンター、Bluevard Rosaの中にある公共トイレです（パチ、パチ、パチー）。ただコチラのトイレ、ちょっと問題がありまして‥‥：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499267.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><br>そうなんです！何を思ったか、前衛過ぎるコチラのトイレ、扉が透明で中が丸見えなんですね（笑）。ちなみに男女共用（苦笑）。まあ、とは言っても勿論仕掛けはちゃんとあって、鍵を掛けたら曇りガラスになるっていう作りになっているんですけど、入るにはちょっと勇気がいる事も確か（詳しくはコチラ：地中海ブログ：<a href="../?eid=1170474" target="_blank">夏バーゲンの始まり：入るのに世界一勇気のいるトイレ</a>）。世にも珍しいコチラのトイレ、観光のついでに一度見に来るのも、今後の話のネタには面白いかもしれません。

<br><br>と言う訳で、現在バルセロナはバーゲン熱が急騰中なんだけど、今週に入ってからというもの、今まで溜まりに溜まっていたミーティングが雪崩の様に入ってきてしまって、ゆっくりとショッピングをする時間も取れない毎日が続いています（悲）。そんな中、新聞社に勤めるカタラン人の友達から久しぶりに電話が掛かってきて、仕事の話も交えながらランチへ行こうという事になり、気分転換に早速行ってきました。今回僕達が選んだのが地元民に愛されるEl Tunel D’en Marc Palouというお店です：



<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">コンタクト
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Address: Bailen 91, Barcelona
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Tel: 932658658
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Web: http://www.eltuneldenmarc.com/</span>

<br><br>場所的にはサグラダファミリアとカサバトリョの中間くらいの所に位置してるんだけど、近くには特に目立った観光名所も無い事から、観光客の人達は先ず寄り付かないエリアにひっそりと佇んでいるんですね。その代わりと言ってはなんだけど、実はこのレストランの真後ろにカタルーニャ地方の大衆紙として知られるEl Periodicoの本社がある事から、昼食時にはジャーナリストを良く見かけるかな。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499268.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>店内はそれほど広くなくて、面積的にはちょっと狭い感じもするけど、白色を基調としたインテリアも手伝って、概して清潔感溢れる印象を与えてくれます。大きなガラス窓からは一杯に日の光が入ってくる一方で、下半分が曇りガラスになっている事から、歩行者の視線は全く気にせずに済む作りになっているんですね。さて、席に座ってランチメニューを頼むと、先ずはアミューズが出てきます：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499270.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>このお店特性のジャガイモ(patata)と（スペインの）サツマイモ(boniato)のポテトチップス。揚げたてのアツアツをオリーブオイルに付けて食べるというもの。ハッキリ言って只のポテトチップスなんだけど、オリーブオイルに付けて食べると、高級感溢れる一品に変わるから不思議です（笑）。そして今日のワインはコチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499271.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>カタルーニャ産(Penedes)の赤ワイン、Vallformosaです。うーん、とってもフルーティー〜。口当たりも良く、幾らでも飲めちゃう感じかな。パンはこの店で焼いた数種類あるパンの中から選ぶ事が出来ます：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499272.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>こちらも焼き立てでアツアツ。ふっくらしてて美味しいー。と、そうこうしている内に、２つ目のアミューズの登場：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499273.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>小さな一口サイズの瓶に入っているのは、コンソメスープとサーモンのマリネ（？）みたいなの、そして最後の一つがPan con Tomateと呼ばれる、パンにトマトとオリーブオイルをかけて食べるカタルーニャの名物料理を一口サイズにしたものです：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499274.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>世界一のシェフこと、フェラン・アドリア氏の影響からか、最近は料理を「分解して再構築する」っていう「料理の錬金術」が流行ってるんだけど、バルセロナのレストランでは「パンコントマテを分解して味だけ再現する」っていうのが流行ってる気がします。って言うか、良く見かけます。さて、そうこうしている内に、今日の一皿目が運ばれてきました：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499275.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>じゃーん、今日最初のメインはリゾットでーす。お米とチーズが大変巧い具体に絡まり合い、絶妙なハーモニーを醸し出している。しかも上に乗ってるチーズがコレ又微妙に違う味わいを織り込んだりしてて、文句無く美味しい！量もそれほど多く無く、かと言って少なくも無く、これまた絶妙。「大変美味しゅうございます！」。一品目から大満足！とか思ってたら今日の2皿目の登場です：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499276.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>こちらは焼き魚‥‥何の魚かは忘れた（笑）。岸朝子も真っ青の料理記者歴未だ3年程度ですから、その辺はご容赦を（笑）。 で、早速食べてみると身がプリプリ！こちらの料理はそれほど強い味付けがしてある訳でもなく、魚の味を楽しむ事が出来ました。ここまでで結構お腹が一杯だったんだけど、今日のランチメニューには3皿目が付いてきました。それがコチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499283.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>この店特性の手作りハンバーグです。下にはピーマンの付け合わせが敷いてあります。このハンバーグ、肉汁が滴り落ちる程ジューシーで、たまらなく美味しい！付け合わせのピーマンの酸味との相性も抜群で、今日食べた中では一番美味しかったかな。「あー、もうお腹がはち切れる程一杯！もう駄目、絶対食べれないー！」とか言ってもデザートは別腹（笑）。と言う訳で、今日のデザートがコチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499284.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>リンゴの赤ワインのコンポートです。「ヘビーなお皿が続いた後にはクドイかな？」と思ったけど、それほどお腹に溜まる事もなく、逆にさっぱりしていました。で、締めは勿論コチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120113_2499285.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>コーヒーも美味しい。

<br><br>満足、大満足です。で、気になるお値段の方なのですが、アミューズ2皿＋パン＋メイン3皿＋デザート＋コーヒー＋飲み物、全て込みで何と24ユーロ！これは安い！って言うか、安過ぎる！！サービスもほどほど良いし、レストランの雰囲気もまずまず、そして何よりも料理の質は申し分ない事を考えると、この値段はちょっとビックリです。ただ、ランチメニューの内容は週によって変わるそうなので、その辺は行かれる前に確認された方が良いかもしれません。

<br><br>何はともあれ、星三つですー！！！
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    <dc:subject>レストラン：バルセロナ</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-13T06:24:00+09:00</dc:date>
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    <title>バルセロナに東方の三博士来る2012</title>
    <description>2012年がつい先日明けたかな？と思ったら、早いものでもう一週間が過ぎようとしています。スペインのカレンダーでは1月1日は元旦でお休みなのですが、翌日の2日からは休日でも何でもなく、通常営業日となっている為、街中のカフェやレストランは勿論の事、多くのスペイン...</description>
<content:encoded><![CDATA[
2012年がつい先日明けたかな？と思ったら、早いものでもう一週間が過ぎようとしています。スペインのカレンダーでは1月1日は元旦でお休みなのですが、翌日の2日からは休日でも何でもなく、通常営業日となっている為、街中のカフェやレストランは勿論の事、多くのスペイン人にとっては今週が仕事始めの週となった人が多いのでは？まあ、とは言っても、スペインでは1月6日が祝日となっているので、人によっては12月24日から年越しを挟んで1月7日（今年は7日が土曜日なので9日の月曜日まで）2週間程度のバカンスを楽しんでいる人も多いとは思うんですけどね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489570.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「では何故スペインにおいて1月6日は祝日となっているのか？」</span>

<br><br>これが今日のお題なんだけど、実は1月6日というのは、スペイン中の子供達が一年の内で最も心待ちにしている日であり、「まだか、まだか」と心をときめかしている日でもあるんですね。そう、何を隠そうその日はスペインにおけるサンタクロースこと、「東方の三博士」達が遥か遠くから子供達の為にプレゼントを運んで来てくれる日という事になっているのです（詳しく言うと、プレゼントは前日の夜に各家庭に運ばれる事になっています）。



<br><br>「えー、じゃあクリスマスは何にも貰えないのー？」というと、その辺は家庭の事情によりけりで（苦笑）、クリスマスと1月6日、2回プレゼントを貰えるラッキーな子もいる事は居るかな。ちなみにこの間、お子さんをお持ちの知り合いに聞いた所では、最近では「敢えて」12月24日にプレゼントを渡す家庭も少なくないんだとか。何故かと言うと、冬休みが終わってしまう1月6日にプレゼントを渡すと、そのオモチャで子供達が冬休みに遊べなくなるからという、かなり実際的な問題認識かららしい（笑）。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120105_2486798.jpg" alt="" class="pict" height="324" width="400"><br><font size="1"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">写真はボッティチェリの傑作、「東方三博士の礼拝」</span></font>
<br><br>で、子供達にプレゼントを運んでくる「東方の三博士」、日本人の皆さんにはナカナカ馴染みが無いとは思うんだけど、「メルキオール(Melchior)」、「カスパール(Casper)」、「バルタザール(Balthasar)」と言えば聞き覚えがある人が多いんじゃないでしょうか？<br><br>&nbsp;<iframe src="http://www.youtube.com/embed/cV_9z9Co5LA" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" width="420"></iframe>

<br><br>そう、何を隠そう、東方の三博士とはエヴァンゲリオンに出てきたスーパーコンピュータ、MAGIシステムに付けられていた名前でもあるんですね（どうでも良いマメ知識終わり）。ちなみにエヴァンゲリオンの中ではこれらの3博士は、それぞれが「人間の持つジレンマを表している」と設定されているのですが、聖書に登場する3人の博士はそれぞれ青年、老年、壮年、といった3世代、そしてコーカサス人、アジア人、アフリカ人という3人種を表していて、そんな彼らがイエスを礼拝するという事は、人類全てがキリストの教えの元に入るという事を表しているんだそうです。

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」（マタイの福音書２章２節）</span>

<br><br>この辺の話は、ヨーロッパの子供達が人生にとって大切な知識やら常識やらを「聖書」や「哲学」などから学ぶのに対して、日本の子供達が「漫画」や「アニメ」から学ぶっていう話に繋がっていって大変興味深いんだけど、その話をしだすと長くなるので又今度。
<br><br>で、ここからが面白い所なんだけど、この様な子供達の夢を「何とか記憶に残るイベントにしよう」と、毎年スペインの各都市では1月5日の夕方から夜にかけて大々的なパレードが行われるんだけど、それがちょっと凄いんです。何が凄いって、子供達の為に「東方の三博士がやって来る！」っていう物語を「街ぐるみ」で捏ち上げ、様々なセクターを巻き込みながら盛大に行うっていう情熱の掛け方が半端無いんですよ！ちなみに到着した東方の三博士を出迎えるのは現職市長の大変重要な仕事であり、こういうちょっとした行事から子供達は「市長っていうのは偉い人なんだ！街にとってのヒーローなんだ！！」という事を身を以て体験し、知識として体に刻み付けていく事になるんですね。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2488525.jpg" alt="" class="pict" height="261" width="400"><br><br>そんなかけがえのない東方の三博士達は、毎年1月5日の午後17時頃、プレゼントを一杯積んだ大きな船に乗ってバルセロナ港に上陸する事となります。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489577.jpg" alt="" class="pict" height="264" width="400"><br><br>ちなみに内陸部の都市などでは東方の三博士は電車に乗ってきたり、はたまたヘリコプターで来る所なんかもあるんだとか。（上の写真はカタルーニャ内陸部に位置するレェイダ市の模様で、王様達を出迎えているのは、レェイダ市の現市長さん）。つまりは、東方の三博士というのは、「何処かは知らないけれど、遥か遠い所からやってくる」っていう、その点が重要な訳で、それを体現する為に船やら電車やらといった乗り物が使われていると言う訳なんです。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489594.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ここからは想像でしかないんだけど、遥か太古の昔に、キリストの誕生を聞きつけて「東方」からラクダに乗ってやってきたとされる東方の三博士っていうのは、ベツレヘム市（イエスが生まれた場所）にとっての「遥か遠く」というのが、当時は謎に包まれていた「東方」だったのであり、徒歩で来る事が不可能な距離を移動するには、当時最高最速の移動手段だった「ラクダ」が必要だったと、そういう事だったんじゃないのかな？そう考えると、「遠くから来る」という事象を、「移動スピードが速そうな乗り物（船や電車）で暗示する」と言う事に未だに頼っている所を見ると、我々人間としての「想像力」と言うのは2000年経った今でもそれ程変わってないのかな？と、そう思ってしまいますよね。

<br><br>さて、港で市長の出迎えを受けた東方の三博士達は、その後、約3時間程を掛けて市内をパレードする事になるのですが、これが見応え抜群なんです！それぞれの王様達が、プレゼントを載せた馬車やら部下やらを従えて街中を練り歩くのですが、その山車の凝ってる事、凝ってる事！そんな盛大なパレードは、馬に乗った兵隊達のトランペット演奏で幕開けです：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489498.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>「う、馬だー！」。馬なんて真近で見る事なんて殆どないので、子供達よりも僕の方が大興奮（笑）。普段は無機質なオフィスとか、香水付けた人間とか、そういう管理された環境に慣れてしまっているので、不意に「自然」に出会ってしまうと、それはそれで心が躍ります。そうこうしている内に妖精達が登場してきました：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489499.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>コチラは星の国から来た星人（？）かな（笑）。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489500.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>更に何だか良く分からない足長星人達も：




<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489501.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>と思っていたら、やってきました、最初の王様、メルキオールの登場です：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489502.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>うーん、流石に王様らしく、物凄い馬車に乗ってる！で、その後ろには勿論コチラ：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489503.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>王様が運んで来た贈り物の山、山、山！こういうのを見て、子供達は「あの箱の中に僕／私のプレゼントが入ってるんだー」とか想像する訳ですね。それが過ぎたら、今度は何やら蓮の花の妖精達がやって来た：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489504.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>「音楽もアジア的〜」とか思ったら、アジア王、カスパールの登場です。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489505.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>カスパール、もうノリノリで、馬車の上で踊りまくってました（笑）。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489506.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ちなみにこのパレードの最中に、山車から妖精達が見物客目掛けて飴玉を投げるんだけど、ただの飴だと思ってナメてたら大間違い。これが結構痛いんだな！飴って結構固いし、至近距離から投げて来ますからね。と言いつつも、今年は5個ゲットしました！
<br><br>さて、カスパールが通り過ぎると、今度は又、雰囲気がガラッと変わって、巨大なキリンの登場：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489561.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>結構大きくて迫力満点！キリンと言えばアフリカ。と言う訳で、アフリカ王、バルタザールの出番です：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489562.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>バルタザールが登場した瞬間に、「キャー、バルタザール様〜！素敵―！！」みたいな黄色い声援がアチラコチラで飛んでました。実は去年も同じ様な現象が起こっていて、スペイン人に聞いた所、どうやらバルタザールは3博士の中でも一番人気なんだとか。ヘェー、そんなのあるんですね。で、このアフリカの王様の後ろにはコレ又、機械ラクダ（？）みたいなのが居てちょっと面白かったかな：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489563.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>最後は、夢の国の妖精か何か知らないけど、「良い子の皆さんはもう寝ましょうね」みたいなのと、一年を通して行儀の悪かった子にはプレゼントの代わりに炭が贈られるという伝説がある事から、木炭で一杯の山車が来て締め括り。勿論子供達は大興奮&amp;大満足！<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120106_2489567.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br>&nbsp;<br>バルセロナという都市の面白い点、それはこの様な都市全体を使った催しが頻繁に行われ、市民までもがそれに参加し、そしてそこにはチョットした洒落が利いているという所だと思います。交通規制や建物開放を市役所主導で大々的にやりつつ、昨日までは就業の地だった街が、一夜にして一大エンターテイメントの場に早変わりするっていう身のこなし方も魅力的。

<br><br>そして何よりも大事な事、それは未曾有の経済危機という状況にも関わらず、この様な子供達にとっては非常に重要なイベントをきちんと企画し実行出来ている所ですね。つまりは予算は削るにしても、中止にはせずにきちんと子供達に夢を与える事を忘れないっていう所だと思うんですね。こういう事が出来る背景には、「3つ子の魂百まで」じゃないけど、子供の頃に体験した「忘れられないワンシーン」が、その人の一生を左右するくらい大切な記憶として残り、そういう一人一人の想像力／創造力の積み重ねが地中海都市の文明文化を成熟させてきたという事を、市民一人一人が良く分かっているという事の裏返しだと思います。そんな場面に遭遇した時ほど、地中海都市の懐の深さと言うモノを感じる瞬間はありません。
<br><br>やはり僕達日本人がバルセロナから学ぶ事は未だ未だありそうです。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>バルセロナ都市</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-06T19:38:00+09:00</dc:date>
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    <title>新年あけましておめでとうございます2012</title>
    <description>新年あけましておめでとうございます。



2012年の始まりを今年はバルセロナの自宅で迎えています。何を隠そう年末年始にスペインにいるのは結構久しぶりで、今年はクリスマスから続く一連の伝統行事を「これでもか！」と楽しみながらの年明けとなりました。ちなみに...</description>
<content:encoded><![CDATA[
新年あけましておめでとうございます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120101_2482014.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><br>2012年の始まりを今年はバルセロナの自宅で迎えています。何を隠そう年末年始にスペインにいるのは結構久しぶりで、今年はクリスマスから続く一連の伝統行事を「これでもか！」と楽しみながらの年明けとなりました。ちなみに上の写真はバルセロナの新名所、フランス人建築家ジャン・ヌーベル氏設計によるアグバータワー（地中海ブログ：<a href="../?eid=542181" target="_blank">アグバー・タワー（Torre Agbar)：ジャン・ヌーベル（Jean Nouvel)の建築</a>）。コンピュータ制御されたイルミネーションが次々と色を変えていき、新年を迎えるのに相応しい「楽しさ」を醸し出していました。
<br><br>日本には年越しそばや、紅白歌合戦といった伝統的な年越しの文化があると思うのですが、ここスペインにも古くから伝わる伝統的な年越しの慣習があります。それがコチラ：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20120101_2482015.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>スペインでは除夜の鐘よろしく、マドリッドの教会が0時を回った次点で12回鐘を鳴らすのですが、その鐘と同時に12個のブドウを食べると一年幸せに過ごせるという言い伝えがあるんですね。だからスペインの一般家庭では年明けが近づくと、上の写真の様に机の前に12個のブドウを用意するっていう光景が見られるんだけど、鐘の音に合わせて食べるっていうのが結構難しかったりします。何でかって、鐘突くの早過ぎなんで（笑）。

<br><br>さて、地中海ブログも今年で6年目を迎える事が出来ました。

<br><br>新年を迎えると同時に心意気を新たにし、今年は積極的に新しい事に挑戦し、去年に負けないくらいの飛躍の年にしたいと思っています。いや、絶対そうします！そして今年も「楽しい人生」、「豊かな毎日」を送る事をモットーに毎日全力で生きていこうと思っています。

<br><br>地中海ブログも昨年同様、僕の独断と偏見で勝手な事を書き続けていこうと思っているのですが（笑）、引き続きご愛読頂ければ幸いです。

<br><br>当ブログの読者の皆さんにとっても素敵な年になりますように。そして今年も宜しくお願いします！

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Happy New Year!
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Feliz A&#241;o Nuevo!（スペイン語）
</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Bon Any Nou!（カタラン語）</span>
]]></content:encoded>
    <dc:subject>バルセロナ日常</dc:subject>
    <dc:date>2012-01-01T08:04:00+09:00</dc:date>
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    <link>http://blog.archiphoto.info/?eid=1170657</link>
    <title>地中海ブログ、今年最も読まれた記事ランキング2011</title>
    <description>早いもので、今年もあと残すところ2日となりました。師走という言葉通り、年末は何かと忙しくて、かくいう今日も朝から打ち合わせの為にカタルーニャ音楽堂へ。



年末、しかも結構朝早かったので、あまり乗り気じゃなかったんだけど、仕事だからしょうがない。「チ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
早いもので、今年もあと残すところ2日となりました。師走という言葉通り、年末は何かと忙しくて、かくいう今日も朝から打ち合わせの為にカタルーニャ音楽堂へ。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111230_2479290.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>年末、しかも結構朝早かったので、あまり乗り気じゃなかったんだけど、仕事だからしょうがない。「チェ！」とか思いながらも現場へ着いたら、思いがけずミーティングの前に副館長さんがコーヒーとクロワッサンを御馳走してくれた（嬉）。更に、何時もは館内撮影禁止なんだけど、「今日は特別」という事で、ホールの写真も撮らせてもらえる事に。早起きして来た甲斐があったなー。



<br><br>さて、色んなブログを見ていると、年末という事もあって、何処のブログも「今年最も読まれた記事ランキング」とかやってるので、ちょっと僕もやってみる事にしました。と言う訳で早速、第五位：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111230_2479286.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>第五位：「<a href="../?eid=1170547" target="_blank">まるで森林の中に居るかの様な建築：サグラダファミリアの内部空間</a>」
<br><br>去年の11月に行われたローマ法王の訪問に合わせて急ピッチで内部だけ完成させたサグラダファミリアの内部空間をレポートした記事。この内部空間は本当に凄くて、一般の人はもとより、建築家も「一見の価値ありかも」と思わす何かがあります。そう、まるでナウシカの腐海の奥底に居るかの様な感覚さえ催す程です。

そして今年の第四位は：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111230_2479287.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>第四位：「<a href="../?eid=1170517" target="_blank">ヨーロッパの公立大学の授業料について</a>」
<br><br>ヨーロッパの大学情報って、アメリカの大学に比べたらやっぱりまだまだ未知な部分が多くって、特に授業料やコース終了後に授与されるタイトルが国や地域によって全く違うので、今後留学したいという学生さんなどに人気のある記事なのかなー？と思います。日本の若者の皆さんには、是非元気よく海外に出て行って活躍して欲しいものですね。

そして今年の第３位は：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111230_2479293.jpg" alt="" class="pict" height="354" width="250"><br><br>第三位：「<a href="../?eid=1021650" target="_blank">映画：愛を読む人(The Reader)：恥と罪悪感、感情と公平さについて</a>」<br><br>&nbsp;一昨年書いた映画評なんだけど、常に一定のアクセス数があって、大変息の長い記事となっています。コメント数も50を超えていて、それだけこの映画が人々の心を打ったという事でしょうね。本当に良い映画で、何度でも見たくなります。超おすすめ！

そして今年の第二位は：
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111230_2479288.jpg" alt="" class="pict" height="267" width="400"><br><br>第二位：「<a href="../?eid=1170598" target="_blank">スペインの新聞、La Vanguardia紙に載った村上春樹氏のインタビュー全訳</a>」
<br><br>世にも珍しい村上春樹さんのインタビュー記事の全訳が堂々の第二位にランクインです。特に1Q84の続編を示唆した事は、このインタビューで初めて明らかになった事であり、この記事をアップしTwitterに投稿した瞬間に、まるで一点から波紋が広がっていくかの様に、瞬く間に波及していったのは、僕にとっては忘れられない体験でした。翌日には日本の主要新聞も、この記事を参考にした記事を載せてましたしね。「一次情報の出所がとうとうブログに移ってきたのか！」という事を身を以て体験した瞬間でもあったかな。

そして今年堂々の第一位は：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466939.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>第一位：「<a href="../?eid=1170655" target="_blank">スペイン人に教えてもらった、誰にでも出来る美味しいパエリアの作り方</a>」

<br><br>この記事は今の所（12月30日現在）、はてなブックマークが約2800個程付いていて、はてなブの週間ランキングでも第３位にランキングしていました。日本人の皆さん、パエリア大好きですからね。納得の結果です。

<br><br>と言う訳で、今年の地中海ブログ、最も読まれた記事ランキングはこんな感じになりました。

振り返ってみると、今年も色んな記事を書いてきたなーとちょっと感慨深いかな。一年のまとめの意味でも面白いので、来年もこのランキングシリーズは続ける事にしよう。
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    <dc:subject>バルセロナ日常</dc:subject>
    <dc:date>2011-12-30T06:16:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
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    <title>今日はクリスマス！：本場ヨーロッパにおけるクリスマスの知られざる真実の姿</title>
    <description>今日はクリスマス！いつも何気なく横を通っているサグラダファミリアも、今日ばかりはスペイン人達のお祈りの力が届いているのか、いつもより輝いて見えるかな：



日本ではクリスマス、特に24日のクリスマスイブというのは「一年の内で最もロマンチックな夜」とか言...</description>
<content:encoded><![CDATA[
今日はクリスマス！いつも何気なく横を通っているサグラダファミリアも、今日ばかりはスペイン人達のお祈りの力が届いているのか、いつもより輝いて見えるかな：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111225_2471951.jpg" alt="" class="pict" height="400" width="300"><br><br>日本ではクリスマス、特に24日のクリスマスイブというのは「一年の内で最もロマンチックな夜」とか言う事になってて、街中には恋人達が溢れ、「ちょっとお洒落なレストランで食事を」とか、「大切な人にプレゼントを買って帰るかな」という人が多いかと思うんだけど、本場ヨーロッパのクリスマスと言うのは、何を隠そうコレとは全く逆なんですね。

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111225_2472733.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そう、ヨーロッパにおける12月24日そして25日というのは一年の内で街中が最も静まり返る日であり、街路という街路から人影が一人残らず消える日、それがヨーロッパにおけるクリスマスという日の実態なのです。特に24日の午後5時頃からお店はどんどんと閉まり始め、24日の夜に開いてるレストランやカフェなんて殆ど無いくらい！だから「本場ヨーロッパでロマンチックな夜を」とかいう幻想を抱いて来た日本人の皆さんが辿る道と言ったら、何処のレストランも開いてなくて、挙げ句の果てには世界的に有名なMのマークの超高級レストランでマックバーガーをかぶりつくっていう惨めなクリスマスになる事は間違いありません（笑）。ちなみに下の写真はサグラダファミリア前店。サグラダファミリアがドアップで見える、この店の立地だけは本当に高級レストラン並み（苦笑）。

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111225_2472713.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>では何故クリスマスには街中から人が消えるのか？

<br><br>何故ならヨーロッパにおいてクリスマスとは「家族みんなでキリストの誕生を祝う日」だからです。だからこの日ばかりは、公共空間で海産物やワインを楽しむ事が大好きなスペイン人と言えども、お爺ちゃんやお婆ちゃんの家に家族全員が集まって、こんな感じのスペインの家庭料理を、それこそ夜中まで家の中で楽しむ事が伝統となっているんですね（下の写真はメイン料理の前のつまみ、おなじみのイベリコ豚の生ハムなど。この後、スープ、サラダ、魚、肉、デザートなんかが「これでもか！」って言う勢いで出てくるんだけど、もう前菜でギブアップみたいな）：



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111225_2471952.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>さてこんなクリスマスなのですが、僕がクリスマスと聞いて思い出す事と言えばやっぱりコレかな：<br><br>&nbsp;<iframe src="http://www.youtube.com/embed/IDf7m_mi12g" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" width="420"></iframe>

<br><br>そう、僕が小学生の頃にテレビで良く流れていたJR東海クリスマスエクスプレスのCMです。特にこの牧瀬里穂のバージョンは歴史に残る傑作だと思いますね。<br><br>このCMを見てると、ホンのちょっと前まではネットや携帯なんか無くて「今とは全く違う社会が存在していたんだよなー」という事を思わずにはいられません。<br><br>確かに僕達の社会はテクノロジーの進歩のおかげで昔に比べて格段に便利になってきたし、その利便性のおかげで効率的な社会になってきつつあるとは思います。しかしですね、不自由だからこそ感じる事が出来る幸せ、不便だからこそ与えられる、もしくは与える事が出来る「喜び」って言うものも確かに存在すると思うんですよね。特にこのCMの牧瀬里穂の様に、携帯電話が無くて連絡がつかないからこそ生じる「待つ事の喜び」みたいな。そしてその様な感覚は、携帯電話が無い時代を知っている僕達の世代ではなく、産まれた時から携帯電話を持っている世代、それらのテクノロジーが空気の様に存在している世代にこそ深刻に生じる問題なのかも知れません。

<br><br>「果たして僕達の社会はテクノロジーの進化と共に幸せな方向に向かっているのか、もしくは効率性と引き換えに、人間としての大切な何かを失いつつあるのか？」
<br><br>携帯電話さえない時代のCMを見ていて、そんな事を思ってしまいました。
<br>
何はともあれ、
<br><br>Merry Chrismas!
<br>Feliz Navidad! （スペイン語）
<br>Bon Nadal!（カタラン語）
]]></content:encoded>
    <dc:subject>バルセロナ日常</dc:subject>
    <dc:date>2011-12-25T01:15:00+09:00</dc:date>
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    <title>スペイン人に教えてもらった、誰にでも出来る美味しいパエリアの作り方</title>
    <description>今や世界的に知られる所となった感のある、スペインを代表する名物料理の一つパエリア。今日はフライパンさえあれば誰にでも簡単に出来ちゃう、スペイン人に教えてもらった即席パエリアの作り方を伝授しちゃいます。
作り方は簡単だし、冷蔵庫にあるものだけで十分出来ち...</description>
<content:encoded><![CDATA[
今や世界的に知られる所となった感のある、スペインを代表する名物料理の一つパエリア。今日はフライパンさえあれば誰にでも簡単に出来ちゃう、スペイン人に教えてもらった即席パエリアの作り方を伝授しちゃいます。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466931.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>作り方は簡単だし、冷蔵庫にあるものだけで十分出来ちゃうので、一人暮らしの人や、気の合った友達なんかを家に呼んで「ちょっとパーティを！」って時には結構使えるかも。食卓にワインなんかを並べて食べたら「それこそレストランで食べるのと変わらない」‥‥と言ったら、ちょっと言い過ぎかもしれないですけどね（笑）。

<br><br>まあ、そんなこんなで早速作ってみましょう！
用意する材料はこんな感じ（2〜3人分）：
<br>
ピーマン1個
<br>鶏肉（300グラムくらい）
<br>トマト一缶（トマトの実が入ってるやつ）
<br>お米
<br>水



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466932.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>先ずはピーマンと鶏肉を適当に切り分けて、油を多めに引いたフライパンでしっかりと炒めます。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466934.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そこへトマト（一缶）を流し込み、トマトをほど良く潰していきます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466935.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>トマトがよく潰れたら、そこへお米1.5合を流し込みます。この時お米は研がずにそのまま入れるのがポイントなのだとか（何故だかは不明）。で、トマトのスープとお米が良く絡み合う様に混ぜます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466937.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>良く混ざったらお水350ml（お米1.5合を普通に炊く時の水の量と同じ）を加え、少し塩を振って味を整えます。



沸騰したら火を弱火にして、後はグツグツ炊くだけ。15分経ったら火を止めて、その上にアルミホイルを被せて更に10分間待ちます。



<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466938.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>10分経って銀紙を開けたら、美味しそうなパエリアの出来上がり〜。<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111222_2466939.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>後は、その辺のスーパーで買ってきた赤ワインと一緒に盛り付ければ、気分はもうバレンシアの高級レストラン！！

<br><br>簡単且つ早い！その上、フライパンさえあれば誰にでも出来ます。スペイン人に教えてもらった即席パエリアのレシピ。是非お試しあれ！
]]></content:encoded>
    <dc:subject>バルセロナ歴史</dc:subject>
    <dc:date>2011-12-22T07:35:00+09:00</dc:date>
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    <title>バルセロナ現代文化センター(CCCB)館長ジョセフ・ラモネーダ(Josep Ramoneda)氏解任に関する波紋その2：インタビュー記事全訳</title>
    <description>前回の記事の続きなのですが（地中海ブログ：スペインを代表する知識人でありバルセロナ現代文化センター館長ジョセフ・ラモネーダ(Josep Ramoneda)氏解任に関する波紋）、今日の新聞(El Pais, 17 de Diciembre 2011)にバルセロナ現代文化センター館長であるジョセフ・ラ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回の記事の続きなのですが（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170653" target="_blank">スペインを代表する知識人でありバルセロナ現代文化センター館長ジョセフ・ラモネーダ(Josep Ramoneda)氏解任に関する波紋</a>）、今日の新聞(El Pais, 17 de Diciembre 2011)にバルセロナ現代文化センター館長であるジョセフ・ラモネーダ氏のインタビュー記事が載っていました。内容は勿論、政権交代による解任劇とその裏事情。その行間からは彼の苛立ち、悲しみ、ひいてはこの先バルセロナが何処へ行こうとしているのか／もしくは何処へ行ってしまうのか？などが読み取れて、大変興味深い内容となっています。バルセロナの文化政策などに興味のある方は必見です！
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111218_2461144.jpg" alt="" class="pict" height="228" width="340"><br><br>以下の訳文はEl Pais紙(2011年12月17日)のP51に載った文の全訳です。
<br><br>Q＝インタビュアーの質問
<br>R＝ジョセフ・ラモネーダ氏の回答
<br>赤字＝訳者メモ

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「バルセロナを牛耳っている現政権CiU（カタルーニャ地域主義政党）は、私の館長解任を通して、バルセロナ市の政治的変化が文化部門にも及んでいるという事を視覚化しようとしている」<br><span style="color: rgb(0, 0, 0);">"Con mi salida, CiU visualiza el cambio cultural"<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">ジョセフ・ラモネーダ</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);">Josep Ramoneda</span> </span><br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: あなたが去った後、バルセロナ現代文化センター（CCCB）に一体何が起こるのでしょうか？
</span><br>Q: &#191;Qu&#233; pasar&#225; con el CCCB?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: これから一体どんな事が引き起こされるのか？それは私には分かりません。ただ分かっている事は、館長としての私の契約が更新されず、12月31日をもってCCCBを去らなければならないという事だけです。通常、文化センターなどの館長が変わる際には、次の館長が就任するまでの空白期間を前館長が補填するというのが慣習なのですが、個人的に現政権のやり方には納得がいかないので、それはしない事にしました。まあ現政権も頼んではきませんでしたけどね。間違ってもらっては困るのですが、民主主義的な手続きを踏んでバルセロナ市の政権を任せられたカタルーニャ地域主義政党(CiU)は私を解任する権利を持っているし、政権交代による公的機関のトップ交代などは何処の社会でも普通に行われている政治的ゲームの一部なので、その事を批判したり非難したりするつもりは毛頭ありません。ただ、そうするならするで、別のやり方があったと思うのです。

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">バルセロナ現代文化センターは他の諸機関には見られない特別な特徴を持った機関であり、そのユニークな個性を存続させる為には、スムーズな移行、特に前館長と次期館長の間における密なコミュニケーションに基づいた移行が必要とされるのですが、今回に限っては、その様な移行は行われない事になりました。代わりに、この机の上に現在行われている展覧会やカンファレンスなど全ての活動に関する諸情報と、それらについての私なりのメモを残していきます。これが今回の館長交代における移行であり、この様な移行こそ、現政権が望んでいる移行なのです。たった一つのファイルがね。

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">何故この様な解任劇が起こったのかについてなのですが、個人的な分析に依ると３つの可能性が考えられるかと思います。一つ目は、政治の世界においては常に付いて回る政治家達の怠慢が原因であると言う事、二つ目は政治家達の文化センターに対する配慮の無さと無関心、そして最後の一つは意図的に練られた戦略政策と言った所でしょうか。それらの内、どれが今回のケースに当てはまるのかは分かりませんが。</span>
<br>R: A d&#237;a de hoy solo s&#233; que no me renuevan y que por lo tanto el pr&#243;ximo d&#237;a 31 yo me voy, y tal como han ido las cosas, no aceptar&#237;a una pr&#243;rroga de interinaje. Tampoco me lo han sugerido. Quiero dejar claro que tienen todo el derecho a destituirme; forma parte de las reglas del juego, pero se pod&#237;a haber hecho de otra manera. Esta instituci&#243;n tiene unas caracter&#237;sticas peculiares que exigen una buena transici&#243;n y en cambio, aqu&#237;, sobre la mesa, solo quedar&#225; una carpeta con los proyectos que hay en funcionamiento y una nota m&#237;a con informaciones que puedan serle &#250;tiles al futuro director. Esta ser&#225; la transici&#243;n. Que sea por una cierta desidia que a veces se da en el mundo pol&#237;tico, por una falta de conciencia de la importancia de la instituci&#243;n o por una raz&#243;n estrat&#233;gica m&#225;s deliberada, esto es algo que yo desconozco.

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: 現段階では、いつ頃までバルセロナ現代文化センターの諸活動は決定しているのでしょうか？</span>
<br>Q: &#191;Ahora mismo hasta cuando est&#225; programado el CCCB?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: 2012年までは既にプログラムは決まっています。加えて2013年、2014年の為のプロジェクトなども動き出していますが、勿論それら全ての事は、新しい館長の意向によると思います。彼もしくは彼女が気に入らなければそれらはお蔵入りになるでしょうし。</span>
<br>R: 2012 est&#225; programado. Evidentemente habr&#225; que ver lo que quiere quien venga, y hay muchos proyectos en marcha para 2013 y 2014.

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: バルセロナ県のトップの方とはお話になったのでしょうか？（<span style="color: rgb(255, 0, 0);">（注）バルセロナ現代文化センターはバルセロナ県（75％）とバルセロナ市役所(25%)の出資によって運営されているコンソーシアムなので、館長任命などにはバルセロナ県の意向が強く出される。</span>）</span>
<br>Q: &#191;Ha tenido contactos con el presidente de la Diputaci&#243;n?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: 勿論です。彼はとても真摯で礼儀正しい方でした。私に対する今回の決定は、彼が決めた事ではなく、もっと上の方から手を回されて彼が決定させられた事だと思います。</span>
<br>R: S&#237; claro, es una persona muy cordial y muy correcta. Yo tengo la sensaci&#243;n de que ha ejecutado una decisi&#243;n que le sobrepasaba, que ven&#237;a de m&#225;s arriba.

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111218_2461149.jpg" alt="" class="pict" height="267" width="400"><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br>Q: バルセロナ現代文化センター設立当初(1994年)から言われ続けてきた事なのですが、CCCBにはナショナリズムの精神が欠如しているという批判が、特にカタルーニャ主義の人達から出されていますよね。その点については、右派（カタルーニャ地域主義政党）からだけではなく、前政権だった左派からも言われてきました。この事があなたの解任に繋がったのでしょうか？</span>
<br>Q: A lo largo de todos estos a&#241;os ha habido una cr&#237;tica permanente por parte del catalanismo, tanto de derechas como de izquierdas, al CCCB por su falta de esp&#237;ritu nacionalista. &#191;Ha jugado esto un papel en su destituci&#243;n?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: そうだと思います。その点については、あらゆる面における沢山の証拠がありますし、現政権の中には一部、強烈にナショナリズムを押し出すグループが存在するという事はスペイン人なら誰しも知っている事実です。間違ってはいけないのですが、それは現政権の中における「一部のグループ」だという事です。カタルーニャ地域主義政党の中には、それとは全く反対の事を推進している人達も存在しますので。問題はですね、そんなカタルーニャ・ナショナリズムを前面に押し出したい人達にとっては、私がCCCBに居る事が非常に厄介なのです。私を追い出さなければCCCBが本質的に持っているコスモポリタニズムという特徴を「現代ナショナリズム」という特徴を持つセンターに変える事は出来ませんから。更に私の解任は、バルセロナ市における政治の変化（政権交代）だけではなく、その様な変化が文化の面にも押し寄せてきているという事を視覚化する効果も伴っているのです。</span> 
<br>R: Seguro que s&#237;. Hay todo tipo de pruebas y todo el mundo sabe que hab&#237;a un sector de Converg&#232;ncia &#8211;un sector, porque otro pensaba lo contrario- que cre&#237;a que era necesario que yo saliera del CCCB para que se “visualizara” que el cambio tambi&#233;n hab&#237;a llegado a la cultura y que se ten&#237;a que sustituir el cosmopolitismo, esencialmente la etiqueta que se ha puesto a esta casa, por una cultura de nacionalismo moderno, por llamarlo de alguna manera.

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: 現代ナショナリズムとは一体何なのでしょうか？</span>
<br>Q: &#191;Qu&#233; es el nacionalismo moderno?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: さっぱり分かりません。おそらく新しい館長が就任したら次第に明らかになるとは思うのですがね。（皮肉を込めて）そう期待しましょう‥‥。CCCBにとって本質的な事は、このセンターがバルセロナにあるという事、そしてその中でもRAVAL地区（バルセロナの歴史的中心地区）に存在すると言う事です。そんな環境で生まれ出たCCCBはその誕生から本質的にユニバーサルな雰囲気を持っていました。故に我々は今まで常に開かれたテーマを考えてきましたし、グローバルなテーマを扱ってきました。ローカルなテーマに優先順位を置くという事はしてこなかったのです。グローバルな視点を持ち、その中において自国の文化を捉えるというやり方こそ、私が「文化」を理解するやり方だからです。</span>
<br>R: Yo no lo s&#233;, tal vez lo sepamos cuando otra persona tome el mando de esta casa… Nosotros solo ten&#237;amos presente que esta instituci&#243;n estaba en Barcelona, que estaba en el barrio del Raval, que es un elemento decisivo, y que su &#225;mbito era un &#225;mbito universal. Hemos intentado siempre pensar en temas abiertos y globales y no en priorizar lo local. Esta es la manera como yo entiendo la cultura.

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111218_2461143.jpg" alt="" class="pict" height="266" width="400"><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br>Q: バルセロナ現代文化センターは慣習的な美術館とは一線を画した存在となっていますね。何故でしょうか？</span>
<br>Q: El CCCB es una instituci&#243;n at&#237;pica que escapa a la pr&#225;ctica muse&#237;stica habitual…

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: バルセロナ現代文化センターは「新しい文化センターのモデルになる」という強い意志を持って立ち上げられた特異なプロジェクトだったからです。ここで行われている教育的な諸コース、お祭り、カンファレンスや会議、更には展覧会などといった諸活動は、各々が独立して存在している訳ではなく、全体と密接な関係をもって動いているものであり、そういう意味において「全」の中の「一」なのです。それら一つ一つの部分がなければ全体は成り立ちませんし、もしも一部を取り除いてしまったら全体が崩れ落ちてしまう様な、そんな大変複雑な均衡の上に成り立っているのです。

</span><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><br style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">近頃、大変気にかかる話題が私の耳にも入ってきているのですが、現政権がバルセロナ現代文化センターの隣にあるバルセロナ現代美術館(MACBA)の一部機能を現代文化センターに移し、2つの機関を統合しようという動きがありますよね。おそらく、その提案は現代美術館にとっては有意義なものなのでしょうが、我々にとっては迷惑極まりない提案だとしか言いようがありません。ハッキリ言うと、CCCBの個性を殺してしまう様なものなのです。</span>
<br>R: Porque era un proyecto at&#237;pico que naci&#243;n con la voluntad de crear un modelo. Hemos desarrollado un modelo de equilibrio complejo, del que es muy dif&#237;cil mutilar una parte sin cargarse el todo, porque los cursos, los festivales, las conferencias y las exposiciones no van cada una por lado sino que forman parte del todo. Estos d&#237;as he o&#237;do algunas cosas preocupantes, como se&#241;ales de que el Macba [el vecino Museo de Arte Contempor&#225;neo de Barcelona] quiere ocupar salas del CCCB.

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: おそらく、現政権にとっての文化の定義とCCCBが考えている文化の定義の食い違いだと思うのですが。</span>
<br>Q: Tal vez no encaja en lo que CiU entiende por cultura.

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: 一般的に言って、政治には幾つかの特徴があると思うのですが、その中でも特に保守系政党に関して言えば、文化政策を歴史的建造物や彫刻、もしくは絵画などと言ったコレクションとして博物館などに展示されているものへと狭く定義する傾向があります。しかし文化とは、それら歴史的遺産を蓄積するという枠組みでくくる事が出来るものだけではなく、創造力に基づいて何かしらを創り出すという活動も含まれるのです。そして公的機関が、この様な創造に関する文化政策に深く関与する事は非常に重要な事なのです。それらクリエイティビティを生かした諸生産は将来的な可能性の扉を開く事になりますし、その様な創造に基づいた活動というのは、プライベートセクターだけでは保持する事が非常に難しいからです。</span>
<br>R: Creo que hay algo muy caracter&#237;stico de la pol&#237;tica en general y de la pol&#237;tica conservadora en particular, que es la tendencia a reducir las pol&#237;ticas culturales p&#250;blicas a lo estrictamente patrimonial. Pero es muy importante que haya pol&#237;ticas culturales p&#250;blicas que jueguen a fondo la carta de la creaci&#243;n, porque se abren puertas y se mantiene viva una sensibilidad muy dif&#237;cil de tener solo con el sector privado.

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111218_2461148.jpg" alt="" class="pict" height="268" width="400"><br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">Q: この20年間における社会文化的な変化をCCCBからどの様にご覧になっていましたか？</span>
<br>Q: &#191;C&#243;mo ha visto desde el CCCB los cambios de las dos &#250;ltimas d&#233;cadas?

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">R: そうですね、非常に重要な３つの変化を我々の社会は体験したと言えると思います。一つ目は、政治に対する信頼感の喪失です。政治の文化に対する無関心さ無理解さという意味においてですが。二つ目は近年勃興してきた新しいテクノロジーによる我々の生活や人間自身への影響について。そして最後の一つは、それら技術革新による変化によって、我々の社会に一体どの様な新しい組織が生まれ出てきているのか、もしくはどんな組織形態が必要とされているのかを見極めると言う事です。現在我々の社会が直面している新しいタイプの経済危機に対して、古い言語や古い態度を持って対処していても、それは何にもならないのです。この様な変革の真っただ中において、新しい言語や組織形態を探し出す事こそ、現在CCCBが扱っている最も重要なテーマの一つなのです。</span>
<br>R: Dir&#237;a que hay tres cambios importantes: la p&#233;rdida de confianza en la pol&#237;tica, en el sentido de una menor relaci&#243;n con la pol&#237;tica institucional; la perplejidad sobre los grandes cambios tecnol&#243;gicos y su impacto sobre la antropolog&#237;a, sobre la propia especie humana, y la necesidad de ver qu&#233; nuevas formas de organizaci&#243;n nacen de estos cambios cuando hay la sensaci&#243;n de que la crisis y sus efectos est&#225;n siendo tratados con posturas y lenguajes completamente antiguos. Este es uno de los ejes centrales sobre los que est&#225; haciendo cosas el CCCB.
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    <dc:subject>インタビュー集</dc:subject>
    <dc:date>2011-12-18T06:17:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>cruasan</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.archiphoto.info/?eid=1170653">
    <link>http://blog.archiphoto.info/?eid=1170653</link>
    <title>スペインを代表する知識人でありバルセロナ現代文化センター館長ジョセフ・ラモネーダ(Josep Ramoneda)氏解任に関する波紋</title>
    <description>前回のエントリで書いた様に、今週月曜日までスペインは10日間の連休だったんだけど、その連休が終わったかと思ったら、早い所ではもう既に今日から2週間に渡るクリスマス休暇に入る仕事場もあったりするそうで‥‥ホントに何時働いてるんだ、スペイン人（苦笑）！そうでな...</description>
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前回のエントリで書いた様に、今週月曜日までスペインは10日間の連休だったんだけど、その連休が終わったかと思ったら、早い所ではもう既に今日から2週間に渡るクリスマス休暇に入る仕事場もあったりするそうで‥‥ホントに何時働いてるんだ、スペイン人（苦笑）！そうでなくても来週土曜日は12月24日クリスマスイブという事で、来週が仕事納めとなる人が多いかと思われます。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111216_2458161.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>そんな中、僕はと言うと、何だかんだと予定が入ってて、結局年末までは忙しい日々を送る事になるかなーとか思ってるんですけどね（悲）。そんな訳で今週はブログを更新する暇も無いくらいなんだけど、今日の新聞（La Vanguardia digital version, 15 de Diciembre 2011)にちょっと無視出来ない記事が載っていたので、これだけは急いで書いちゃおう。バルセロナひいてはヨーロッパ全土の知識人層を揺るがす程の衝撃的なニュース、それがコチラです：

<br><br><span style="color: rgb(0, 0, 255);">「バルセロナの知識人達は、バルセロナ現代文化センター館長ジョセフ・ラモネーダ氏の今季限りでの解任に不満爆発の様子だ。現政権に送りつけた公開状にはこんな言葉が記されていた：
「バルセロナが生んだ偉大な哲学者、ジョセフ・ラモネーダ氏はバルセロナ現代文化センターを国際的に名の通った「文化の実験室」に押し上げた。彼なくしては、ここまでの躍進は有り得なかった。その事を忘れたとは言わせない」</span><br>&nbsp;“Intelectuales censuran el cese de Ramoneda al frente del CCCB; 
En una carta abierta, recuerdan que el filosofo ha convertido el Centre de Cultura Contemporania en “laboratorio cultural de la innovacion” de prestigio internacional”

<br><br>そうなんです、何と、バルセロナ現代文化センター創設者の一人であり、1994年の開館から現在まで17年もの間、バルセロナの文化を背負ってきた知の巨人、ジョセフ・ラモネーダ氏がバルセロナ現代文化センターを去らなければならないという公式なお達しが現政権から出てしまったんですね。この余りにも文化的な事情が分かっていない現政権(ちなみに現政権のCiUは今年初めて政権についた1年生政党であり、文化政策にはそれ程力を入れてない)の決定に対して、スペイン中の文化人達が反対していると、そういう訳なんです。
<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111216_2458162.jpg" alt="" class="pict" height="264" width="400"><br><br>当ブログでは事ある毎にラモネーダ氏に触れてきたんだけど、というのも、現代スペインの社会文化状況、そして政治経済状況を語る上で彼の名は絶対に外せないからなんです。何を隠そう彼は元々哲学者なんだけど、その後、EL Pais紙、そしてLa Vangurdia紙でジャーナリストとして働いていたという事もあって、専門である哲学は勿論の事、政治経済、文学、建築、現代アート、更には最近の音楽までカバーしている無茶苦茶守備範囲が広い、知識人中の知識人。

<br><br>そんなスペインの誇る知の巨人、ジョセフ・ラモネーダ氏と僕の出会いは大変唐突なものでした。



<br><br>あれは忘れもしない今から10年程前の事、僕が初めてバルセロナの地を踏んだその翌日、バルセロナ現代文化センターで行われた、僕が当時通っていたマスターメトロポリス（地中海ブログ：<a href="../?eid=559867" target="_blank">イグナシ・デ・ソラ・モラレス（Ignasi de Sola Morales）とマスター・メトロポリス・プログラム（Master Metropolis）</a>）のオープニングの席で、本当なら挨拶をする筈だった故イグナシ・デ・ソラ・モラレス氏に代わり、壇上に上ったのがラモネーダ氏だったのです。

<br><br>その当時は、勿論ラモネーダ氏がどんな人なのか何て全く知らず‥‥バルセロナ現代文化センターという施設が一体何をしている所なのか？という事さえ分からず‥‥勿論その数年後、その施設で働く事になろうなんて夢にも思いませんでしたけどね。

<br><br><img src="http://img.blog.archiphoto.info/20111216_2458160.jpg" alt="" class="pict" height="300" width="400"><br><br>ちなみにそのオープニングの後に開催されたウェルカム・パーティーで、なに気に仲良くなってしまったのが、コテコテのカタラン人で美術評論家のミケルさん。何で仲良くなったかって、彼も僕も英語がそれ程得意じゃなかった事から、2人ともボディランゲージでなんとかコミュニケーションを取ろうとしてたら、「何となく気が合った」‥‥みたいな（笑）。結局彼は、スペイン語がさっぱり分からなかった僕に本当に親切にしてくれて、時々家とかにも招待してくれてたんだけど、「今度は仕事場に来い」とか言ってくれたので行ってみたら、何とそこはバルセロナ現代美術館の館長室だった！「えー、ミケルさん、あなた館長さんだったんですかー！」みたいな（笑）。とっても気の良いお爺ちゃんで、趣味かなんかで美術評論やってるとばっかり思ってたんだけどなー（笑）。

<br><br>と、まあ、ラモネーダ氏、そしてバルセロナ現代文化センターというキーワードを見ていたら、そんな昔話を思い出しちゃったんだけど、では何故ラモネーダ氏はバルセロナ現代文化センターを去る事になったのか？

<br><br>それはずばり、バルセロナの政権が変わったからです。その一点に尽きます。

<br><br>スペイン民主化後、バルセロナ市では労働左派政権がヘゲモニーを敷いてきたんだけど、実は今年5月の選挙で、労働左派が右寄りのカタルーニャ地域主義政党に政権を奪われるという歴史的事件が勃発しました（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170591" target="_blank">スペイン統一地方選挙2011：バルセロナに革命起こる</a>）。それに伴い市役所内は勿論の事、関連機関などのトップだけでなく、今まで各部署でリーダー的存在だった人、現場の事が良く分かってる技術の人なんかを「根こそぎ変えてしまう」というトンでもない事態があちこちで起こっているんですね。今回のラモネーダ氏の交代は、明らかにこの軸線上に載ったものです。

<br><br>未だ後任の情報は（公式には）出てないんだけど、僕の周りの噂ではESADE（バルセロナのビジネススクール）内にある社会文化研究所のとある人物が就任するんじゃないかと見られています。

<br><br>まあ、個人的な意見を言わせてもらえれば、誰が館長になっても同じかな。何故ならジョセフ・ラモネーダ氏の後を継ぐ事が出来る人なんて絶対にいないからです。これと全く同じ事が都市計画部門でも起こってるんだけど（地中海ブログ：<a href="../?eid=1170645" target="_blank">バルセロナで国連関連のワークショップ始まる：バルセロナの忘れられた地区大発見！</a>）、これでバルセロナの文化部門も数年間の停滞、失われた4年間になる事は必至ですね。
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    <dc:subject>バルセロナ都市</dc:subject>
    <dc:date>2011-12-16T07:38:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>cruasan</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
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