地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
アルヴァロ・シザ(Alvaro Siza)の建築:コルネリャ・スポーツセンター(El Parc Esportiu Llobregat de Cornella)その2:行き方
以前のエントリ、アルヴァロ・シザ(Alvaro Siza)の建築:コルネリャ・スポーツセンター(El Parc Esportiu Llobregat de Cornella)でも書いたのですが、バルセロナに近接する街、コルネリャ市にはアルヴァロ・シザ設計による複合スポーツ施設があります。

この施設は公共の施設なのですが、会員にならないと中へは入らしてもらえません。(受付ホールは見学・撮影OK)この建築のメイン空間である天井に幾つも丸穴が空いたプール空間へは入場料(15ユーロ)を払わなければ通してもらえないんですね。「えー、高いなー」とか思いつつ、よく聞いてみたら毎週水曜日の午後は建築家達の為に特別にプール見学を無料でやっているとの事。さすがに世界のシザらしく、ここカタルーニャにおいても建築家達の関心の高さ・人気の高さには絶大なものがあります。

という訳で早速、仕事の合間に時間を作って見学に行ってきました。先ずは恒例の「建築の歩き方」から。

バルセロナの中心に位置するスペイン広場(Barcelona-Pl.Espanya)から国営鉄道FGC(Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya)に乗ってコルネリャ−リエラ(Cornella-Riera)駅まで行きます。コルネリャ駅にはスペイン広場から出る全ての鉄道(S33, S8, R6, S4, R5)が停車するので、スペイン広場駅に着いた時に目の前に待っている鉄道に飛び乗ればOKです。本数は限りなくあるので心配する必要は無いでしょう。スペイン広場からコルネリャーリエラ駅までは約15分です。

唯このコルネリャ駅というのは、以前紹介したアントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)の最高傑作と名高いコロニア・グエル教会最寄の駅である、コロニア・グエル(Colonia Guell)駅と同じ線上にあるので、教会に行った帰りにシザの建築に寄るという時間節約が十分に可能です。その場合は、行きにコロニア・グエル駅に止まる(S33, S8, R4)線に乗って、帰りはコロニア・グエル駅に到着した電車に乗って3つ先のコルネリャ駅で降りるという順序になりますね。

さて駅からスポーツ施設への行き方なのですが、とりあえず駅の地上に出ます。すると結構広い通りに出ます。



駅出口とは反対方向へ3分ほど進みます。





すると右手側に青の背景に黄色の文字でCaixa Laietanaと書かれた特徴的な銀行が見えるはずです。



そこを右手に曲がり、更に2分程直進します。突き当たりが自動車道なのですが、そこから直ぐに真っ白なスポーツセンターが見えるはずです。



駅からスポーツセンターまでは所要時間約10分といった所ですね。

アルヴァロ・シザ(Alvaro Siza)の建築:コルネリャ・スポーツセンター(El Parc Esportiu Llobregat de Cornella)その3:シザの新たな建築言語で不思議な空間体験をするに続く。
| 建築の歩き方 | 16:45 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
ミラノ旅行その3:パヴィア修道院(Certosa di Pavia):行き方
ミラノから南へ30キロ、バスで30分程行った所にある村、チェルトーザ・ディ・パヴィア(Certosa di Pavia)にあるカルトゥージア(Carthusians)会の修道院であるパヴィアの修道院に行ってきました。1396年に建設が始められたこの修道院はロンバルディア・ルネッサンス様式の傑作として世界的に知られています。人里離れたとても静かな所に建つこの修道院には、我々の世界とは違う時空間が流れているようであり、噂に違わず素晴らしい建築だと思います。

さて、先ずは「建築の歩き方」こと、この修道院への行き方から。
ミラノ市内の地下鉄2番線に乗ってFamagosta駅まで行きます。バス停は改札を出て階段を上った地上階にあるのですが、地上に出る前に改札近くにある売店でバスチケットを買わなければいけません。売店のおばちゃんは英語が通じないのですが、Sila社のバスでCertosa di Paviaに行きたいと言えばチケットを売ってくれます。確か片道2.5ユーロくらいだったと思います。バスは約15−20分に一本くらいの割合で走っているようです。こちらのページで時刻が確認出来ます。

地上に出たらバス停を探さなければいけないのですが、これが大変。一杯ありすぎてどれがどれだか分からないからです。一応「PAVIA行き」みたいな標識が立っているのですが、小さいので見つけにくいかもしれません。



それよりもPAVIA行きのバスは青いので、とりあえず、青いバスを探すのが賢明ですね。



そうしたら運転手に本当にPAVIAに行くのかどうか聞いてみましょう。狙うのは直通(Directo)のバスです。中には各駅停車(Omnibus)のバスが混じっていてコレに乗ってしまうと1時間程かかります。(僕は間違って帰りにこのバスに乗ってしまいました)

バスに乗る時に運転手に「Certosa di Paviaで降りたい」と言って運転手の近くに座りましょう。そうすると、約30分後にバス停に着いた時に教えてくれます。自力でCertosa di Pavia駅を見分けて降りるのは非常に困難だと思います。

さて、バス停を降りたら進行方向とは反対側に10メートル程進み、最初の信号で道を渡り、そのままその道を1キロ程進みます。





並木道を約10分程歩くと行き止まりに目的の修道院が見えてきます。


| 建築の歩き方 | 16:01 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)の建築:コロニア・グエル(Colonia Guell)その1:行き方
土曜日の午前中、何気なくテレビを付けたらサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)が写ってた。ぼーっと見てたら無性にガウディ建築が見たくなって、天気も良い事だし、ガウディの最高傑作として名高いコロニア・グエル教会に行ってきました。よく考えたら最後に行ったのが美術手帖関連の時以来だから、実に4年振り?

ガウディが1914年まで関わり、ついに完成する事の無かったコロニア・グエル教会はバルセロナから電車で約15分の所にある、その名も「コロニア・グエル」にあります。ここは元々、サンタ・コロマ・デ・セルベジョ(Santa Coloma de cervello)市という名前だったんですが、1890年にバルセロナの大実業家でありガウディのパトロンでもあったグエルさんが、その当時バルセロナ市内で勃発していた紛争を避ける為に、ここに繊維工場を移転させたんですね。その時、その工場と共に労働者の家とか文化施設なども建設しました。

グエルさん(欧米のお金持ちが皆そうであるように)が偉かったのは、自分が特別であり、社会に自分の富を還元しなければならないと自覚していた所でした。市(Colonia Guell,santa Coloma de cervello)が発行している街案内のパンフレットに、こうあります:

「コロニア・グエルとカタルーニャ地方に存在していたその他多くの工業住宅地との違いは、エウセビ・グエルが労働者の生活環境の向上に努め、文化保護の立場をとったことにあります。その結果、コロニア・グエルは文化的、宗教的な施設を備える一方で、モデルニズムの流れを新設の建築物に取り入れるため、様々な建築家が採用されたのです。・・・」

この街の風景を構成している建築物を手掛けた建築家リストを見ると確かに尋常では無い顔ぶれが並んでいます。例えば、モデルニズモの重要な建築家、ジョアン・ルビオー・イ・ベイルベー(Joan Rubio i Bellver)とか。彼は何を隠そう、あのイグナシ・デ・ソラ・モラレス(Ignasi de Sola Morales)マニュエル・デ・ソラ・モラレス(Manuel de Sola Morales)のおじいちゃん。さすが建築一家!

僕にとって何よりも興味深いのは、グエルさんのような人がきちんと、建築とは街の風景を構成するものであり、街の質やそこで生活する人々の生活の質に決定的な影響を与えると言う事を理解していた所ですね。ここで街の質という時、僕が想定しているのは公共空間の質と言う事です。公共空間の質はそれを取り囲む建築のファサードの質に明らかに依っている。そしてそれを背景として行われる人々の祝祭に大きく影響するわけです。

人は人生に彩りを与える為に様々な「祭」を発明してきました。そして地域によって異なるそのような「祭」の違いを我々は文化と呼んでいるわけです。この街にはそんな「祭
の質」を髣髴とさせる雰囲気が今でも残っています。そしてそれが建築に依っていると言う事を発見する時、とても感動してしまいます。

さて、こんな素敵な村コロニア・グエルへの行き方なのですが、先ずはスペイン広場からFGC(Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya)という鉄道に乗ります。Barcelona-Pl.Espanya発車でColonia Guell駅を通過する電車は、S33,S8,S4番ラインですね。これら3つのラインの内どれかが、約10分間隔で出ています。

この電車に乗る事約15分。Colonia Guell駅で降ります。



先ず降りたら電車進行方向に向かって歩き階段を上り、駅を出た直ぐの所に「コロニア・グエルこっち」みたいな標識があります。



この標識に従って車道沿いに歩く3分。





右手側に折れる最初の細い道にグエル工場があるので、そこで右に曲がります。



ここから真っ直ぐ5分程歩くと街中に出ます。
街に着いたら先ずは観光案内所を目指しましょう。



教会に入る為にはチケットが必要で教会では売っていないからです。一人4ユーロ(2008年4月現在)、コロニア・グエル教会と街のモデルニズモ観光パンフレット兼、観光案内所内のちょっとしたコロニア・グエルに関する展覧会入場料込み。

大変嬉しいことにパンフレットも展覧会も日本語訳があります。

アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)の建築:コロニア・グエル(Colonia guell)その2に続く。
| 建築の歩き方 | 20:40 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa)の建築その1:ブリオン・ヴェガ墓地(Brion Vega Cemetery)パート1:行き方
今日は早速今回の旅の目的の一つであるスカルパ建築巡り第一弾としてブリオン・ヴェガ墓地へ行ってきました。建築の感想はパート2で書くとして、とりあえず行き方から始めたいと思います。これが結構しんどいと思うので、写真付きで解説したいと思います。名付けて「建築の歩き方パート1」。

先ずベネチアから最寄り駅Castlefranco駅まで直通電車が出ています。
時刻表(2008年3月現在)
Venezia Santa Lucia発 - Castelfranco Veneto着
6:01- 6:52
6:36- 7:38
7:38- 8:33
8:13- 9:10
8:47- 9:45
10:13- 11:12
11:11- 12:02
11:30- 12:57
11:45- 12:43
12:47- 13:41
13:36- 14:31
14:12- 15:12
15:11- 16:02
15:36- 16:48
16:13- 17:03
16:52- 17:49
17:12- 18:09
17:46- 18:58
18:13- 19:14
18:48- 19:43
19:12- 20:09
19:46- 20:43
21:14- 22:19

大体1時間弱くらいで着きますね。ここまでは問題無いと思います。



着いたら駅を出て左手方向を見ると写真のような塔が見えるのでそれを目指して歩きます。その塔の所で今度は右手側に曲がります。



ずっと歩いていくと左手側にお城っぽいのが見えてきます。



それを無視して直進します。



5分くらい歩いていくと写真のようなBar-Borsaと書かれた小さなカフェにぶち当たるのでここで左手に曲がります。僕が行った時はココで青空市場が開かれていました。



ちょうど左手側にお城を見るように水堀に沿って歩いていきます。この水堀は途中で切れて無くなりますが、構わずにその先に見える写真の六角形っぽい建物を目指して歩きます。



それにぶち当たったら左手側に折れて、その先にバス停が見えるはずです。



ここまで所要時間約20−30分。

このバス停の前にBar Degustazione Rigatoというカフェがありますので、この中で切符を買います。



行き先はSt.Vito行き。往復3.8ユーロです。
4番線がSt.Vito行きで、下記が時刻表です。(2008年3月現在)

Castelfranco発    
6:00
6:30
7:40
10:35
12:20
14:00
16:15
17:35
19:05

このバスに乗り、運転手にスカルパのブリオン・ヴェガが見たいと言えば近くで降ろしてくれます。多分、多くの日本人が訪れていると思われ、運転手の人も慣れているようでした。大変親切に教えてくれました。



少し歩くと「ブリオン・ヴェガこっち」みたいなプレートもあるので直ぐに分かると思います。

帰りは降りた所と反対側の道路で待ちます。バス停は無いので、道に立ってバスが来たら手を振って止まってもらいます。
時刻表は下記の通り(2008年3月現在)

St.Vito
6:50
8:00
11:10
12:55
14:25
16:50
18:10
19:40

Castelfrancoバス停から墓入り口まで、所要時間は30分くらい。ただバスによってはルートが多少違ったりして時間が40分くらいになったりもするらしいと言ってました。又、降りる時に帰りのバスの事を聞いたら幾つか違う場所を指示もされました。僕は結局一番シンプルな、降りた所と反対側で待つ事にしたのですが。

ちなみに一番厄介なバスの時刻表なのですが、僕は前日にベネチアのツーリスト・インフォメーションへ行って確認してきました。そしたら、ベネチアのツーリストインフォはベネチア以外の情報は無いと言われCastelfrancoツーリストインフォメーションの電話番号を渡され自分で電話しろと言われました。僕は英語とスペイン語は出来るのですが、イタリア語は聞き取れないので、電話したは良いけれど言ってる事、特に数字なんかさっぱり分からなかった。ベネチアインフォにもう一度戻り、さっぱり分からないと文句を言ったら、ようやく電話してくれてバスの時刻を聞いてくれたんだけど、現地へ着いてビックリ。その情報がさっぱり違うじゃないですか!!!

スペイン人ってうんざりするほどいい加減だと日頃思ってるけど、イタリア人もかなり酷い。と言う訳で、バス会社のホームページを聞いてきたのでココに載せておきます

バスの時刻表は月によって頻繁に変わるそうなので、行かれる前にチェックされる事をお勧めします。イタリア語が分からなかったら、印刷してベネチアのホテルカウンターかツーリストインフォで聞くと良いでしょう。

先ず、ホームページに入ったら、Linne e Orari(ラインと時刻)という所をクリックします。そうしたらOrari InvernalとOrari Estiviが現れます。Orari Invernalは2007年9月10日から2008年6月7日までの時刻表(2008年3月現在)で、Orari Estiviは2007年6月10日から2007年9月9日まで(2008年3月現在)の時刻表です。という事は2008年6月8日にこの時刻表は改定されるという事ですね。

そうしたら、Line4 BIS S.Vito-Castelminioをクリック。ココでCastelfrancoからSt.Vitoまでの時刻一覧表が現れます。

最後に、お勧めレストラン情報。Castelfrancoの城壁内にVia FM PRETIという大通りが走っています。この通りはCastelfrancoツーリストインフォがある通りです。



この通りにある教会の直ぐ角にあるBistro San Giustinoというレストランは安くてすごく美味しかった。パスタ4ユーロ、ティラミス2.5ユーロ、カフェ+お菓子1.5ユーロという、ベネチアの半分くらいの値段で、ミスター味っこが作ってたみたいなナス入りミートソースパスタを堪能しました。かなりお勧めです。

カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa)の建築その1:ブリオン・ヴェガ墓地(Brion Vega Cemetery)パート2に続く。
| 建築の歩き方 | 22:12 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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