地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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スペインがユーロを離脱するかもと聞いて
ググってたらこんな記事を発見。
スペイン政府高官、ユーロ離脱説を否定

[マドリード 30日 ロイター] スペインがユーロ圏を離脱するとの観測がでていることについて、スペイン政府高官は「ばかげている」と否定した。
トレーダーの間では、ユーロ圏のなかでスペイン、イタリア、ギリシャなどの一部の政府債価格とドイツのそれとのスプレッドが拡大していることは、ユーロ圏がいずれ分裂するという憶測を一部反映している、といわれている。
スペイン政府高官は記者団に対し「ユーロ離脱はテクニカルな見地だけでなく金融面でも愚かしい」と述べた。


スペインがユーロ圏離脱を考えてるなんて全くの初耳で驚き桃の木。今朝新聞を読んでいた時にも、とくに目に付かなかったんだけど、今ネットで探したら原文発見。コチラ:Inflacion Espana a mínimo desde 1997, Gobierno no teme deflacion(1997年以来、最低値のインフレ率、政府はデフレの恐れは無しとの見解)

あー、確かに言ってますね。

Aparte, Vegara descartó de plano el viernes la alternativa de que España salga del euro.
"Plantear esto es un disparate. Salir del euro es un disparate no sólo desde el punto de vista técnico sino también financiero", dijo Vegara durante un acto económico.
REUTERS ESP GB


まあ、そりゃ否定するでしょうね(笑)。あまりにも現実離れしすぎてて、新聞も取り上げなかったのかな?

僕がスペインに来たのは丁度ユーロが導入される、正にその年でした。だから最初の数ヶ月間は旧スペイン通貨であるペセタを使っていたんですね。それが突然、「今日からお金が変わります」みたいな感じで、銀行でピカピカのユーロに交換したのを覚えています。「ホントにコレ、使えるのか???」というのが第一印象でした。

お金って生まれた時から身の回りにずーっとあって、空気のように、存在して当然という感じだったんだけど、「そんな基本的土台すら変わる事があるんだ!」という大ショックを受けたんですね。お金が無くなる、もしくは全く変わってしまう可能性なんか、コレぽっちも考えた事が無かったからです。

多分僕達はものすごく平和な世の中で生きている。そしてそれが永遠に続くと思っている節が何処かにあると思います。

(ちょっと話がズレるかもしれないけど、実は一昨年の年末年始にロンドンに旅行に行った時の事、1月2日の朝方5時頃、急にホテル中に警報機が鳴り響きました。最初は「どうせ直ぐ鳴り止むだろう」とか思って寝ていたのですが、5分経っても鳴り止まないので、仕方が無くガウン姿で恐る恐るドアを開けたら、同じ階の人達も同様に様子を伺っていました。その内、皆がぞろぞろと階下に非難し出したので、僕も非難したのですが、その時既に最初のベルを聞いてから、およそ30分。ホテルの全ての人が避難し終えたのが約1時間後。結局、警報機は誤作動だった事が後に判明したのですが、本当だったら大災害に発展していた事間違い無しです。コレは如何に普段、僕達が災害とは無縁の世界に生きている、もしくは災害なんて起こらないと思っているか?を如実に表していると思います。)

思えば僕達が、あって当然だと思っているお金だってもとはと言えば、人間が創り出したシステムな訳です。確か岩井克人さんは貨幣論の中で「お金はお金だからお金である」みたいな事を言っていたと思います。つまりお金はみんながお金だと思っているからお金なんだという事ですね。(信用通貨としての貨幣)

ペセタからユーロに変わったと言う事は、みんながユーロを信用し始めたと理解する事が出来ると思います。逆にユーロの信用が落ちていったら・・・。

「スペインがユーロ圏を離脱」というニュースを聞いた時、正直、「そんな馬鹿な、ハハハ」とか思ったけど、一昨日のフランス各地で起こったデモや「今の日本は、革命前夜のフランスと似ている」という作家佐藤賢一さんのブログなどを読んでいると、平和ボケした自分に少しカツを入れなけらばいけないのかな?とか思ったりしちゃいます。
| バルセロナ日常 | 23:46 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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