地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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URUS Project: Ubiquitous Networking Robotics in Urban Settings プロジェクト、第2回審査会(Project Review)
今日は朝から欧州委員会の人達を交えたURUSプロジェクトのレビュー(審査会)がバルセロナ某所で開かれています。いつもながらに、このプロジェクトの朝は早い。朝8時集合!スペインでこの時間は考えられない!!!昨日のディナーなんて、夜1時解散だったし・・・ロンドンから来ている人達にとっては朝7時(時間差があるので)??かわいそー。

さて、プロジェクトレビュー(審査会)とは一体何か?というと、欧州委員会+外部のスペシャリスト(2−3人)を交えてのプロジェクトの経過審査ですね。欧州プロジェクトは一つのプロジェクトに対して、何億−何十億というお金が動くので、欧州委員会の方も「お金をあげて、はい、お終い」と言う訳にはいかないのです。

この審査会の結果次第によっては計画がストップしたり、予算の一部を返上しなければいけなかったりと、パートナー達にとっては、大変重要な決定が成される日なので、今日ばかりはみんな真剣そのものです。





以前のエントリでも書いた事なのですが、欧州プロジェクトの目的の一つは、多様な社会文化的バックグラウンドを持った人々の協働作業を促進させる事にあると思います。プロジェクトという一つの目的を与える事によって、それを達成する過程で他都市、他文化間の結び付きを強めようという隠された意図があると思うんですね。URUSプロジェクトのマネージャーもその事をよく分かっているから、昨日のプレ・ミーティングでも、「各都市間で連絡を取り合って創り上げたという過程を強調しよう」という事で合意しました。

そうこうしている内に、僕の出番が回ってきました。今日は同僚のA君がプレゼンを担当するので、ちょっとは気が楽です。しかしながら、突然の予期せぬ鋭いツッコミには気を付けなければいけないので気は抜けませんがね。

追記:ついさっき、僕達のプレゼンが終わりました。思った通り、かなり鋭いツッコミが飛んできたので、ちょっと焦ったりもしましたが、何とか2人で乗り切ることが出来ました。
| EUプロジェクト | 23:29 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
ヨーロッパがひとつになるには、色んなところで草分け的に共同作業をする過程を経るのが大事なんだなあ、と読んで思いました。

それにしても朝早いですね。ドイツ人が仕切ってでもいるんでしょうか?
アメリカに来て驚いたことのひとつは、アングロ・サクソンの文化って朝が早く、夜が早いってことでした。
朝食食べながら7時からミーティングするのは平気だけど、夜は勘弁って感じで。
一方ラテン系は夜9時とか10時頃からディナーを設定しようとするので、合わない。
そのあたりの時間感覚のすりあわせなんかも、文化が違うどおしの共同作業には重要だな、と感じました
| Lilac | 2009/01/29 12:48 AM |
Lilacsさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよ!ミーティングをするのにも、文化間の違いがあって、すれ違う事が結構あるんですよね。ヨーロッパといっても北と南では時間間隔が全く違うので、調整するのが大変です。

ラテン系なんて、朝は全くダメです。平気で遅れてくるし。逆に、北の方の人達は夜はダメですね。ディナーを一緒にしてても、11時頃になると、明らかに「もう眠いので帰りたいモード」に突入しますね。

実はヨーロッパの北と南の社会文化の違いには個人的にかなり興味のある所です。パリなど北の国で室内音楽や演劇が発達したのは、きっと寒いから外に出たくなかったのではと思っています。逆に南の国は、何時までたっても日が落ちないし、暖かいので、室内というよりは公共空間などでのアクティビティが生活の中心になってきたのだと思います。

実はそれが地中海文化の都市構造、公共空間を中心とした比較的コンパクトな都市を生み出してきたのでは?とも思っています。

オバマ大統領が車の規制やエネルギー問題を言い出して、その内、きっと地中海のコンパクトシティに言及するんじゃないのかなー、とか密かに思っています。
| cruasan | 2009/01/29 6:37 AM |
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