地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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仕事納めとヨーロッパのクリスマス
早いもので今年ももう仕事納めの季節となりました。今年の仕事は昨日の午前中で全て終わり。1月7日まで約2週間の冬休みに入ります。「え、また休み??」とか思った人、やっぱり多いですか?そう、又お休みなんです。で、何時もの如く旅行に行きます。ヨーロッパの年末年始は家族系行事が目白押しなので、旅行に行くというスペイン人は少ないのですが、僕はローマの休日してきます。

最初こちらに来た時は「休みばっかで何時仕事するんだ?」とか思ったけど、ある時、ふと、ヨーロッパには1年を通したある種のリズムが存在する事に気が付きました。約3ヶ月毎に1−2週間程度の休みがあるんですね。8月の夏休みが終わると、その約3ヶ月後には年末年始の2週間の冬休み。それから約3ヶ月後(3月の終わりから4月始めにかけて)にはセマナサンタ(Semana Santa聖週間)という2週間のお休み。そしてその3ヶ月後には1ヶ月の夏休みが控えています。イワユル3ヶ月間必死(?)に働いて、ちょっと休憩、そして又3ヶ月というサイクルです。そしてその3ヶ月の中にも1ヶ月に一度くらいの割合で3−5日の連休が組まれています。

3ヶ月のサイクルというのは慣れるととても心地が良い。思いっきり忙しくて連日ミーティングっていう日が続いても1ヶ月後には連休、そして3ヶ月後には休養を兼ねた旅行が待っていると思うと結構がんばれる。大げさな事を言っちゃうと、やはり人間には「生きる希望や目標」といったものが必要だと思いますから。

さて、そんなこんなで突入した冬休みなのですが、昨日の夜は言わずと知れたクリスマス・イブ。「雨は夜更け過ぎに・・・」のアレです。「本場、ヨーロッパのクリスマスイブってさぞかしロマンチックなんだろうなー」とか思った人多いんじゃないんでしょうか?しかしですね、これ程間違った(捏造された)イメージも珍しいというくらいのギャップがある日がこのクリスマスイブ。ヨーロッパのクリスマスイブは日本で抱かれているイメージとは全く違うという事をココで改めて強調したいと思います。

キリストが生まれた12月24日の夜は家族で集まって家でディナーをするというのがヨーロッパの伝統。故に街中のお店は勿論、ほとんどのレストランやバー、果ては公共交通機関も午後10時には運行を終えます。運転手だって家族があって、キリストの生誕を家族と一緒に祝いたいですからね。と言う訳で街の街路からは人の影がぱったりと消える日が12月24日の夜。

この夜は恋人同士でロマンチックなディナーなんてもっての他。イルミネーションに飾られた木々を背景に、腕を組んだ恋人同士がロマンチックな夜を求めてホテル街に消えていく・・・なんてほとんど教会への冒涜に近いとカタラン人の友人が言っていました。

日本文化におけるキリスト教の受容と変容、そしてその表象を研究している小寺武久先生最後の弟子の結婚式教会の村瀬君に聞くと良く分かると思うんだけど、きっと、「ホテルローマ」とか「ホテルバチカン」とかいう、サンピエトロ大聖堂をモデルにしたラブホテルとか絶対あるはず。そんな擬似教会堂で婚前前の性行為というだけでもすごいのに、更にそれをクリスマスイブに求める日本人って、一体なんて面白い民族なんだろう。海外に生活していると、逆に日本文化がよく見えてそれはそれでとても興味深いですね。

僕の助言:クリスマスの前後(12月24日、25日)はヨーロッパ旅行はしない事をお薦めします。美術館、博物館は勿論、上述のようにほとんどのレストランやバー、公共交通機関もストップしてしまうので。山下達郎の歌の如く「きっと君は来ない。一人きりのクリスマスイブ」になる事必死。だってみんな家族と過ごしているんですから。待ってても誰も来ませんよ、絶対。マクドナルドで寂しく食事する事になるのがオチです。

まあ、何はともあれメリークリスマス。
Merry Xmas
Feliz Navidad(スペイン語)
Bon Nadal(カタラン語)
| バルセロナ日常 | 20:31 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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