地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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聴け、カタラン人よ (Escolta, Catalunya)
前回のエントリに対してパブロ・イクラさんに頂いたコメントの返信を書いていたら、無償にカタラン人に対してモノを言いたくなったので、僕の返信をそのまま転載します。ちなみにこのエントリの題名は読む人が読めば分かりますよね。(そう言えばずいぶん前にジョルディ・ボージャ(Jordi Borja)も全く同じ題名の記事を新聞に寄稿してたなー)


こんにちは、パブロ・イクラさん。コメントありがとうございます。
「カタランがブームになる日も近い」はかなり現実的だと思います。

これだけグローバリゼーションが進むと世の中のどんな情報にもアクセス可能になっちゃうんですね。するとその内、スペイン語すら消費される日が来るでしょう。そうなると、絶対的に地域的なモノが価値を持つ時代が確実にやってきます。

僕が良く例えるのはグーグルの話なんですね。グーグルは世の中の情報を全て整理し尽そうとしている。グーグルを使えば世の中に存在する全ての情報を収集する事が出来る日が必ずやってくると思います。そんな世の中で真に価値を持つのは、グーグルが収集出来ないような情報、つまり長い時間をかけて蓄積される体験などなんですね。

僕が今、全力を傾けてスペインでの体験を蓄積しているのにはそういう訳があります。

話を戻すと、カタランのブームが来る前にカタラン文化が消えて無くなりやしないか心配しています。去年でしたか、Edicion62が危機に陥りましたよね?あれなんて典型的な例で、僕の周りなんかで何時もは「カタルーニャ、カタルーニャ」とか騒いでいる連中すら、Edicion62で文庫は買わない。何故なら高いからという言う始末。
ココへ来て、カタラン人が「カタルーニャ」と言っている理由は、かなり表面的な、ある種のブームでしか無い事が露呈してしまった訳ですよ。

僕としてはもう少し、自身の素晴らしい文化に誇りを持って欲しいのですが・・・外国人の勝手な願望であるという事は分かっているのですが、素晴らしい文化が薄れていくのを見るのは忍びないし、何より勿体無いですよね。
長くなってしまって申し訳ありません。
| バルセロナ日常 | 21:44 | comments(5) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
こんばんは、お返事ありがとうございます。このサイトにどうやってたどり着いたか覚えてないんですが、興味のある日記を書かれておられるので、定期的に読ませていただいております。携帯で見ている為、あなた様のプロフィール等分かりませんが、建築や都市計画のお仕事されているんでしょうか? 興味のある分野です。私は10年前にバルセロナのバリカルカ駅近くにホームステイをして3週間スペイン語教室に通いました。それからバルセロナの大ファンです。長々と失礼致しました。パソコンサイトのURLがあれば教えていただければ幸いです。 
| パブロ・イクラ | 2008/07/11 12:17 AM |
パブロ・イクラさん、何時も見て頂いているようで本当にありがとうございます。バリカルカに住まわれていたんですか? あの辺りって谷に橋が架かっていたりして、夕方とかになると夕日が谷を染めて非常にロマンチックな、正にヨーロッパの街角って感じになる辺りですよね。

このサイトって携帯でも見られるんですか?そんな事全く知らなくて、今まで言われた事も無かったので非常に驚きです。
PCアドレスはこちらです:
http://blog.archiphoto.info/

これからもヨロシクお願いします。
| cruasan | 2008/07/11 3:14 AM |
こんにちは、食道楽Mです。

「意味は分からないけど語感がいい/そしてカタカナ表記が可能な」単語を求めて商品名には仏・伊語が使われまくり、でもそれも淘汰されてしまった感があるからネタ元を変えないとって話ですね。

西語は母音の発音が強く、鈍な荒々しい印象が拭えなくってコスメ・美的分野では撥音が多い言語の方が人気だけれど、アニメとかでは逆に「発音が比較的容易」ってところが功を奏してるんでしょうか。

コーセーの口紅に「テスティモ」(覚えてますか?当時PRガールは杏里)ってカタラン語が使われてたけど、以来10数年、特に「あれ、カタラン単語だ〜」ってのに出会わないのはマイナー過ぎるせい?

誇りは持って欲しいんだけど、今街に溢れる「Visc・a Barcelona!」ってのには思いっきり引いてしまいました。カタチじゃなくってもっと余裕のある内容で攻めて欲しいです。
| M | 2008/07/11 7:12 PM |
食道楽Mさん、かなり切れ味鋭いコメントありがとうございます。行間から思考・知識の深さが滲み出ています。
「テスティモ」のCMには気が付きませんでした。発音による各業界の好みのお話もそう言われてみればごもっともですね。すばらしい!!!

Wikiによるとテスティモが誕生したのが1991年らしいですね。「1991年」って所がミソっぽい。つまりオリンピック前年に訳の分からない言語で若い女性層を引っ掛けつつ、翌年にその国への視察を兼ねた観光を彼氏におねだりというシナリオですかね。当時のプジョールとマラガルの売込みが目に浮かびます。

それにしても当時の杏里のCMは是非見てみたかったです。(youtube,dailymotion,veoh, 何処にも落ちていませんでした。最後の望みをかけてニコニコで探したけどダメでした。もうちょっと経ったら又探してみよーっと)
| cruasan | 2008/07/14 5:30 AM |
カネボウでしたね♪失礼しました。CMはやっぱ南国色の濃い感じだった記憶が。絶対どっかのアーカイブにありますよ、歌もはやったし!「恋は私のも〜の〜♪」

91年…それじゃ大納得ですね。おもしろーい。
| M | 2008/07/15 12:11 AM |
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