地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
<< マドリッド旅行その2:ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)の建築:国立ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia) | TOP | マドリッド旅行その4:ラペーニャ&エリアス・トーレス(Jose Antonio Martinez Lapena and Elias Torres)の建築その1 >>
マドリッド旅行その3:旧友と会う:アルヴァロ・シザ(Alvaro Siza)の住宅建築
マドリッド滞在初日の夜は、ポルトガルに居た時以来の友人である上野アツシさんに久しぶりに会う。かれこれ2年ぶりくらい。アツシさんは8年程ポルトのアルヴァロ・シザ事務所でシザの片腕として働き、バルセロナのコルネリャスポーツセンター(El Parc Esportiu Llobregat de Cornella)やマヨルカ島の住宅(Mallorca)などを担当された後、去年9月からマドリッドで独立を目指してがんばっているという建築一筋の方。

夕飯を一緒にという事でマドリッドの中心街であるチュエッカ(Chueca)地区にあるBarへと繰り出す。彼との会話はやはり楽しい。彼がシザ事務所で最後に担当したマヨルカ島の住宅の裏話などを色々と聞く。施主が超金持ちで今はモネオ(Rafael Moneo)の改修したフィンカ(Finca)に住んでいて、そこで飼っている子豚をそのまま丸焼きにしてシザと一緒に食べたとか。うまそー。

後日、彼のご好意で写真を何枚か送ってもらい、ブログに掲載する事も許可してもらいました。持つべきものはやはり友。ありがとうー、アツシさん。









この住宅、かなり面白いです。

その後話しはマドリッド(Madrid)の建築へと移行する。出版が派手で旺盛なスペイン建築界では、あたかも質の高い建築が多数出来上がっているような印象を受けるが、実は見るべきものはそんなに多くは無いという所で意見が一致する。このエリアでの一番の質を持った見るべき建築はトレド(Toledo)にあるラペーニャ&エリアス・トーレス(José Antonio Martînez Lapeña and Elías Torres)のエスカレータだと思いますね。

そんな話をしつつ夜が更けていきました。久しぶりに建築談義が出来て大満足の夜でした。
| 旅行記:建築 | 17:25 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
ご無沙汰です。CRUASANも元気そうで何よりです。AVEの開通と、ヌーベルのレナソフィア(ヘルツフォークのはどうしたか?)久しぶりに行きたくなってきましたよ!あつしも、元気そうで、何よりです。レナソフィアの大家根いいね。暑い、マドリッドにはあの日陰が必要です。ルツェルンのコンサートホールもそうだけど、大家根つくる領域、空間てその場所を意識させるよね。傘開いた時にできる、空間感と同じような。また、ヌーベルの使うツルツルした質感の素材って、写りこみを繰り返して、その空間の持つ領域を大きくも小さくもしてくれる気する。ちょっと、抽象的だけど、空間に溶け合うような感じかな。僕、個人的にはそれだけでいいんだけど、ヌーベルには機能を持った建築よりも、もっと純粋なアートを創ってほしい。それができるであろうし、建築の特有のプログラムのしばりが、魅力を半減させている気がするのは、僕だけだろうか?
 マヨルカの別荘いいよね。ちなみに、オーナーはカンペールの社長さん、娘さん、建築勉強していて、シザを選んだって言っていた気がする。ぜひ、見学してみたい。あつし、頼む。豚はいらのいから。
 僕も、トレドのエスカレーター1押しです。コンクリートの色といい、ダイナミックな造形といい。二重丸です。では、また。
| プルーデンス | 2008/04/12 4:36 PM |
プルーデンサさんお久しぶりです。あっちのアツシさん、元気でしたよ。彼女も紹介してもらいました。かなり久しぶりだったんで、昔話に花が咲きまくりました。一度又、3人で会いたいものですね。

ヘルツォークは見たけど、それほど感銘を受けなかったんでエントリには書きませんでした。外はそれなりに綺麗だけど、中は全然ダメですね。まあ、それが彼らの特徴と言えば特徴なのでしょうが。僕が気になったのは、ヘルツォークのやった建築の眼の前に出現した緑の壁。この緑の壁は明らかに民間の建物の壁面を利用しています。市が何かしら民間に働きかけたのか、もしくはその間でお金の動きがあるのかとか・・・、その辺は面白そうな気配がしますけどね。

トレドのエスカレータは行くつもりは無かったんですが、アツシさんと話しているうちにどうしても行きたくなってしまって、結局行っちゃいました。次のエントリに書くつもりなので、良かったら又見てください。
| cruasan | 2008/04/13 2:40 AM |
コメントする