地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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スペイン総選挙その2:カタルーニャのヒロイン、カルメ・チャコン(Carme Chacon)
3月9日に行われたスペイン総選挙は現社会労働党サパテロ政権(PSOE)が勝利しました。前のエントリで書いたように直前の世論調査や選挙前日に起こったテロなどの影響から政権維持はあやういかな?というのが僕の感じだったのですが、なんとか勝ったようです。

さて今回の社会労働党勝利に多大なる貢献をしたのがカタルーニャ地方です。カタルーニャ左派(PSC)は今回の選挙でいまだかつてない程の票を集め、議席数を大きく伸ばしました。(カタルーニャ総議席数47に対して絶対過半数以上の25議席獲得)

何故か?はっきりとした事は言えないけど、今回の選挙には明らかなヒロインがいました。37歳という若さで中央政府の住宅大臣に抜擢され、バルセロナ社会労働党第一候補として終始選挙を引っ張ってきたカルメン・チャコン(Carme Chacon)がその人です。余談ですが、彼女はもともと僕が住んでいるエスプルーガス市(Esplugues)の市長さんだったんですね。まだ彼女が市長時代に一度だけ街で見かけた事があります。

そんな彼女は現在妊娠7ヶ月。そんな諸事情が重なって今回の選挙では何かと彼女に注目が集まっていました。今回の投票率は75,32%。という事は前回同様に多くの若者も投票をしに行ったという事を示しています。そんな彼らが歳も近いカルメンに同調したのではないのか?年寄りが既得権にしがみついていて、何も変わらない政治に飽き飽きしていた国民が久しぶりに見出した希望の光。なんだか分からないけれど、何かやってくれそうな予感がする女性。これが一般市民が抱いている感覚なのではないでしょうか?

諸政策は勿論の事、その上で政治家にとって大事なのはカリスマ性だと思います。地元の声を代弁してくれるヒーロー。カルメン・チャコンはパスクアル・マラガル(Pasqual Maragall)後、久々に現れたカリスマ政治家になる期待を抱かせるような政治家です。
| スペイン政治 | 19:08 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
はじめまして。

スペインの法律の研究を趣味でやっているものです。なるほど、そういう人もいらっしゃったとは知りませんでした。
| Kashiroman | 2008/03/11 2:11 AM |
Kashiromanさん、コメントありがとうございます。

最近思うのですが、僕はものすごくわがままだなと思います。性格上、自分の好きな事以外には出来るだけ時間を掛けたくありません。というか、そんな事に時間を使うのがもったいないと思ってしまうんですね。だから仕事を探す時や割り当てられたプロジェクトでも、自分が好きな事以外は出来るだけ避けるようにしています(笑)。

他の事はともかく、自分の好きな事や楽しい事を探す事にかけては、かなり貪欲で誰にも負けないと思っています。そんなほとんど自分の趣味の延長上で生活の糧を得る事が出来る自分を、ホントに幸せだと思っています。

好きこそモノの上手なれ。
「スペイン」が趣味のモノ同士、お互いがんばりましょう。
| cruasan | 2008/03/13 5:09 AM |
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