地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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eGovernment Mobile Services Workshop
今日は朝からeGovernment Mobile Services Workshopに参加してきました。このワークショップは、現在バルセロナで進行しているEU2大プロジェクト、ICINGとP2Pプロジェクトの紹介と両プロジェクトに参加しているパートナー同士の情報交換を目的として開催されました。

バルセロナ、ダブリン、ヘルシンキ、ブルッセル、スロベニアなど政府関係者から新進企業まで多彩な顔ぶれで行われた今回のワークショップからは得るものが多かったです。特にこのようなミーティングの一番の魅力は世界中に同じような興味を持った人達とコネクションが出来る事ですね。ネットを通して世界中の人と繋がる事は出来るけれど、同じ時間と空間を共有した体験は互いの信頼関係をより深める事は間違いありません。

80年代後半から90年代前半にかけてマニュエル・カステル(Manuel Castells)サスキア・サッセン(Saskia Sassen)といった社会学者が、情報通信技術が進めば進むほどフィジカルな空間の重要性の低下というロジックに対する矛盾:都市のフィジカルな空間のより一層の重要性の増大を示したように、やはり顔を合わせた議論にはインターネットでは得られない体験が潜んでいると思います。

さっぱり関係の無い話ですが、サッセンが以前に書いていた文章で忘れられないフレーズがあるので紹介しておきます。



「(写真はイメージです。超高層ビルに入っている銀行のオフィス側から見ていると仮定して)この空間には2つのクラスが存在している。一つは暖房の効いたオフィス内で働くホワイトカラー。もう一つは空間の外で危険を冒しながらガラスを拭いているブルーカラーの労働者。同じ空間に属しながらもこの2つのクラスの間には見えない深い溝が存在している。この仕切り(ガラス)はとても薄く透明であるにも関わらず、決して乗り越える事の出来ない壁である。」

ワークショップは明日も続きます。
| EUプロジェクト | 22:21 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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