地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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Berlin その2: Hans Scharoun ( ハンス・シャロウン) の建築:Berlin Philharmonic Hall(ベルリン・フィルハーモニーのコンサートホール)
続けてその2に入ります。
ベルリンに行こうと思った別の大きな理由はハンス・シャロウンの建築が見たかった事があります。写真はBerlin Philharmonicの本部が置かれているコンサートホールです。演奏の舞台を中央に置き周りを観客席で囲む事によって何処の席からでも演奏者が良く見えるようにという当時としては画期的なアイデアを実現した建築。それによって当時の世論に大議論を呼び起こしたらしいけど、それこそ建築の醍醐味でしょ。音響も抜群に良いらしいです。内部は階段を駆使して様々な床レベルを生み出す事によりダイナミック且つ透明感溢れる空間になってます。この階段によるレベル差を生み出す手法というのは未だにドイツ現代建築にも見られる特徴だと思います。例えば最近出来たベルリン中央駅とか文化フォーラムとかこれと同じ。

何か核になる建築家が存在して彼が生み出した原型がその後のその地方の建築をも特徴付けるというのは興味深い。このようにしてその地方の建築文化というものが醸成されていくんですね。ちょっと踏み込むとココには建築におけるCopy-Right/ Copy-Leftの問題が隠れているのですが・・・それは又今度、別の機会に。

さて外形なのですがコレは内側の空間が膨らんで来たと言う感じ。槙さんがやられたコンサートホールや一連の体育館シリーズというのは同じようなアプローチを採られてますよね?中でも東京体育館は内側が膨らむのと同時に膨らみ過ぎず、まるで2枚の葉っぱが寄り添うような形ですごく繊細な所で止めていると思う。あれって最後の一線が下に落ちずに上に少し上がってる所がミソなのではないでしょうか?まるで日本のお城の屋根みたいに。

さて、Hans Scharounの建築を見ていて思う事はすごく「自由」な感じがします。この建築の空の切り取り方とか「ポヨーン、ポヨーン」って言う感じ。それがきっとSizaの心にも響いたんだと思うんですよね。これ又誰も言わないけどSizaは明らかにScharounの影響を受けてますよね。それに言及しているのは我が心の師の矢萩さんだけ。やっぱすごいなー、矢萩さんは。よく見てるよ。特にボリュームによる空の切り取り方、それが周りの空間に及ぼす影響や緊張感など。

僕はScharounの書いたモノとか批評とか全く読んだ事ないけど彼が建築でやりたかった事って人生の楽しさ、もしくは住むと言う事の楽しさみたいなものを表現したかったんじゃないのかな?勿論その当時は「建築は社会を豊かにしなければいけない」みたいな風潮があったと思うのですが、それに加えて「エンターテイメント」という点を重視したんじゃないんでしょうか。隣に立ってたグロピウスの集合住宅と彼のデザインした集合住宅を比べ見ていてふとそんな気がしました。ここには集まって住むという楽しさが滲み出てるような気がします。

シャロンの建築で是非訪れてみたい住宅があったのですがどうやらベルリンではなくドレスデンらしいという事が判明しました。という訳で次はドレスデンに行きます。それにしてもシャロンの建築情報少なすぎ。
Fotos: Berlin Philharmonic hall, Berlin Siemensstadt Apartment, Berlin Hohenzollerndamm Apartment.








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