地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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Berlin その1:I.M. Pei について
全国6人程度の我がブログ閲覧者の皆さんこんにちは。昨日まで休暇を利用してベルリンに行ってきました。今日から数回に分けて建築を中心にベルリンの印象を語って見たいと思います。

先ず初めに僕がベルリンに行こうと思った大きな理由の一つはI.M. Peiによるドイツ歴史博物館が見たかったからなんですね。建築雑誌にはあまり載って無いと思うので知ってる人は少ないのでは無いでしょうか?しかもペイですから今流行の軽い・キレイ系建築とは全く別路線で力を発揮した大御所で最近は作品も少ない事から注目もあまりされないし、もしかしたら学生諸君は知らないのかも知れない。しかしですね、僕はこのベルリンの美術館の写真を雑誌で一目見た時から忘れられ無くてどうしても見たかったんですね。

何故かって言うとマッシブな大理石の塊である本体にガラスの螺旋階段がくっ付いているのですがこれが大変魅力的で異様な力を放っているように見えたからです。ペイの建築はワシントンD.C.に行った時にナショナルギャラリーを見ましたが今回の地になっているのはそれと同じくマッシブな大理石の塊。これが取り合えずは強烈に「力」を放っています。今回の美術館の特徴はコレに対比するかのようにくっ付いているガラスの螺旋階段。コレがやりたかったんでしょうね。で、この一つのアイデアを際立たせる為に全てがそこに収束するように設計されている。

それにしてもこの螺旋階段はホントに不思議な形をしています。円錐に螺旋階段をくっ付けただけなのですが三層構造の最下部が裾広がりになっている。滑らかに上層へと続く曲線とそれに対比する垂直な直線。黒いスチールとノペっとしたガラスの材質がとてもマッチしている。ガラスの上下部を黒のスチールで縁取りしていてその帯だけが上まで続いているデザインによって軽やかさがより強調されている。何よりこの軽やかな螺旋階段と重たい大理石の対比が鮮やか。

はっきり言ったらこれだけの事なのですがこれだけの事でこれほど強烈な存在感を出し得てしまえるものなのでしょうか。そもそも何故彼はこんな形を良いと思ってしまえるのか。普通こんな形、綺麗だとは思いませんよね。シザもそうなのですが、彼らの建築の魅力はダサイ形とキレイな形の不思議な均衡にあると思う。ちょっと間違えるとダサイ形になる一歩手前にとどまる事によって異様な魅力を獲得しているというような。こういうのって最近流行の一筆書きのミニマルな建築をデザインするのとは次元の違う造詣感覚が必要だと思うんですね。やはり彼は他の人とはちょっと違う造詣感覚を持ち、形に対する感覚がかなり鋭いのかも知れない。

この辺は是非、彼と一緒に働かれていた渡辺先生に聞いて見たい所です。



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