地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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ガリシア地方でのド田舎生活:コウノトリの巣ってこんなに大きいって知ってた?
先日から始まったガリシア地方でのド田舎生活。

都会で生活していては絶対に見ることが出来ないモノ/体験出来ないコトに出逢えてしまうのがココで暮らす醍醐味だと思うんだけど、僕がこの村に来て大変驚いた事の1つがコチラです:



直径1メートルを超えると思われるコウノトリ(スペイン語ではcigüeñaと言います)の巣なんですね。この地方にはこの様なコウノトリの巣が、教会や集合住宅の屋根、はたまたお店の軒先など、至る所で見られます。



日本では「赤ちゃんを運んでくる」という逸話と共に知られているコウノトリなんだけど、この鳥がこんなにも大きな巣を作るなんて知っている人はあまりいないのではないでしょうか?(←これこそ正に、建築家無しの建築!) 実際僕はこの田舎に来るまで、コウノトリの巣をこの眼で見る事になるなんて夢にも思わなかったし、コウノトリという鳥自体、見た事ありませんでした(笑)。

ちなみに(日本と同様に)スペインでも、「コウノトリは赤ちゃんを運んでくる」という逸話と共に知られてるんだけど、スペインのコウノトリは「赤ちゃんを「パリ」から運んでくる」という事になってるらしい(驚)。 ←「って事はスペイン人と言うのはフランス人なのー!?」とか、知り合いが言ってて、ちょっと面白かった(笑)。

ちなみに僕が滞在している家のお隣さん、クララお婆ちゃんの家の地下にはこんなのがいたりします:



丸々と太った2匹の豚ちゃん(笑)。全長1メートルくらいあって、驚くほど元気がいいww。聞いた所によると、毎年11月くらいに知り合いから子豚ちゃんを貰ってきて、その子豚ちゃんを1年くらいかけて育てるらしい。で、その豚ちゃん達、10月になったらこんな風になっちゃいます:



←生ハムでーす(笑)。ちなみに、豚ちゃんの後ろ脚からとれるのが生ハム(Jamon)、前脚からとれるハムをLaconと言います。つまり一匹の豚ちゃんからは2本の生ハムと2本のLacon、合計4本ものハムがとれるということなんですね。もう1つちなみに、日本でも大人気の「ベジョータ」とは、ドングリの実だけを食べて育った最高品質の黒豚ちゃん、その後ろ脚から作った生ハムの事を指します←どうでもいいマメ知識終わり(笑)。



毎日お昼前になると、向かいのチャベラお婆ちゃんの家の庭になっているイチジクをもらいに行きます←食後のデザートにするため。



その帰り道、村で唯一のパン屋さんにパンを買いに行きます。ちなみにこのパン屋さんでは、昔ながらのパン釜でパンを焼いているので、13時頃にパンを買いに行くと、それこそ出来立てホカホカのパンが貰えちゃいます(地中海ブログ:パン屋さんのパン窯は何故残っているのか?という問題は、もしかしたらバルセロナの旧工場跡地再生計画を通した都市再活性化と通ずる所があるのかも、とか思ったりして)。

このパンにバターと蜂蜜をぬって食べると、もう最高〜。

日本の一流レストランや星付きレストラン(バルセロナ)で出てくる料理に舌鼓を打つのもいいけど、こんな風に自分達の身近で獲れたものをテーブルに並べるという生活も、また悪くは無いかなと思います。

‥‥とココまで書くと、「な、何―!cruasanのやつ、現代社会は疲れるから、「みんなで原始の生活に戻ろう!」って言ってるんじゃないのー?」って思う人がいるかも知れませんが、そうではありません。そうではなくて、このような生活、我々が知っている尺度とは別の尺度で動いている社会というものが存在し、そこでは我々現代人とは全く違った価値観で全てのものが動いていると言う、ただ、その事を知ってほしいのです。



‥‥この村に身を置いていると、研究室(ボストン)の同僚(ブラジル人)が言っていた言葉を思い出します:

ブラジル人同僚:ブラジルにはAmazon(ネット通販)が無いんだよねー。
フランス人同僚:でもブラジルには本物のアマゾン(熱帯雨林)があるじゃない!


この会話を聞いていて、どちらの「アマゾン」があった方が我々(=人間)にとって幸せなのか‥‥ちょっと考えてしまいました。

‥‥いかん、いかん、何も考えずに「ボーっとする」ことがこのバケーションの目的だった(笑)。バナナ食べて寝よ。
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