地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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ハーバード大学の自然史博物館で飛行石を発見してしまった件
今週のボストンは非常に暖かい日が続いています‥‥とか思って温度計を見たらマイナス2度だった(笑)。じゃあ何で、「マイナス2度で暖かい!」と感じてしまうかと言うと、ボストンでは先週までの気温がマイナス20度とかだったから「相対的に暖かい」という事なんですね。マイナス20度ってどんな世界かって言うと、寒いのを通り越して、もう「空気に触れる肌が痛い」って言う感覚です。本気で耳がちぎれるかと思いました(汗)。ホンの数ヶ月前、バルセロナに居る時はマイナスの世界なんて考えられなかったのに、この極寒の環境にここまで慣れてしまうなんて、人間の適応力って凄い!これこそ生命の神秘です(笑)。

さて、そんな中、一昨日の朝方MITのビジネススクールに本を借りに行った時の事、ふとチャールズ川の方を見ると俄には信じられない光景が目に飛び込んできました:



か、川が凍ってるー!これが噂に聞くボストンの冬の風物詩、チャールズ川の凍結!噂には聞いてたけど、本当だったんだー。しかもこの日の前日にちょっと雪が降ったので良い感じで雪景色になってるじゃないですかー!こんな大きな川が凍るなんて、都市伝説じゃなかったんですね。恐るべしボストン。



さて、こんな世にも珍しい風景が展開するボストンなのですが、最近新しい日課が出来てしまって、それが毎週日曜日に散歩がてら行っているハーバード大学自然史博物館巡りなんですね。



僕の家から歩いて30分くらいの所にあるこの博物館は、「地球上のありとあらゆる生物を収集し、1つ屋根の下で研究したい!」とか言う超わがままなアイデア(笑)の下に創設されたんだとかなんとか‥‥。



それ以来、ガラスで作られた「グラスフラワー」で有名な植物博物館(1858年創設)、比較動物学博物館(1859年創設)、鉱物学と地質学博物館(1784年創設)、ピーボディ考古学と民族学博物館(1866年創設)など、現在では4つの博物館が集まってハーバード大学所属の自然史博物館を構成しているという訳なんです。



ちなみに入場料は大人一人9ドルで4館共通となってるんだけど、日曜日の午前中に限っては、「マサチューセッツ州に住んでる」みたいな住居証明を提示すれば入場料が無料になっちゃうっていう大変嬉しいプロモーションを企画中。個人的に「無料」という言葉にはめっぽう弱い性格なので(笑)、「タダだから行ってみるか」ぐらいの勢いで来てただけだったんだけど、来てみてビックリ!この展示が凄いんです!例えばコチラ:



恐竜の化石!うーん、これだけ大きいとかなり圧倒される!で、この恐竜の横にはこんな生き物が:



全長3メートルはあろうかという亀の甲羅!これだけ大きかったら、浦島太郎も背中に乗れるわな!‥‥って事はリアル竜宮城も存在する‥‥みたいな素敵な妄想が始まったりします(笑)。

で、個人的にかなり興味を惹かれるのが、この横に併設されてる「鉱物学と地質学博物館」なんだけど、この博物館では地球上に存在する2000種ほどの鉱物の内、その殆どを見る事が出来るって言うから驚きです。例えばこちら:



超巨大なアメジストです。



これ、見つけた人もビックリだったでしょうね。普通の石だと思って中を割ってみたらお宝ザックザックみたいな(笑)。



これなんて何だか良く分からないけど、なんかスーパーマンに出て来た様な気がするし(笑)。他にもクリスタルやらトパーズ、はたまた緑柱石なんてものまであって、驚きの連続!実は昔から石とか大好きだったんですよねー。



「あー、素晴らしい」とか思いながら1つ1つの石をじっくりと見て回っていた時の事、その出逢いは唐突に訪れました。



‥‥あれ、あっちの方になんか見た事がある様な石が‥‥。箱の中に丁寧に入れられた石、あ、あれはー:



飛行石だー!(ラピュタの内部でクルクル回ってた大きい方の飛行石)



この薄いブルーの色合い!



美しくカットされた三角形の形!



この威厳!これはもう飛行石に間違いありません!



流石、天下のハーバード大学。飛行石まで持っていようとは(笑)。ちなみに僕は3年程前、南フランスを旅行中にリアル・ラピュタを見に行った事があります:



エクス・アン・プロバンスから車で2時間ほど行った所にある、知る人ぞ知る秘境、ゴルド村の風景です(地中海ブログ:プロヴァンス旅行その7:天空の城、ゴルド(Gordes)の風景)。



山にへばりついた住居郡が一体となってお城の様な風景を醸し出し、その眺望はもうラピュタそのもの。更に更に、そこから歩いて1時間程行った所に存在するのがコチラです:



すり鉢上になった、その一番底に位置するセナンク修道院なんですね(地中海ブログ:風の谷のセナンク修道院:天空の城の後に見る風の谷:リアル宮崎駿ワールド)。どんな風になっているかと言うと、ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館の構造を思い起こしてみると分かり易いかもしれません。



修道院へのアプローチは峠のてっぺんからになっていて、修道院はその一番下の谷底に位置しているのです。つまり、この修道院に辿り着く為には、すり鉢に沿って作られたケモノ道をグルグル回りながらアプローチする様になっているので、谷の合間に風がびゅーびゅー吹き荒れ、正にここは風の谷(笑)。



この地で僕が発見してしまった事、それはリアル・ラピュタとリアル・風の谷は徒歩1時間程の所に存在するという事実であり、宮崎監督は実はここに来て、両方の作品のインスピレーションを得たのでは?という憶測でした(半分冗談です)。



まあ、それはいいんだけど、上述した様にこの鉱物博物館の直ぐ隣には民族博物館が併設されていて、そこには「あれ、あなた、ゴンドアの谷にいらっしゃいませんでしたか?」みたいな人達が沢山いらっしゃいます(笑)。



流行の服はお嫌いですか?」みたいな(笑)。



しかもこっち(動物博物館)にはヤックルみたいなのもいるし(笑)。

‥‥そうですか、そういう事ですか‥‥。ハーバード大学の博物館というのは、リアル宮崎ワールドを体現している博物館だったのですね。納得(笑)。
| サブカル | 01:14 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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