地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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ボストンは牡蠣が美味しいという事を発見してしまった!:ネプチューンオイスター(Neptune Oyster)
寒い。非常に寒い!!未だ10月上旬なのに、ボストン(ケンブリッジ)の最低気温は10度以下で、トレーナー無しじゃあ過ごせないくらいになってきました。Tシャツを着てカッターを着て、その上にトレーナーを着て、更にその上にパーカーを羽織って外を歩くなんて、バルセロナだったら12月中旬の格好ですよ!今からこんなに寒くて、冬本番になったら一体どうなるんだろう‥‥。



聞く所によると、ボストン市からMITに掛かっているこの長―い橋(MITの真ん前に掛かってるのに何故かハーバード橋と言うらしい)も、冬になるとピューピューと強風が吹き付けるので、歩いて渡るのが不可能になるんだとか。それよりも何よりも、12月になるとこのチャールズ川が凍るっていうんだから、この地方の冬の厳しさが分かると言うものです。



さて、こっちに来て偶々知り合いになった深見さん(慶応大学からMITに来られてた方)にスタタ・センター(MIT Stata Center)を案内してもらった事は以前のエントリで書いた通りなのですが(地中海ブログ:フランク・ゲーリーの建築その2:スタタ・センター(Stata Center)の内部空間)、帰国される直前に「美味しいオイスターバー知ってるよ」と言われるものだから、「これはチャンス!」とばかりに一緒に連れて行ってもらう事に。

今思えば、バルセロナでは一度も生牡蠣を食べた事はありませんでした。牡蠣で有名なのは、それこそ毎年夏にバカンスで滞在しているスペイン北部のガリシア地方なんだけど、今年も生牡蠣の屋台の前を通っただけで、ひたすらワインとタコ煮だけを食べてた様な気がする(地中海ブログ:磯崎新さんが「生涯食べた中で一番美味しかった」と絶賛する程のガリシア地方の名産、タコ煮 (Pulpo a Feira))。



多分僕が初めて生牡蠣を食べたのは、小学校1年生か2年生くらいの時の事、実家にドサッと殻の付いた生牡蠣が届いた事があって、その時食べたのが初めてだったかなと思います。何か良く分からないけど、僕の家には時々箱に入った伊勢エビが届いたり、何やかんやと色々なものが何処からともなく届く不思議な家だったんですね(笑)。しかも衝撃的だったのは、その伊勢エビとか箱の中で未だ生きてて、ゴソゴソと動いてた事を今でも鮮明に覚えています。

おっとっと、又脱線しそうなので話を元に戻すと、そんな小さな子供には生牡蠣の美味しさなんて分かる筈も無く、又、それ以来生牡蠣を食べる様な事もそれ程無く‥‥ましてやオイスターバーなるお洒落な響きのするお店に寄りついた事も無く‥‥つまり「オイスターバー初体験!」と言う訳で、ルンルン気分で行ってきたと言う訳なんです。

今回連れて行ってもらったのは、ボストンの港近くにあるイタリア人街(ノースエンド)に軒を連ねるNeptune Oysterというお店。どうやら知る人ぞ知る美味しいお店らしい(深見さん、ありがとう!)。



コンタクト
Address: 63 Salem St.Boston, MA 02113
Tel: 6177423474


狭い店内には普通に座って食事が出来るテーブル席の他、カウンター席が用意されていて、一人で来ても全く問題無い雰囲気。ただ、相当な人気店らしく、店の中は勿論、外にまでお客さんが溢れ出していた事などから、ゆっくり&ゆったりと食事を楽しむって言う雰囲気じゃあ無いかなと思います。かく言う僕達も、行ったは良いけど席が無く、待ち時間を聞いてみた所45分くらいだと言われたので携帯の番号を伝えて近くのカフェで時間を潰す事に。で、感心したのが丁度45分くらい経った頃に、ちゃんと携帯電話に「空きましたよー」みたいな電話がかかってきた事!これ、スペインだったら絶対1時間以上の誤差があって、下手したら携帯に電話なんか掛かってきませんからね(苦笑)。と言う訳で、お腹もいい具合に空いてきた事だし、早速お店に入って先ずは飲み物から:



これは発泡酒みたいなものだったと思うけど‥‥名前は忘れた(笑)。飲み易くてなかなかイケル。そうこうしている内に、店員のお姉さんが何十種類という牡蠣の名前が書かれた伝票を持ってきて、「好きな牡蠣にチェック入れてね〜」とか言ってる。え、いや、こんなに種類があったら何が美味しいのかさっぱり分からないんですけど‥‥(値段はどれも1つ2,5ドルくらい(日本円で200円くらい))。と言う訳でオススメを聞いたら、ボストン近郊で採れたのが美味しいという事で、その中から4種類を注文しました。そしてメインの生牡蠣の前にはこちらを:



ボストンに来たら絶対に食べなきゃいけない名物料理の1つ、クラムチャウダーです。クラムチャウダーって言う名前だけは良く聞くので知ってたんだけど、実はどんな食べ物なのかはさっぱり知らず‥‥。で、出てきてみれば、まあ、早い話がシジミの入ったクリームスープって所だと思います。食べてみた感じは普通に美味しいかな。っていうか、正直アメリカでの食事には全く期待して無かった為に、僕の料理に対するハードルがかなり下がっている事も手伝って、このスープが絶品に思えてきた(笑)。特に冬場とかの寒い日には、こういう暖かいスープはありがたいに違いない。こういう場面に遭遇すると、料理というのはその地方の地理的特異性を汲み取りつつ、味付けや食事をする環境など全てを考慮した総合芸術だという事を思い出させてくれますね。さて、そうこうしている内に今日の主役の登場です:



氷の上にのった、如何にも「新鮮そのもの!」って感じの生牡蠣〜。真ん中にあるのはお好みに合わせて付けるソースらしいけど、個人的に牡蠣にはレモンが美味しいと思うので、ソースは付けずに頂く事に。というわけで、かなり久しぶりなんだけど、早速レモンを少しだけ絞ってパクリ。こ、これは‥‥美味しいぞー!!!



いや、本当に美味しい!ちょっとビックリしました。牡蠣ってこんなに美味しい食べ物だったんですね。すっかり忘れていました。強過ぎない潮の風味が良い感じに口の中に広がり、更に新鮮この上ないので身もプリプリ。料理記者歴3年程度の僕だけど、久しぶりの「大変美味しゅうございます!」(岸朝子)。



ちなみに、深見さんを通じて最近知り合いになった慶応大学SFCからMITにいらっしゃってる中島博敬さんには、街のど真ん中にあるLegal Sea Foodsというお店に連れて行ってもらい牡蠣フライを試食させてもらいました。これが又美味しかったんだな!しかもこのお店、シンボルマークは何処からどう見ても「およげたいやきくん」にしか見えない所が笑える。



もう1つちなみに、このお店が入ってるPrudential CenterというデパートはApple Storeの真ん前にあるんだけど、その中にはコレ又Apple Storeを思いっ切り意識したと見られるMicrosoft Storeなるものが入ってて、かなり笑った。その上、Microsoft Store店内ではポップコーンが無料で配られてて、かなりアメリカチックでここでも爆笑。

ボストンは牡蠣が安くて美味しい。歯も治った事だし、この機会に食べまくろう(笑)。
| 地球の食べ歩き方 | 10:12 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
美味しい牡蠣との巡り合い良かったですね。
次は Main 州でどっさり獲れます Lobster をお試し下さいませ。
オーブンで焼いて、レモンと塩または醤油で食べると旨いです。
生ガキ同様、生蛤(Cherry Stone Clam) も旨いです。
Clam Chowder, Boston はクリーミーですが、Manhattan はトマトソースベースで Hot & Spicy です。
| Joe Yamada | 2012/10/14 11:58 AM |
Joe Yamadaさん、コメントありがとうございます。

ロブスター!実は未だ食べてません。早速今週末にでも食べに行こうかと計画中です。ボストンに来る前は、結構食事の事を気にしてたのですが、来てみれば、かなり美味しいものに溢れていて、とっても幸せです!
| cruasan | 2012/10/19 10:29 AM |
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