地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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建築の歩き方:ルイジアナ美術館(Louisiana Museum of Modern Art)その1:行き方
コペンハーゲン中央駅から電車で約30分ほど郊外に行った所にあるルイジアナ美術館に行ってきました。



今回国際会議が行われたスウェーデンでは日が暮れるのがとても早く、午後4時頃には既に辺りが暗くなり始めるので、一日の活動時間がかなり限られてきます。その上、金曜日(27日)の午後にはバルセロナでどうしても外せないミーティングが入っていた為、最終日はとても興味のあったセッションだけ見て帰る事に。で、急いで乗った電車が遅れて危うく飛行機を逃しそうになるっていうハプニングがあったんだけど、どうにか滑り込みでセーフ(汗)。



更に本会議が始まる前日の午前中はパリとスイスそしてバルセロナをスカイプで繋いで打ち合わせ。更に更にその直後には、コペンハーゲンから僕が居る街までわざわざ来てくれたコペンハーゲン市役所の人達とちょっとした話し合いが入っていたので、比較的自由に時間が取れたのは本会議が始まる前日の午後だけだったんですね。つまりその日しかルイジアナ美術館に行くチャンスが無かったので、かなりの急ぎ足で行って来たという訳なんです。



「せっかく行くんだから、ゆっくり見たいよなー」とかブツブツ言いながらも、今思えば最高のコンディションで美術館訪問が出来たかな。と言うのも、この時期の北欧というのは天気の悪い日が非常に多いみたいで、今週一週間の内で晴れたのは月曜日と火曜日だけだったんですね。つまり偶然にも僕が着いた日と、ルイジアナ美術館に行った日だけが晴れていたと、そういう事になる訳なんです。



さて、そんな「運」にも助けられた今回の美術館訪問だったんだけど、これが非常に良かった!って言うか、美術館を訪れて「絵画や彫刻といった収蔵品に」ではなく、久しぶりにその「空間構成に」感動しました。もっと具体的に言うと、コレクションを最高の状態で見せる為に考えられた空間のデザイン、そして緑豊かな自然環境をも取り込んだ、その見事な配置計画と視線制御、人工物と自然物との一体感に感動したというべきか。



と言う訳で、今回から2回に渡ってこのルイジアナ美術館について書いていこうと思うのですが、今日はルイジアナ美術館への行き方を紹介したいと思います。つまり久しぶりの「建築の歩き方」という訳です(パチ、パチ、パチ〜)。



最寄りの駅に着いてからの案内表示など、かなり分かり易いので迷う事は先ず無いとは思うんだけど、この美術館の入り口は「え、こんな所にあるの?」っていうくらい普通の住宅街の中にある事などから、初めての人にとっては歩いてる途中で、「本当にこっちであってるのかな?」と不安になる事は間違いありません。まあ、それがこの美術館の魅力の一つでもあるのですが、その辺りの事情については次回詳しく書きます。



先ずはコペンハーゲン中央駅、もしくは空港からHelsingor方面へ向かう電車へと乗り込みます。ここが先ずは一番重要な点だと思います。決してマルメ(Malmö)方面への電車に乗らない様に!ちなみにマルメ方面の電車に乗ってしまうと、欧州一長い橋(全長16キロ)を見られるっていう特典は付いてくるんだけど、全く逆方向へ行ってしまうので、「間違えた!」と分かったらすかさず引き返しましょう。コペンハーゲン中央駅からHelsingor方面へは一時間に3本程度(毎時13分, 33分, 53分)の電車が出ている模様です(2012年1月現在)。



目指すべき最寄り駅はHumlebaekという駅。コペンハーゲン中央駅からは30分程度の所にあります。車内ではデンマーク語でしか放送が入らないので、各車両の入り口ドアの上にある表示板で次の駅が何処なのかを確認しておくと良いでしょう。



で、着いたら、電車の進行方向に向かって右手、つまり電車から降りた方向に真っすぐ進みます。



ここで既に「ルイジアナ美術館こっち」みたいな表示が出ているのですが、一応目印としては、オレンジ色の雁行した建物が左手前方に見えるはずです。そのオレンジ色の建物を通り越すと広い道に出ます。



ここでも「ルイジアナ美術館こっち」みたいな案内表示が出ているのですが、この道にぶち当たったら左手に折れましょう。あとはひたすらこの道を進んでいくだけなのですが、これが本当に普通の道で、さっぱり美術館のありそうな雰囲気じゃない為、不安になる事間違い無しなんですね。



ほら、こんな家とかが両脇に並んでるくらいですから。まあ、でも騙されたと思ってどんどん進んで行くと、その内、右手前方に「ルイジアナ美術館こっち」っていう表示と、右手方向へと続く道が見えてきます。



言われるがままにそこを右折すると、両脇に車が沢山停まっている風景に出くわすはずです。



するとそのちょっと先の方に、「何か妙に人が家の中に沢山入っていくなー」とか思ったら、あれ、展覧会のポスターが貼ってある‥‥。



そうなんです、この一見何の変哲も無い住宅らしきものが、かの有名なルイジアナ美術館の入り口になっているんですね!そしてこの「何気ない風景」こそ、このルイジアナ美術館という空間構成が醸し出す「物語」の序章でもあるのです。

ルイジアナ美術館その2:ジャコメッティの間はちょっと凄いに続く。
| 建築の歩き方 | 20:25 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
Humlebaek駅で下車してそのまま通りのバス停に行くとたいていバスが来るので、持っているチケットでそのまま追加料金無しでも乗れたと思います。ただ、バスは必ず出はないので、あらかじめ調べておかないとね。
http://www.rejseplanen.dk/bin/query.exe/en?ml=m&
| u | 2012/01/30 11:48 PM |
uさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

バスには気が付きませんでした。それは貴重な情報をありがとうございました!
| cruasan | 2012/02/02 7:29 AM |
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