地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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バルセロナの食べ歩き方:El Tunel D’en Marc Palouのランチメニューはちょっと凄い
長かった冬休みもやっと終わり、スペインではようやく今週辺りから日常生活のリズムに戻りつつあります。そして待ちに待った冬のバーゲンの到来です!



スペインには一年を通して大きなバーゲンが2回あるんだけど、これがちょっと凄くって、初日から50%OFFは当たり前、店によっては70%引きって言う信じられない店も存在するから驚きなんですね。って言うか、こういう具体的な数字に直面すると、「昨日まで普通に買ってた僕は一体何だったんだ!」って気になります(苦笑)。



この時期バルセロナでは各ブランド店などがバーゲンの売り上げを良くする為&注目を集める為に「変わったプロモーション」をするのが常なんだけど、去年はDESIGUALが「下着で来店したらどれでも服を無料でプレゼント」っていう信じられないプロモーションをしていました(地中海ブログ:「下着姿で来店したらどれでも服を無料でプレゼント」って言うDESIGUALのプロモーションに遭遇してしまった)。

もう一つちなみに、スペイン人とは体の作りが根本的に違う日本人の皆さんは、バーゲンを思いっきり楽しもうと思っても、街中を歩いてる最中なんかについついトイレに行きたくなってしまうのが常だと思います。日本の様にコンビニなんか無いヨーロッパにおいては休憩を兼ねてカフェに入るっていうのが手っ取り早い解決法だとは思うんだけど、そう何回もコーヒーばっかり飲んでる訳にもいかないし、逆にコーヒーで水分を取ったら又トイレに行きたくなるっていう悪循環に陥るのがオチだと思うんですね。そんな僕らの強い味方、それがバルセロナの目抜き通り(グラシア大通り)に位置するショッピングセンター、Bluevard Rosaの中にある公共トイレです(パチ、パチ、パチー)。ただコチラのトイレ、ちょっと問題がありまして‥‥:



そうなんです!何を思ったか、前衛過ぎるコチラのトイレ、扉が透明で中が丸見えなんですね(笑)。ちなみに男女共用(苦笑)。まあ、とは言っても勿論仕掛けはちゃんとあって、鍵を掛けたら曇りガラスになるっていう作りになっているんですけど、入るにはちょっと勇気がいる事も確か(詳しくはコチラ:地中海ブログ:夏バーゲンの始まり:入るのに世界一勇気のいるトイレ)。世にも珍しいコチラのトイレ、観光のついでに一度見に来るのも、今後の話のネタには面白いかもしれません。

と言う訳で、現在バルセロナはバーゲン熱が急騰中なんだけど、今週に入ってからというもの、今まで溜まりに溜まっていたミーティングが雪崩の様に入ってきてしまって、ゆっくりとショッピングをする時間も取れない毎日が続いています(悲)。そんな中、新聞社に勤めるカタラン人の友達から久しぶりに電話が掛かってきて、仕事の話も交えながらランチへ行こうという事になり、気分転換に早速行ってきました。今回僕達が選んだのが地元民に愛されるEl Tunel D’en Marc Palouというお店です:

コンタクト
Address: Bailen 91, Barcelona
Tel: 932658658
Web: http://www.eltuneldenmarc.com/

場所的にはサグラダファミリアとカサバトリョの中間くらいの所に位置してるんだけど、近くには特に目立った観光名所も無い事から、観光客の人達は先ず寄り付かないエリアにひっそりと佇んでいるんですね。その代わりと言ってはなんだけど、実はこのレストランの真後ろにカタルーニャ地方の大衆紙として知られるEl Periodicoの本社がある事から、昼食時にはジャーナリストを良く見かけるかな。



店内はそれほど広くなくて、面積的にはちょっと狭い感じもするけど、白色を基調としたインテリアも手伝って、概して清潔感溢れる印象を与えてくれます。大きなガラス窓からは一杯に日の光が入ってくる一方で、下半分が曇りガラスになっている事から、歩行者の視線は全く気にせずに済む作りになっているんですね。さて、席に座ってランチメニューを頼むと、先ずはアミューズが出てきます:



このお店特性のジャガイモ(patata)と(スペインの)サツマイモ(boniato)のポテトチップス。揚げたてのアツアツをオリーブオイルに付けて食べるというもの。ハッキリ言って只のポテトチップスなんだけど、オリーブオイルに付けて食べると、高級感溢れる一品に変わるから不思議です(笑)。そして今日のワインはコチラ:



カタルーニャ産(Penedes)の赤ワイン、Vallformosaです。うーん、とってもフルーティー〜。口当たりも良く、幾らでも飲めちゃう感じかな。パンはこの店で焼いた数種類あるパンの中から選ぶ事が出来ます:



こちらも焼き立てでアツアツ。ふっくらしてて美味しいー。と、そうこうしている内に、2つ目のアミューズの登場:



小さな一口サイズの瓶に入っているのは、コンソメスープとサーモンのマリネ(?)みたいなの、そして最後の一つがPan con Tomateと呼ばれる、パンにトマトとオリーブオイルをかけて食べるカタルーニャの名物料理を一口サイズにしたものです:



世界一のシェフこと、フェラン・アドリア氏の影響からか、最近は料理を「分解して再構築する」っていう「料理の錬金術」が流行ってるんだけど、バルセロナのレストランでは「パンコントマテを分解して味だけ再現する」っていうのが流行ってる気がします。って言うか、良く見かけます。さて、そうこうしている内に、今日の一皿目が運ばれてきました:



じゃーん、今日最初のメインはリゾットでーす。お米とチーズが大変巧い具体に絡まり合い、絶妙なハーモニーを醸し出している。しかも上に乗ってるチーズがコレ又微妙に違う味わいを織り込んだりしてて、文句無く美味しい!量もそれほど多く無く、かと言って少なくも無く、これまた絶妙。「大変美味しゅうございます!」。一品目から大満足!とか思ってたら今日の2皿目の登場です:



こちらは焼き魚‥‥何の魚かは忘れた(笑)。岸朝子も真っ青の料理記者歴未だ3年程度ですから、その辺はご容赦を(笑)。 で、早速食べてみると身がプリプリ!こちらの料理はそれほど強い味付けがしてある訳でもなく、魚の味を楽しむ事が出来ました。ここまでで結構お腹が一杯だったんだけど、今日のランチメニューには3皿目が付いてきました。それがコチラ:



この店特性の手作りハンバーグです。下にはピーマンの付け合わせが敷いてあります。このハンバーグ、肉汁が滴り落ちる程ジューシーで、たまらなく美味しい!付け合わせのピーマンの酸味との相性も抜群で、今日食べた中では一番美味しかったかな。「あー、もうお腹がはち切れる程一杯!もう駄目、絶対食べれないー!」とか言ってもデザートは別腹(笑)。と言う訳で、今日のデザートがコチラ:



リンゴの赤ワインのコンポートです。「ヘビーなお皿が続いた後にはクドイかな?」と思ったけど、それほどお腹に溜まる事もなく、逆にさっぱりしていました。で、締めは勿論コチラ:



コーヒーも美味しい。

満足、大満足です。で、気になるお値段の方なのですが、アミューズ2皿+パン+メイン3皿+デザート+コーヒー+飲み物、全て込みで何と24ユーロ!これは安い!って言うか、安過ぎる!!サービスもほどほど良いし、レストランの雰囲気もまずまず、そして何よりも料理の質は申し分ない事を考えると、この値段はちょっとビックリです。ただ、ランチメニューの内容は週によって変わるそうなので、その辺は行かれる前に確認された方が良いかもしれません。

何はともあれ、星三つですー!!!
| レストラン:バルセロナ | 06:24 | comments(4) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
お誕生日おめでとうございます♪
今年も面白い記事、期待しています!
| いちごキッズ | 2012/01/14 7:13 PM |
いっしょに食事させていただいているような、いい記事ですね。食事もワインもおいしそー。
| granviaintl | 2012/01/14 7:53 PM |
いちごキッズさん、どうもありがとうございます。
今年もがんばって記事を書いていきたいと思っていますので、宜しくお願いします!
| cruasan | 2012/01/19 3:45 AM |
granviaintiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ここのランチ、本当に美味しかったです。超おすすめです!
| cruasan | 2012/01/19 3:46 AM |
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