地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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ガリシア旅行その1:田舎の風景の中にこそガリシア地方の本当の魅力は保持されている
「ゴツ!」
・・・この音は一体何でしょう?



答えは長距離電車に乗ってたら急にカーブに差し掛かって、上のカゴから落ちてきたリンゴに頭を打った音でした(笑)。しかも結構痛かった(悲)。と言う訳で昨日から3週間程のバケーションの為にガリシア州はオウレンセ地方に来ています。

 
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何やかんやとスペインには10年程住んでいるのですが、実は今までガリシア地方に来た事は殆ど無くって、海産物が大変美味しい港湾都市ビーゴ(Vigo)と中世より巡礼者の聖地とされてきたサンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)に少し立ち寄ったくらいだったんですね。



しかしですね、ガリシア地方の本当の魅力っていうのは、大都市周辺じゃなくって、そこから更に山奥に入った田舎地方に凝縮されていると言っても過言ではないと思います。そこには地中海地方を含めたスペインの他都市とは全く違った風景、一年を通じて比較的降水量が多い地方らしく、本当にうっとりとする様な豊かな大自然が広がっているんですね。そしてガリシア人というのは良い意味で「田舎者」であり、それこそこの地方の豊かな生活と伝統を保持している「本質でもある」という意味で、本当のガリシアの姿を知る為には、ア・コルーニャやサンティアゴ・デ・コンポステーラ、ビーゴといった大都市を訪れるだけでは全く見えてこないのでは?という思いが僕の心の中にずーっと巣くっていました。

と言う訳で今回はクソ暑いバルセロナの喧騒を離れて、思いっ切り、ガリシア地方、そしてそこから少し足をのばしてポルトガル北部の魅力を存分に味わってみたいと思います。

今回僕が滞在先に選んだのはガリシア州はオウレンセ地方にある小さな小さな村、Petin de Valdeorrasと言う人口500人程度の大変美しい村です。この村に行くにはビーゴまで飛行機で行ってそこから近郊電車に乗り換えて4−5時間っていうルートか、もしくはバルセロナから直通電車で10時間余りって言う、殆ど「究極の選択」と言っても過言ではない選択をしなきゃいけないんだけど、「まあ今回は電車に揺られながら風景を楽しみつつゆっくり行くか」と言う事で10時間コースを選びました。

バルセロナを朝9時に出て目的地に着いたのが夕方の20時近くだったんだけど、電車内で予期せぬ出来事が・・・。お昼ご飯を食べようと、ビジネスクラスと一般車両の間にある車内レストランに行った時の事、「何か、あっちの方に見た事のある人がいるなー」とか思って目を細めてたらビックリ!あ、あれは・・・



元カタルーニャ州政府大統領、パスクアル・マラガルさんじゃないですかー!!!何でも今回はお孫さんと一緒にプライベートな旅行に来たんだとかなんとか。服装も非常にラフな格好で、いつもと違って大変リラックスした雰囲気。でもさー、大統領、何で、一般車両で来てるんですか!!!って言うか、思いっ切り一般人の僕がビジネスクラスなんて乗っちゃって、何か申し訳無い様な気が・・・頼みますよー、大統領〜(悩)。

そんなこんなで20時前に目的地に到着〜。駅に降り立ってビックリしたのが、もう20時前だっていうのに、まだまだこんなに明るい!



バルセロナも最近は21時くらいまでは明るいんだけど、スペインの西の外れに位置するこの地方では日が落ちるのがカタルーニャ地方なんかに比べて1時間くらい遅くなるらしい。そんな長―い「夕方」を利用して夕食前の夕涼みに出てくる人が多いんだけど、みんなが散歩しに来るのがこの通りなんですね:



湖に面する、「これでもか!」というくらい空気が澄み渡っている宝石の様な風景です。いつまで見てても飽きる事が無い、そう、まるでここだけ時間が止まっているかの様な、そんな事を思わせてくれる風景・・・そして空を見上げれば、この地方に生息しつつも、絶滅種に指定されている、見た事もないような大きな大きな犬鷲が、優雅に羽を伸ばして飛んでいるのが見えます:



これから暫くの間、この静かな町を拠点に、疲れた心と体を休めつつ、あの鷲のように僕も思いっきり自由に羽を伸ばしたいと思っています。あー、楽しみだー!
| 旅行記:都市 | 22:41 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
Cruasanさんに洗脳されてガリシアといば「タコ」を思い浮かべてしまいますが、内陸部の田舎が魅力なんですねw
| Gen | 2011/07/06 8:33 AM |
Genさん、またまたコンニチハ!

ここがガリシアの非常に面白い所だと思うのですが、内陸部でもタコは食べられてます(笑)。そして非常に不思議なのですが、どこの村にも、毎日とは言わないまでも、毎週の様に、ワゴン車でタコが運ばれてくる!この事実は初めて知ったのですが、やっぱりガリシアと言えばタコだと思って間違いないと思います。
| cruasan | 2011/07/07 7:05 AM |
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