地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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欧州工科大学院(EIT)の鼓動その1:マニュエル・カステルとネットワーク型大学システムの試み
今週はバルセロナで行われている欧州工科大学のセレモニーに出席する為、その準備等でモーレツに忙しくてブログを書く暇もありませんでした()。欧州の強みである「多様性」をフルに生かしたネットワーク型の欧州工科大学システムについては次回のエントリに回す事として、今日はペドラルベス宮Palau de Pedralbesで行われたオープニングセレモニーについて少しメモ程度に書いておこうと思います(ペドラルベス宮についてはコチラ:地中海ブログ:カタルーニャの夢、地中海の首都:地中海同盟セレモニーに見る言語選択という政治的問題)

今回のセレモニーは官・民、各方面から合わせて300人余りが集まる結構大きなイベントだったのですが、そのイベントの開会式の壇上に上がったのは、ちょっと小柄な白髪のおじいちゃん。で、先ずはそこでビックリだったんだけど、よーく目を凝らしてみると、ん?あ、あれは・・・



マニュエル・カステルだー!!!(写真の先っぽの小さい人)

マニュエル・カステル・・・スペインが生んだ世界に名だたる社会学者です。生まれはカスティーリャ・ラ・マンチャ州(
Castilla-La Mancha)のHellinという小さな町なのですが、彼が主に育ったのはバルセロナ。故に彼はカタラン人!(この辺りの根拠は結構曖昧)

マニュエル・カステルについては個人的に(勝手に)親近感を抱いているので()、当ブログでは今までにも何度か取り上げてきています(地中海ブログ:東さんの「SNS直接民主制」とかマニュエル・カステル(Manuel Castells)Movilizacionとか、地中海ブログ:Manuel Castells との出会い)。で、過去に何度か書いたように、実は、彼が住み慣れたカリフォルニア州のバークレーを離れた理由と言うのは、病と闘う為だったんですね。と言うか公共の場で、「死ぬ時は育った街で死にたい」みたいな事を頻繁に漏らしていた事などから、もしかしたら、半ば諦めていたのかもしれません(推測)。そんなこんなでココ数年、滅多に姿を見せなかったのですが、そんな彼についての朗報が入ってきたのがホンの数ヶ月前、なんと病気を克服したと言う事を新聞上で発表していました。

そんな世にも珍しいマニュエル・カステルを真近で見るのは実はコレが3回目。3回もマニュエル・カステルを拝む事が出来るなんて、マンモス・ラッキーもいいとこ。

まあ、冗談はこのくらいにして、今回の欧州工科大学のコンセプトが「ネットワークに基ついた、今までの一極集中型の大学モデルとは違うモデルを提示する事」と言う所からも分かるように、明らかにこのコンセプトに彼が絡んでいる事は間違い無いと思われます。こう考えると、この欧州工科大学、ちょっと面白い試みなのかも・・・ちょっと真面目に調べてみようかな。次回に続く。
| 仕事 | 22:51 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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