地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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アイスランド噴火の影響:クロワッサンが美味しいカフェ(Badia Roca)で改めて思う地域活性化の鍵
毎週、週の初めというのは様々な国や地域からの訪問者の人達とのミーティングが「これでもか!」というくらい入っているのですが、今週は言わずと知れたアイスランド火山噴火の影響で殆どのミーティングがキャンセルになりました。

唯一キャンセルされなかったのが今日の午前中に行ったミーティングだったのですが、先方から先々週受け取ったメールの肩書きには「カリフォルニア州バークレー市の職員」とか書いてあったので、「絶対来ないな、来れる訳が無い」と踏んでたんだけど、時間通りに来てるじゃないですか!!!詳しく話を聞いてみると、何でも先週から別の用事でトリノに滞在していたらしく、バルセロナの空港は日曜日の午後には再開していたので、ギリギリ滑り込みセーフだったそうです。

今日はお昼過ぎにもう一つ用事が入ってたんだけど、そちらはドイツからのお客さんだったので勿論キャンセル。と言う訳で、久しぶりにちょっとした時間が出来てしまい、お天気も良かったので、今日は早めに仕事を切り上げて散歩でもする事に。で、思い出したのが以前Twitterで教えてもらった「クロワッサンが美味しいカフェ」の話です。何でもそのお店のクロワッサンは以前賞を取った程の味だとか何とか。

バルセロナ市内の「クロワッサンが美味しいカフェ」は結構行ってるつもりなんだけど、そのお店の名前はそれまで聞いた事がありませんでした。と言う訳で、期待に胸を膨らませ、はるばる行ってきたと言う訳です。

コンタクト
Address: Padua 91

Tel: 932123440

Web: http://www.badiaroca.com/


住所を見るに付け全く知らない通りだったので、「何処だ?」とか思いつつ、Googleで調べた所、我が子のようにかわいいグラシア地区の外れ、普段は絶対に行かないようなエリアにある事が判明(グラシア地区についてはコチラ:地中海ブログ:バルセロナモデル:グラシア地区再開発)。



大通りからは一本入った細い路地の角っこに位置してたんだけど、前面ガラス張りでナカナカお洒落な店構えです。



店内には手の込んだチョコレートやケーキ、パンなどが所狭しと並べられ、コーヒーが飲めるちょっとしたカウンターも用意されていました。で、イヨイヨお目当てのクロワッサンが登場:



ジャムや砂糖がついていないノーマルクロワッサンですね。実は案外こういう素朴なのが一番美味しかったりします。で、早速パク。うん、美味しい!バルセロナのカフェでよく出てくる典型的なクロワッサンみたいに、バターでベタベタという感じでも無く、何よりパンがフワフワ!サイズも大きめなので、コーヒーと一緒に頼むと、結構お腹は満足しちゃいます。

それにしても驚いたのがお客さんの出入りの激しさです。僕が行ったのが午後7時頃だったのですが、仕事帰りに寄って行く人や、夕飯までのちょっとした時間を友達と過ごすお年寄りの姿などで、店内はかなり賑わっていました。

店の定員さんともみんな顔見知りらしく、パンを買う序でに世間話に花を咲かせている人もチラホラ。こういう風景を見ていると、このお店は「地元密着の、この地域で大変評判の良いお店」という、僕的には「どんな有名な賞」よりも、もっと価値のある看板が良く似合いそうなお店だと言う感じを受けましたね。だってそのパンを食べて喜んでくれる人の顔が見えるんですから。

その地域が活性化しているかどうか?というその根底には、実はこういう小さいけど、とっても元気のあるお店が大貢献しているんだと常々思います。毎日人を幸せに出来るサービスと何気ない会話を提供出来るお店。実は都市の活性化にとって一番大事なのは、政治家が作る現実離れしたポリシーや経済学者の難しい理論なんかではなくて、「カフェで毎日行われる地元住民の何気ないおしゃべりなんじゃないの?」と言う事を思い出させてくれます。

最近ちょっと忙しくて、ナカナカ街に出る機会が無かったんだけど、やっぱりこういう「日常を観察する所から始めないと駄目だな」とちょっと反省。「これからは無理してでも出来るだけ街を歩く習慣を取り戻そう!」と心に誓いつつ、おいしいクロワッサンを頬張りました。
| バルセロナ日常 | 23:21 | comments(4) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
噴火、ホント収まってほしいです。
バルサがミランに負けた理由は、この際バスによる遠征疲れのせいにしたとしても、来月、アムス経由で飛行機飛んでくれるかどうかちょっと心配です。
こちらは現在規模は小さいですが、プロジェクトを7、8件抱えていまして、
放り投げてそちらに行けるかどうかも心配です。

でも、cruasanさんの建築ネタや食べ物ネタを読んでいると、一日も早く行きたくなります。

このお店は、カサ・ヴィセンスから比較的近いところですね。
僕は、cruasanさんの大好物のクロワッサンはもちろん好きですが、パリなんかでふつうに売ってる、外パリッ中フワ〜の軽〜いクロワッサンに比べると、バルセロナのそれは、ちょっと外側がごわごわしていてずっしりと腹もちがいいクロワッサンというイメージなんですが、このお店のそれはそんなに違うんでしょうか??  通のひとことをお願いします(笑


| Aki | 2010/04/22 2:20 AM |
クロワッサン情報!
バルセロナではないのですが、ここのクロワッサンはほんとに美味しいそうですよー。
ブリュッセルのWaterloo通りにあるそうです。
Fabrice COLLIGNON
http://www.fabricecollignon.be/fr/accueil.html

中心から少し離れているので、私がブリュッセルに寄ったときには訪れることが出来ませんでした。残念。。。
ブリュッセルにもよく行くcruasanさん、もし寄られたら私も通として感想をお聞きしたいです^^
| sara | 2010/04/22 7:19 AM |
akiサン、コメントありがとうございます。
火山、今日のニュースで見たら、どうやら今日辺りから欧州の空は通常通りになるそうですよ。でもやっぱり少し不安ですよね。何か変わった事があったら、ブログでなるだけ欧州の情報は発信するようにします。

フランスとスペインのクロワッサンの違いについてですが、正にその通りだと思います。フランスのは本当にふわふわしてますよね。それに比べて確かにスペインのはちょっとごわごわ感がある。お店によりけりですけど。ここのお店のはその中でも結構ふわふわ感一杯でしたよ。
| cruasan | 2010/04/23 12:17 AM |
saraさん、コメントありがとうございます。
ブリュッセル情報ありがとうございます。今度行く時は絶対に行ってみます!そして必ず感想を書きますので、こうご期待!
| cruasan | 2010/04/23 12:19 AM |
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