地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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バルセロナの食べ歩き方:ガウディ設計のカサ・カルベット(Casa Calvet):雰囲気を味わうレストラン
ガウディ建築で有名なレストラン、カサ・カルベット(Casa Calvet)へディナーに行ってきました。バルセロナにはもうかれこれ結構長い事住んでいるのですが、カサ・カルベットで食事をするのは今回が初めてです。勿論存在は知っていたし、近くにお気に入りの本屋さんとかあるので、前を通る度に「何時か来よう」とは思っていたのですが、今までナカナカ来る機会がありませんでした。



では何故今日、突然来ようと思ったのか?特にコレといった理由は無いんだけど、強いて言うなら朝起きたら雲一つ無い快晴で、「ようやくバルセロナにも春が来たか!」という大変気持ちの良い1日だったので、春の到来を祝って普段は行かないようなレストランにちょっと行ってみた、とまあ、そんな所です。

コンタクト
Adress:Casp 48

Tel: 934124012


個人的に、ランチやディナーと言うのは料理の味は勿論の事、食事を盛り上げるレストランの雰囲気も重要な要素だと考えているので、その点は普段から大変重視しています。というのも、以前行ったドメネク・イ・ムンタネール設計のCasa Rouraで食べたランチやカタルーニャ音楽堂のカフェで飲むコーヒーなどが普段よりも美味しく感じられたのは、やはりその場の雰囲気が僕の心を高揚させてくれたからだと思うんですね(地中海ブログ:バルセロナからの小旅行その3:バルセロナの食べ歩き方番外編:Restaurant Casa Roura:今までで最高のレストランかも:ドメネク・イ・ムンタネール(Lluis Domenech i Montaner)設計のモデルニズモ建築の中でランチメニューを低価格で楽しめるレストラン)。

「美味しい料理を最高の雰囲気の中で心ゆくまで味わう事」。それこそ人生の楽しみであり、僕らの生活を豊かにしてくれる大切な日常生活の一部です。

と言う訳で期待に胸を膨らませ気合を入れて行ってきました。この建築はカサ・バトリョやカサ・ミラなど他のガウディ作品とは違って、注意していなければ見落としてしまうような建物なのですが、小さく開いた洞窟の入り口のようなエントランス部分からはもう既にモデルニズムの雰囲気がプンプンと漂っています。



この中にどんな空間が展開されているのか?と思いつつ、エントランスを潜った空間がコレ:



白いレンガを基調としながらも、右手側に見える重厚な木で創られた仕切り壁や調度品がこの空間をものすごく格調高いものに仕上げています。そうこうしている内に僕らの席が予約してあるメイン空間へと案内されました:




前方正面に大きなステンドグラスを備え、全体的に暗く落ち着いた雰囲気の大変ロマンチックな空間です。



天井は勿論カタランボールト。一つ一つの席の間がゆったりと取ってあるので、非常にリラックスして食事をする事が出来ます。それはそうと、僕が行った時は5組くらいのカップルや家族連れが食事をしてたんだけど、その全ての人が英語をしゃべってた。つまり観光客だと思われたんですね。まあ、カタラン人は普通、こんな所には来ないか・・・。

さて、今日オーダーしたワインがコチラ:



アラゴン産の赤ワイン、ENATEです。初めて飲んだんだけど、味わい深くてナカナカ美味しかった。



パンは幾つかある中から自由に選ぶ事が出来ます。そしてこのお皿:



ナカナカお洒落です。こういう細かい所の気配りが嬉しいですね。そうこうしている内に前菜が運ばれてきました:



豆と鶏肉のカレー風味のスープ(Crema de lentejas con curry y pollo de corral

なんか不思議な取り合わせだと思ったけど、やっぱり味の方も不思議だった(苦笑)。で、今日の一皿目がコチラ:



ロブスターとバニラオイルをまぶしたマンゴのサラダ(Ensalada tibia de bogavante y mango con aceite de vanilla
取り合えず盛り付けが綺麗ですね。食べるのが惜しいくらい。味の方は、マンゴの甘みが利いていて、ナカナカ美味しかったです。そして今日のメインがコチラ:



鴨と梨のオーブン焼き、オレンジの木の蜜ソース(Pato caneton al horno con miel de naranjo tatin de peras
鴨の肉がすごく柔らかく、蜜の甘さが程よく合って美味しかった。そして今日のデザートがコチラ:



香辛料のケーキとアイスクリーム&クレーマ・カタラーナPastel especiado, su helado y crema catalana
コレは・・・ちょっと僕には合わなかったかな。ケーキがパサパサで、はっきりとした味が無くイマイチ。このケーキの真ん中にCrema Catalanaが入ってるんだけど、それは普通に美味しかった。これなら普通のCrema Catalanaで十分だと思うんだけど・・・。



そして最後にクッキーとホワイトチョコレートが出てきて終わり。

今日の料理は、しめて100ユーロ(2人)。正直言ってこのレベルの料理で100ユーロは高い!ただ、冒頭にも書いたように、「食事とは雰囲気を味わうもの」でもあると思うので、その点を考慮したら、「まあ、これくらいかな」という所でしょうか。例えばこれとか:



ガウディがこの建築の為にデザインした家具などがさりげなく備え付けられています。これがオリジナルかどうか?なんて、そんな藪から棒な質問はしませんでしたが、この雰囲気の中でこんな椅子に座れる喜びは何物にも変えがたい。







他にもガウディの顔写真や彼が生きた時代のバルセロナの風景写真、レトロな電話など、当時を偲ばせる小物達によって大変魅力的な雰囲気で溢れています。値段はちょっと高めですが、話のネタに一度行ってみるのも悪くは無いと思います。
| レストラン:バルセロナ | 13:33 | comments(2) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
カサ・カルベットのレストランでカタラン?のディナーとは、なんと贅沢なんでしょうか♪
モデルニスモの空間で味わう料理は、きっと別次元なんでしょうね。

私も、どこか忘れましたが、ドメネク・イ・ムンタネールが内装設計したレストランで食べたランチは、なにか違う味がしたような・・
| Aki(ジョイ設計) | 2010/03/29 12:35 AM |
Akiさん、こんにちは。
確かにある意味とっても贅沢な時間を過ごしてきました。そうそうできるものでもありませんが、たまにはいいかなとか思います。特に建築好きにはたまりませんね。
| cruasan | 2010/03/31 6:58 AM |
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