地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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マドリッド出張:スペイン高速鉄道(AVE)、ファーストクラス初体験
今日は朝からマドリッドに出張でした。何時ものようにバルセロナ−サンツ駅からスペインの高速鉄道(AVE)に乗って行って来たのですが、今回の旅はいつもとはちょっと様子が違いました。何とファーストクラスに乗っちゃったんですね!人生初のファーストクラスです。

まあ、僕みたいな青二才がファーストクラスに乗れる理由なんて、重要人物のお供と相場が決まっているのですが、今回は交通計画の世界的権威Jさんのお供でした。何てったってJさんは3年前に日本に出張した際、JALのファーストクラスに座ったというツワモノ。そりゃAVEだってファーストだわな。そしてよく僕の分までチケットを取ってくれました、秘書のEちゃん。冬休みがあまりに楽しくて、仕事始めの日にパソコンのパスワード忘れて半日大騒動した事はチャラにしてあげます(笑)。

さて、スペインの高速鉄道(AVE)には3つの座席クラスがあります。普通席(Turista)、ビジネス(Preferencia)そしてクラブ(Club)と呼ばれるファーストクラスです。そしてこれが本邦初公開、スペイン高速鉄道のファーストクラスの激写映像です:



先ずビジネスと比べても席が非常にゆったりと造られていますね。元々AVEは普通席であっても座席に余裕を持たせて造られているのですが、ファーストクラスはかなりくつろぐ事が出来ます。



ビジネス以上になると電源供給が各座席に付いているので、座席でパソコンを広げて作業している人が多いのですが、ファーストクラスの場合はビジネスに比べて更に机が広いのでマウスを使ってもなお余裕があるゆったりさ。コレは快適だー!
サービスとしては、新聞や雑誌、お手拭、ジュース/アルコール類の飲み放題と結構豪華な朝食(昼食)などなど。ちなみにコチラが朝食:




前菜の100%オレンジジュース



スクランブルエッグとクロワッサン、ヨーグルトなど。



そして食後のカフェ。



お土産にRENFEのロゴが入ったバックまでくれちゃうサービス振り。更に6座席に一人くらいの割合で添乗員さんが付いてて、何から何まで希望通りの事をしてくれちゃうという、王様気分を味わう事が出来ます。

行き帰りと、そんな王様気分を味わったのですが、今日一番の収穫は、Jさんと普段は絶対しない様な話が出来た事ですね。こんなに優秀で偉い人でも、いや、こんなに偉い人だからこそ、こんなに人間的なんだなー、と思っちゃいました。彼から学ぶべき事はまだまだ山程ある事を再確認した一日でした。
| 仕事 | 22:31 | comments(4) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
cruasan様、
ご無沙汰です。
年末、年始私事で移転やら、準備で
森の10居をリモデルしました。一度
お立ち寄りの程。
高速鉄道のあり方は日本と諸外国では
大分、違いますね〜。
人の移動手段なのですが、100近い空港が
この狭い日本にあり、文化的に大きな
違いを感じます。
| mory's | 2010/01/23 12:56 PM |
UAB留学中AVEに一度も乗ったことないです。というかマドリードに行ってない。。。
かっこいいですねー。僕もファーストクラスに乗れる男になりたいです^^
| こうじ | 2010/01/25 1:13 AM |
Morysさん、お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。
改築の件、おめでとうございます。
おっしゃるとおり、日本は空港が多いですね。
高速鉄道に関しては、実はスペインは非常に日本を参考にしています。なんて言ったって、新幹線の性能といったら、世界最高水準ですから。日本が世界に誇る技術だと思います。
| cruasan | 2010/01/25 5:57 AM |
こうじさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
マドリッド、バルセロナとは又違ったよさがある都市です。
AVEは非常に快適です。とてもスペインの鉄道だとは信じられないくらい。
今回はラッキーでした。でも、ファーストクラスって言っても、実は値段的にはビジネスとそう変わらないんですけどね。政治家の人とかは、やっぱりセキュリティの問題があるので、ファーストを選ぶようですね。
| cruasan | 2010/01/25 6:09 AM |
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