地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
<< 世界遺産 キンデルダイクその2:世界にも未だ、こんな風景が残されてたんだ!と思わせてくれた古き良きヨーロッパの典型的なイメージ | TOP | アルド・ファン・アイク(Aldo Van Eyck)の建築その1:母の家:サヴォア邸に勝るとも劣らない螺旋運動の空間が展開する建築 >>
EUプロジェクト会議 in ブリュッセル(Brussels)
昨日からEUプロジェクト関連の会議の為にブリュッセルに来ています。2日間に渡って行われるこの会議には、交通関係の各国官庁、大中小企業、研究所や大学機関などの代表者がヨーロッパ中から集まり、2010年1月中旬に締め切られる、総額約1兆円規模の各EUプロジェクトの概要について、EU委員会の人達から直接説明を受けます。その数ざっと500人!まあ、ヨーロッパ中から来てるんだから、当たり前と言えば当たり前か。

そんな中、受付で渡された、国や所属機関が書かれた分厚い参加者リストを見てビックリしたのがスペインからの参加者の多さでした。会議中、コーヒーブレイクの最中、トイレなど、何処に居ても聞こえてくるのがスペイン語。こんな状況に接していると、ヨーロッパの中でも最も厳しい経済危機状況に瀕している「スペインの焦り」みたいなのをヒシヒシと感じますね。つまり雇用創出などにほとんどの予算が回され、R&Dにまでナカナカ予算が回ってこない、スペイン国内の補助金よりも、潤沢な資金を割り当てているヨーロッパの補助金に期待している所が大という事です。



いつ来ても驚くのが、この広く、設備が整った会議場です。



そしてココがかの有名なEUの翻訳ブース(EUのオフィシャル言語の数だけのブースが用意されています)。



全ての席には発言用のマイクが備え付けられ、誰がしゃべっているのかが良く分かるように、あらゆる角度から撮影できるカメラが至る所に備え付けられています。

この広い会議場の中、僕達はスペイン中央政府やバレンシア州政府の人達と身を寄せ合うようにして、スペインの牙城を築いていました。そしてEU委員会の方向性がプレゼンテーションで示される毎に、スペインとしてどのような戦略を練っていくのか?を結構真剣に話しながら会議に出席していました。ブルッセルでのこの種の会議には今まで結構参加してきたけど、これ程真剣な態度で臨むのは初めてですね。ここら辺にもスペインの置かれた危機状況が見て取れるというものです。



もう一つ今回の会議で気になった事が、やはり近年のインフルエンザ問題に対する対応ですね。机の上には指先を拭く為の消毒液が置かれていました。更に、コーヒーブレイク中に知り合った人に、「初めまして」の握手をしようとしたら、手からの感染を防ぐ為に今は握手を避けているとの事。そう言えば握手をしている風景を見かけないなー、とか思っていたらそう言う事だったんですね。へぇー。ちょっと勉強になりました。
| 仕事 | 22:33 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント
コメントする