地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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バレンシア・バルセロナ・サラゴサ計画とカンプス(Francisco Camps)氏の汚職疑惑騒動
「何だか昨日は色んな偶然が重なっていたんだなー」とか、今日の新聞(La Vanguardia 16 de Julio 2009)を読みながら思ったりしました。

先ず第一に、昨日は朝から某プロジェクト(交通計画系)の為にバレンシアに行っていました。以前にも書いたのですが、バルセロナ―バレンシア間は高速鉄道が通っておらず、Euromedという「AVE(スペイン高速鉄道)よりは劣るけど、Cercania(地域鉄道)よりはマシ」みたいな鉄道を使う事になるのですが、その電車の遅い事!所要時間何と3時間!!!3時間電車の中というのは、ちょっとキツイ!居心地もあんまり良くないし・・・。

そんな事をブツブツ言いながらも3時間+タクシーで20分かけて着いたのが、バレンシア某所にある某公共機関。



ナカナカ立派なエントランスホールで待つように言われて、ジロジロとインテリアを見回しているとこんなプレートが:



今をときめくフランシスコ・カンポス(Francisco Camps)現バレンシア州政府大統領の名前入りプレート。あー、なるほどね、カンポス氏のお墨付きの機関という事ね。

ココ数日間、フランシスコ・カンプス氏をメディアで見ない日は無かったのですが、何故かと言うと、現在スペインではカンプス氏に汚職疑惑がかけられて裁判沙汰にまでなっているからなんですね。更に一昨日はカンプス氏が所属する民衆党のトップ、ラホイ(Mariano Rajoy)氏が今までの沈黙を破って始めてこの件について発言をしたのですが、それが又、笑っちゃうくらいアホらしいコメントだったので、その事でも新聞は賑わっていたりしました。

皮肉な事に昨日はカンプス氏と中央政府のナンバー2であるホセ・ブランコ(Jose Blanco)氏が「地中海の弧(El corredor del Mediterraneo de alta velocidad entre Andalucia y la frontera francesa)」の計画を進める為にマドリッドで会合を持ったそうなのですが、そのプレス発表の席に16台ものカメラが来たそうです(La Vanguardia, 15 de Julio, 2009)。地中海の弧計画は欧州全体で見た時の重要性で言えばもっと注目されても良い計画だと思うのですが、カンプス氏の汚職疑惑に乗っからないと注目されないというのは、何とも悲しい所ですね。

と言う訳で、バレンシアに行った事、行く過程で両地域間のアクセッシビリティの悪さに不満を抱いた事、某ミーティングが開かれる某機関でカンプス大統領の名前を見た事、その彼がマドリッドで地中海の弧の会合を持っていた事。

こういう事もたまにはあるか。
| 仕事 | 20:31 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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