2009.07.12 Sunday
隠れた名作、キャプテン翼の第一話:スペイン版の翼君の名前はホリベ
今朝いつもの様に新聞を買いに行ったら店頭に見慣れないDVDが置いてあるじゃないですか!

キャプテン翼!!!しかも第一話!!!お宝だー!!!!
スペインでも大人気の翼君。世界最強チームの称号に輝いたバルサ(Barca)で活躍しているサッカー選手の中にも、「小さい頃に翼君を見てサッカー選手を目指した」という選手が沢山いると言うのは有名な話。そんな世界中の子供達に夢と希望を与え続けている翼君なのですが、実はスペイン人の間では翼君は別の名で親しまれています。その名もずばり「ホリベ」(笑)。ホリベって、あんた、とっても微妙!!!
「大空」に「羽ばたく」という意味で「翼」という大変夢のある名前から、突然かなり庶民的なホリベに大変身。ちなみに若林君はベンジという名前に変わっています。そして驚くべき事に、度々みんなに聞かれるのが実は日向君のお家事情。「日向って貧乏なんだろ。小学生なのに働いてたしな」。どうやら彼らの頭の中には日本人=お金持ち、みたいな等式がインプットされていて、そんな黄金の国、ジパングには貧乏なんて存在するはずも無く、日向君がバイトをしながら小学校に通っているという設定が余りにもショッキングだったらしい。

ちなみに上の写真は友達が着てたTシャツ。こんなの売ってるんだー、ヘェーヘェーヘェー(驚)。
まあそれはどうでも良いんだけど、早速購入して久しぶり(多分20年ぶりくらい)に第一話を見たら、コレが結構良く出来てる。っていうか、この回(キャプテン翼の第一話)は歴史に残る名作って言うくらいの質を持っていると言っても過言では無いと思います。
僕が最も感動したのがココ:
若林君と翼君が出会う場面です(上の動画で8分から10:07分くらいまで)。サッカーボールに書かれた挑戦状を受け取った若林君が、翼君の力量を確かめる為に近距離から強烈なシュートを放ちます。それを軽くトラップして逆に蹴り返す翼君なのですが、向こうの方からやって来たトラックの車両の下を巧く通してあちら側にボールを蹴り渡すという芸当を見せる場面です。
ほんの数秒の場面なのですが、トラックが近付いて来る時間描写、トラック―翼―ボール―若林という早い場面切り替えによるダイナミックな演出やボールにカメラを合わせる事によるスピード感の演出、何より、走っているトラックの下を通す事による翼君の力量の描写というアイデアが傑出している。
今程利用可能な技術が進んでおらず3Dも当然無く、作画もそれ程綺麗では無い当時には、それ相応のクオリティを出す為に相当の知恵を絞ったものだと思われます。つまり如何にリアリティを出すかにおいて、人間の「知恵」と「創造力」が試された時代だったんですね。そしてこれこそが機械には決して真似の出来ない、人間が人間である所以であり最大の強みなんだと思います。
その事がよーく分かるのが最近作られたリメイク版(2002年)と初代版を見比べて見た時です。
確かに2002年版では細部が細かく描かれ、色使いも綺麗になり3Dなども要所要所で駆使しながら動画の質を上げているのが見て取れます。しかし、ココには1980年代に見られたような知恵=創造力がまるで見られません。技術に頼る余り、構図や作画、演出に以前程の切れ(デザイン)が見られないんですね。まるで技術の進歩と反比例するかのように、人間の能力が低下しているかの様です。
この辺は是非、建築を学んでいる学生さんや建築に現在携わっている人達に考えてみて欲しい所です。果たして3Dや最新技術を使えばリアリティは増すのか?我々は一体過去から何を学ぶべきなのか?デザインとは一体何なのか?と。
追記:
コメント欄で指摘されたのでちょっと説明しておきます。
スペイン版の翼君の正式な名前はOliverで、訳すと「オリベ」となります。しかし、テレビを見ていて聞こえてくるのは「ホリベ」という発音です。多分、オリベって言ってるんだけど、なじみの無い日本人の耳には「ホリベ」って聞こえるのでは?どちらに聞こえるか試してみてください。

キャプテン翼!!!しかも第一話!!!お宝だー!!!!
スペインでも大人気の翼君。世界最強チームの称号に輝いたバルサ(Barca)で活躍しているサッカー選手の中にも、「小さい頃に翼君を見てサッカー選手を目指した」という選手が沢山いると言うのは有名な話。そんな世界中の子供達に夢と希望を与え続けている翼君なのですが、実はスペイン人の間では翼君は別の名で親しまれています。その名もずばり「ホリベ」(笑)。ホリベって、あんた、とっても微妙!!!
「大空」に「羽ばたく」という意味で「翼」という大変夢のある名前から、突然かなり庶民的なホリベに大変身。ちなみに若林君はベンジという名前に変わっています。そして驚くべき事に、度々みんなに聞かれるのが実は日向君のお家事情。「日向って貧乏なんだろ。小学生なのに働いてたしな」。どうやら彼らの頭の中には日本人=お金持ち、みたいな等式がインプットされていて、そんな黄金の国、ジパングには貧乏なんて存在するはずも無く、日向君がバイトをしながら小学校に通っているという設定が余りにもショッキングだったらしい。

ちなみに上の写真は友達が着てたTシャツ。こんなの売ってるんだー、ヘェーヘェーヘェー(驚)。
まあそれはどうでも良いんだけど、早速購入して久しぶり(多分20年ぶりくらい)に第一話を見たら、コレが結構良く出来てる。っていうか、この回(キャプテン翼の第一話)は歴史に残る名作って言うくらいの質を持っていると言っても過言では無いと思います。
僕が最も感動したのがココ:
若林君と翼君が出会う場面です(上の動画で8分から10:07分くらいまで)。サッカーボールに書かれた挑戦状を受け取った若林君が、翼君の力量を確かめる為に近距離から強烈なシュートを放ちます。それを軽くトラップして逆に蹴り返す翼君なのですが、向こうの方からやって来たトラックの車両の下を巧く通してあちら側にボールを蹴り渡すという芸当を見せる場面です。
ほんの数秒の場面なのですが、トラックが近付いて来る時間描写、トラック―翼―ボール―若林という早い場面切り替えによるダイナミックな演出やボールにカメラを合わせる事によるスピード感の演出、何より、走っているトラックの下を通す事による翼君の力量の描写というアイデアが傑出している。
今程利用可能な技術が進んでおらず3Dも当然無く、作画もそれ程綺麗では無い当時には、それ相応のクオリティを出す為に相当の知恵を絞ったものだと思われます。つまり如何にリアリティを出すかにおいて、人間の「知恵」と「創造力」が試された時代だったんですね。そしてこれこそが機械には決して真似の出来ない、人間が人間である所以であり最大の強みなんだと思います。
その事がよーく分かるのが最近作られたリメイク版(2002年)と初代版を見比べて見た時です。
確かに2002年版では細部が細かく描かれ、色使いも綺麗になり3Dなども要所要所で駆使しながら動画の質を上げているのが見て取れます。しかし、ココには1980年代に見られたような知恵=創造力がまるで見られません。技術に頼る余り、構図や作画、演出に以前程の切れ(デザイン)が見られないんですね。まるで技術の進歩と反比例するかのように、人間の能力が低下しているかの様です。
この辺は是非、建築を学んでいる学生さんや建築に現在携わっている人達に考えてみて欲しい所です。果たして3Dや最新技術を使えばリアリティは増すのか?我々は一体過去から何を学ぶべきなのか?デザインとは一体何なのか?と。
追記:
コメント欄で指摘されたのでちょっと説明しておきます。
スペイン版の翼君の正式な名前はOliverで、訳すと「オリベ」となります。しかし、テレビを見ていて聞こえてくるのは「ホリベ」という発音です。多分、オリベって言ってるんだけど、なじみの無い日本人の耳には「ホリベ」って聞こえるのでは?どちらに聞こえるか試してみてください。