地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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カサ・バトリョ(Casa Batllo)とサン・ジョルディ(Sant Jordi)
4月23日はカタルーニャのバレンタインデーとして知られている、一年で最もロマンチックな日、サン・ジョルディの祭日です。元々、「聖人サン・ジョルディを祝う日」だったのが、様々な偶然が重なって、「スペイン語の本を贈る日」、もしくは「カタラン語の本とバラの花を贈る日」へと変化していき、更にサン・ジョルディの逸話に登場するドラゴンをマドリッド、お姫様をバルセロナに見立て、ドラゴン(中央政府)にイジメられる可哀想なお姫様(バルセロナ)といった、一部では政治的意味合いをも持つようにすらなりました。(サン・ジョルディとカタルーニャの政治的関係についてはコチラ:地中海ブログ:サン・ジョルディ(Sant Jordi)とカタルーニャ(Catalunya)、サン・ジョルディとドラゴンの関係などについてはコチラ:地中海ブログ:サン・ジョルディ(Sant Jordi)とカタルーニャ(Catalunya)その2

この日は街中の至る所を本屋さんとバラの花を売る小売店が埋め尽くします。赤いバラの花で埋め尽くされる街路風景は見ていてナカナカ爽快ですね。そんな国民的祭日である今日の仕事は2時で終わり。例年の事ながら、「え、終わり?」とか思ってしまうのですが、終わりなんです。今現在午後3時なのですが、事務所には誰一人居ません。ちなみに僕らの事務所ではディレクターから所員全員にバルセロナ写真集のプレゼントがありました。女の子にはバラの花も添えられて。



さて、「今日はサン・ジョルディかー」とか思いながら、昨日書いたエントリの事を思い出していたのですが、もしかしたらカサ・バトリョの隣に大々的に掲げられた大胆な広告には、その背後に実はかなり深い意味が隠されているのかなー?とか思っちゃったので、ココに書いてみたいと思います。(半分冗談です)

カサ・バトリョを貫いている物語が「ドラゴン」であるという事は、昨日までのエントリで書いた通りです。そう、バルセロナの街にとって、カサ・バトリョとは一匹のドラゴンと見なす事が出来るのです。色も青っぽいし、そう言われれば、「ドラゴンかなー」とか思いませんか?



そしてその横に掲げられた大胆な水着姿の女性は「お姫様」と見なす事が出来ます。つまり、この状況はカサ・バトリョというドラゴンに捕まり、服を食いちぎられた哀れなお姫様と言う様に読む事も出来る訳です。



この広告が現れたのって最近っぽいし・・・しかもその下に付けられているロゴ(服のブランド名)がGUESS(推測する)だし(笑)。もしバルセロナがそんな事を考えているのなら、建築物を用い、街を舞台にしたスケールの大きな「遊び」とみなす事も出来るのですが、それはちょっと考えすぎかな(笑)。
| バルセロナ都市 | 23:27 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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