地中海ブログ

地中海都市バルセロナから日本人というフィルターを通したヨーロッパの社会文化をお送りします。
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海産物の価格にも遂に経済危機の影響が
最近は本当に忙しくて、人生の楽しみが食べる事くらいになっているのですが、そんな、岸朝子もビックリの料理記者歴1年未満の僕にとって、かなり気になる記事が一昨日の新聞(La Vanguardia, 27 de marzo 2009)に載っていました。それもずばり、経済危機による海産物の価格下落情報です。

海老やハマグリといった、今まで決して価格が落ちる事の無かった商品にまで遂に影響が出始めたという事です。何故かっていうのは、まあ簡単な事で、市民の財布の紐が固くなっていて、レストランの収入も落ちているので、そんな状況下に値の張る海産物を高値で仕入れる所が少なくなったという事ですね。

1年前ならバルセロナで週末のディナーを楽しむ為には前日もしくは前々日までに予約が絶対に必要でした。土曜の夜に飛び込みでディナーを取ろうなんて、何処にも入れずに黄色のマークの超有名レストラン、マクドナルドに行くのがオチくらいの勢いだったんですね。(ちなみに僕はバルセロナに来た最初の年のクリスマスイブ、レストランが何処も開いてなくて、泣く泣くフィッシュバーガーを食べたのを覚えています(苦笑))

ところが今の状況はというと、もう何処もガラガラ。昨日の夜、行き着けのMussolというレストラン(カタラン料理を比較的低価格で出すカタラン人に人気のレストラン)に行ったのですが、22時30を過ぎても半分も席が埋まっていませんでした。こんな事1年前なら想像も出来ませんでしたよね。今バルセロナで週末ディナーを楽しもうとする際、多分どんなに人気のレストランでも予約を取る事はそれ程難しくは無いはずです。

さて、そんな状況が生み出したのが今回の海産物価格下落現象です。この価格下落がちょっとすごい!

例えば、先週食べたハマグリ(Almeja)は前年比で42%の下落。ほぼ半値です。魚類ではスズキ(Lubina)が33%の下落、メルルーサ(Merluza タラの一種)が20%、カレイ(Rodaballo)は25%下落しています。そして最も下落が激しいのが海老類。海老(Gamba fresca)全体では46%も価格落ちしています。内訳を詳しく見ると、手長海老(Cigala fresca)は33%、レッドロブスター(Langosta roja)は18%下落で、車海老(Langostino)は22%の下落という事です。

ただこの下落価格はあくまでも「市場」のものであって、レストランがこれらの価格を反映するかどうかは不明。レストランによりけりですね。食べる事を唯一の楽しみとしている、僕のような消費者にとってはそうあって欲しいと願うばかりなのですが。
| バルセロナ都市 | 21:49 | comments(0) | - | このエントリーをはてなブックマークに追加
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