2010.03.09 Tuesday
バルセロナの歴史に残る大雪
Twitterの方でも速報でお伝えしたのですが、昨日(3月8日)はバルセロナ史上に残る大雪の日でした。僕はもうかれこれバルセロナには8年程住んでいるのですが、ここでは雪が降る事自体珍しいというのに、昨日のような大雪なんて一生に一度見られるかどうか?という所だと思います。そんな突然の出来事に遭遇した際の「生の驚き」は昨日の僕のつぶやきに見る事が出来ます:
「なんか、バルセロナ雪降ってる!しかも、見た事無いような大雪!明日の新聞の一面はコレで決まりだな。 http://twitpic.com/17cwo9」
「吹雪になって来た!秘書のEちゃんが「こんなに雪が降ってるのを見たのは25年間で初めて」ってはしゃいでる。多分バルセロナでは今日は歴史に残る大雪。」
「歴史的バルセロナの大雪模様。 http://tweetphoto.com/13699205」
やっぱりお天気や想定外の事故など突然の出来事に関してはブログよりもTwitterの方が圧倒的に伝播力とリアルタイム性が強いですね。ただ記録として残るのはやはりブログだと思うのですが・・・。とか思ってバルセロナ在住の皆さんのブログを覗いてみるとやっぱり大半の人達が大雪の事について触れていました。だってこんなんですよ:

サグラダファミリアもビックリの雪化粧。昨日は降った雪の量もすごかったのですが、それにも増して風が強かった!そんな暴風の中では勿論傘なんて全く役に立たず、壊れた傘が街中のゴミ箱の中に散々していたのも印象的でした。
さて、バルセロナ市内で雪がこんなに降るなんて滅多に無い事なので、カタラン人の皆さんは、もう大はしゃぎ!

ここぞとばかりに雪を触ったり、記念撮影しまくったり、ココは小学校か!!って思う程の「はしゃぎっぷり」でしたね(笑)。勿論こんな日には仕事なんかになるはずも無く、公共交通機関がストップする事も目に見えていたので、ここぞとばかりにみんな、14時には荷物を纏めて帰り仕度。16時にオフィスに残っていたのはホンの数人という信じられない状態でした。
昔、小学校で習った歌で、「南の島のカメハメ大王(?)」っていう歌があったと思うんだけど、あれが冗談に聞こえないのがスペイン人の暮らし振りです。陽気なカメハメ大王は、「風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みでー♪」なんだけど、カタラン人も全く一緒!ちょっと強風が吹いたら遅刻してくるし、雨が降ってちょっと寒くなったりすると、何だかんだと理由を付けて遅刻あるいは欠席するんですね。昨日のように雪なんて降った日には完全に休業ですからね。この民族は本当に僕を楽しませてくれます。
さて、昨日の時点で大雪関連のニュースが今朝の新聞の一面になる事は分り切っていたのですが、昨日の大雪がカタラン社会に与えたインパクトの強さは僕の予想を遥かに上回っていました。

La Vanguardia紙なんて、一面前面に昨日の大雪の写真&12ページに渡る特集を組んでいた程です。何故かと言うと、どうやら昨日の大雪は過去25年間で最も激しいものだったそうです。いやー、納得しますよ、そりゃ。
街の被害状況としては、市内の全てのバス路線と近郊電車(Cercanias)がストップして、路面電車も17時には運行を中止。市内と市外を繋ぐ180の主要幹線に影響が出て、200,000世帯が停電に陥ったそうです。更に学校などは当然休校で160,000人の子供達が早退、郊外に住んでいる人達などは帰る手段が無く、市内のホテルで一夜を過ごした人が多かったのだとか。
バルセロナという街の脆弱性が露になった瞬間なのですが、これは逆に言えば(というか思いっきりプラス思考に考えれば)、普段この都市が恩恵を受けている自然環境(明日は晴れ、明後日も晴れ、その次もずーっと晴れみたいな)が如何に良いかという事の裏返しとも読めますよね。そしてそれこそがこの都市の「生活の質」を担保している決定的な要因でもある訳なのですが・・・。この話をし出すと長くなるので、又今度。
それにしても地中海都市での思わぬ体験でした。



























